ヤマモトはかく語りき

kandagawabbc2008-10-16

交換手

 先日、仕事中にヤマモトの家族から会社に「身内が亡くなった」と連絡がありました。その日にお通夜が行われるので、ヤマモトに早く帰って来てほしいという電話。
 伝言を聞いたヤマモトは、何時までに帰ればいいのか確認するために自宅に電話を。使い方を教えてあげたら、自分でかけてました。で、「もしもし」。
 でも、ヤマモト、耳が遠いんですよね。どうやって生活してるのかって驚くくらい、ほとんど聞こえない状態なんです。電話はそうとう困難なはず。案の定、「もしもし」とか「○○か?」とか「え?」とか苦戦。
 「何も聞こえないから、ちょっと代わってくれ」と頼まれた私は、とりあえず仲介をするつもりで「もしもし」と出てみました。
 ん? 何の返答もなし。電話はちゃんとつながってるみたいなんですが、あっちは何も言わず。


 おかしいぞってことで、ヤマモトにもう一度かけてもらいました。で、今度は最初から私が出てみることに。
 あ、つながった。
ただ今、留守にしております
 留守電!!!
 留守電相手にヤマモトはずっとしゃべってたのか。しかも結構な時間。すごい聴力だ。


 その後、しばらくして娘さんから会社に連絡がありました。
「父から留守電入ってたので…」
 じゃあ、私の「もしもし、もしもし、あれ?」とかいう声も収録されてたわけですね。恥ずかしい。