妄想ポタージュ

グリーンポタージュ

休日出勤

 今日は祝日で会社はお休みですが、仕事が追いつかないので休日出勤。チーフとタケポンとゴマちゃんと私の4人での少数精鋭出勤です。いつも、フレックスの水曜日は休みになっている新人たち。こういった臨時出勤にゴマちゃんが駆り出されるのは今回が初めてとあって、彼もやや興奮気味の様子。
 仕事中、居るのは4人のはずなのに、私がヤマモトやソフィー婦長の声マネでひとり芝居を繰り広げているため、なぜか賑わしい仕事場。ということは、私が3人分の臨時収入をいただかないといけないわけですね(なにが「ということは」だよ)
 昼前に作業は無事に終了し、4人で「あみやき亭」へ焼肉を食べに。昨日の打ち合わせでは、私とゴマちゃんの二人で行く予定だったのですが、チーフもタケポンも来るというので、フルメンバーで強行。
 「あみやき亭だったら、僕もがっつり食べますから、しっかりお金持ってきます!」と昨日言っていたゴマちゃんでしたが、今日「いくら持ってきたの?」と聞くと、「3000円です!」と元気よい返事。あなたのがっつりってその程度なんですか?(笑)


 久々の焼肉でしたが、やっぱり美味しいですね。
 焼肉を食べに行ったら、必ず「冷麺」は頼みます。低カロリーですし、お腹はある程度満たされますし、さっぱりしますしね。あの麺の硬さがなんともいえません。同じ硬いでも、味噌煮込みうどんは遠慮いたしますが
 以前、食事を今よりセーブしていた時期にこういう席に赴いた際には、皆が生ビールを飲む中、緑茶をひたすら飲み続け、のっけから低カロリーの冷麺でお腹を満たし、野菜や鶏などのなるべくヘルシーなものばかり食べておりました。
 今は、もう半ば解禁しておりますので(外食時には特に)、冷麺の後にキムチチャーハンを食べ、牛肉・豚肉・鶏肉とあらゆるジャンルを攻め続け、無料サービスのマヨネーズをいろんなものにつけまくって堪能。それだけじゃ飽き足らず、オリジナルのマヨの調合に取り掛かりました。さすがは神田川さん、料理人の血がうずきます。
 ああいった焼肉屋さんって、テーブルにいろんなものが置かれているじゃないですか。数種類の焼肉のタレ、レモン汁、にんにく、唐辛子、味噌。たくさんあればあるほど、私は血沸き肉躍るわけです。
 今回のミニレシピは「ごまみそにんにくマヨネーズ」。マヨネーズに、おろしにんにく、すりゴマ、辛子味噌、一味唐辛子、黒コショー、レモン汁をブレンド。楽しくて仕方ありません。味見。ほら、神田川さん、天才。やっぱプロだわぁ。すごく美味しい仕上がり。これに、タレで焼いた鶏肉を付けてみたのですが、一味違ったてりやきマヨネーズ感覚でビンゴ。私の言うこと聞いてりゃ間違いないんですよ。みんな、ついてらっしゃい。


 こういう集いの場合、基本的に私以外は酒飲みなので、みんな最初っから最後まで生ビールに明け暮れます。一方で、アルコールに興味がなく、あくまで食べ物目当てに来ている私は、次から次へと食べたいものを注文し続けるというのが恒例のパターン。おかげで、お昼とは思えないほどの食材を消化しなければいけない展開になります。いつもは少食の私ですが、リミッター解除の命を受けた外食時には凄まじい威力を発揮いたします。「よくそんなに食うなぁ」とよく言われます。それでも昔と比べればぜんぜん食べられなくなりましたよ。普段はあまり食べないので、ギャップが凄いんでしょうね。


 さ、お会計。ランチタイムで格安のわりに、4人で1万2千円強。1人3000円程度の割り振りになりますね。あ、ゴマちゃんの持ち金、ちょうどじゃないですか。なかなかやりますね。チーフがほとんどおごってくれました。いやぁ、悪いですね。帰ったら奥さんに叱られるのは目に見えてるのに(笑)。
 ま、ビールを次から次へと飲んでいたチーフたちに比べ、私は無料の緑茶をおかわりしていただけですからねぇ、それくらいしてもらわないと。ご馳走様でした。

会心のスープ

 今日の夕飯は、神田川さん作「きのこの炊き込みピラフ」と「鶏むね肉のゆず七味焼き」。それと、あともう一品、とんでもない料理をつくりあげてしまいました。
 その名も「グリーンポタージュ」。
 今までいろいろなスープを作ってきましたが、これは会心の出来栄えです。秘伝のレシピを公開(別に秘伝じゃないですが)


(1)まず、ブロッコリー1株、ほうれん草1パック分、パセリ数本、たまねぎ(小)1個、にんにく1片を、圧力鍋で短時間に一気に蒸しあげます。普通の蒸し器でも問題ないですが、圧力鍋で蒸した方が、短時間で加熱できるため栄養分が破壊されにくいです。蒸し器も面倒なら、電子レンジでもいいような気はします。ビタミンの流出を防ぐため、茹でるのではなく、なるべく蒸してください。


(2)蒸しあがったら、全部をフードプロッセッサーでペースト状にします。ない場合はミキサーやジューサーを代用しても可能です。それもない場合は、この料理に取り掛かる前に断念することをおすすめします(笑)。この時点で、パセリの強い香りが全面に出てきますが、最終的には問題なかったので安心して調理を続けてください。


(3)鍋にバター大さじ2を溶かし、(2)のペーストを入れて焦がさないように加熱します。塩・コショー・顆粒コンソメで軽い調味。


(4)白ワインを1/2カップほど注ぎ、多少アルコールをとばすように加熱。さらに、牛乳をお好みの量加えます。濃厚スープにしたい場合は少なめに、さっぱりスープにしたい場合は多めに(その場合は水も加えてもよいですが)加減しましょう。


(5)仕上げに生クリーム1パックと、バター大さじ1を入れて、味見。塩・コショーで最終的な味つけをしましょう。薄めの味にしたほうが美味しいと思います。


(6)カップに注ぎ、クルトンやパセリを浮かべて「グリーンポタージュ」の完成です。スープの緑が映えるように、なるべく白いカップを使用しましょう。


 飲んでみてください。ものすごく美味しいですから。フレンチのフルコースで出てくるようなスープが出来ますから。まるでじゃがいもが入っているかのような味わいになりますから。
 もともとは、先日作ったクリームシチューが発想のきっかけ。ブロッコリーを入れたら、煮すぎて溶け込んでしまって、全体が淡いグリーンに。それを見て、じゃあいっそのこと、もっと緑のスープが出来ないかと思いついたのが発端でした。
 で、頭の中でシミュレーションを繰り返し、妄想レシピの通りに実行したのがこのスープ。
 しつこいですけど、本当に美味しいんです(はいはい、しつこい)。「早く誰かに味わってもらいたい!」とこんなに強く思ったのは久々です。美味しくて、それでいて体にいいんですから、文句ありません。あれだけ野菜を入れたのに、ぜんぜんそんな感じはなくて、まろやかなポタージュといった感じ。
 ぜひお試しを。

麻痺の危機

 夕方、姉が「風邪を引いた」と帰ってきました。とりあえず、しっかり栄養を補給して、ぐっすりと寝ることですね。
 会心のグリーンポタージュを飲ませたら、「これは美味しい!」と絶賛。やっぱり。私の感性と舌は間違ってなかったんですね。「高級レストランで出てくるスープみたい」と賞賛の嵐。さすが、神田川さん。
 スープを飲み、風邪薬を飲み、ビタミン剤を飲んだようなので、おとなしく寝れば姉の風邪も早く治るでしょう。
姉「神田川さんが5錠飲んだビタミン剤を、8錠飲んだ
 私が5錠飲んだ、って、あなたが飲めって言ったんでしょう(笑)。(→親指姫の災難 - ザ★神田川風呂
 でも、かわいそうに。8錠も飲んだら、確実に手がしびれますよ(笑)。5錠飲んだだけで、親指が2、3日しびれて恐怖を覚えたんですからね。8錠だったら、親指だけで済むはずがありません。明日、ちゃんと目が覚めるでしょうか(笑)。