車庫に群がるナスモドキ

天ぷら

コンビニにて

 ふらふらと買い物をしていると、おつむの弱そうな男女3人組の若者と遭遇。
女「あ、ゼンメマイだって」
 何でしょう。全目眩? すごく激しい目眩のことですか? でも、何か商品を読み上げたように聞こえましたよ。おや、居るのはおにぎりのコーナーですね。
 あ、違う違う、それは「金芽米」ね。キンメマイ。よーく漢字を勉強しましょうね。
 さて、そのゼンメマイ発言を受けて、隣の男がコメント。
男「あ、アレじゃねぇ?
女「ああ、麦!
 違ぇよ(笑)。

寿司談義

 今日、マッサージにて回転寿司の話になりました。
 生魚は受け付けない私なので、当然、回転寿司屋に通うということはありません。でも、寿司自体は別に嫌いではないので、「行こう」と誘われれば付いて行かなくもないです。
 食べられるネタといえば、エビ・玉子・穴子くらいがメジャーどころでしょうか。こんなトリオじゃ全然楽しくないですよね(笑)。エビとか玉子って、食べれますけど、食べたいわけじゃないじゃないですか。「旨い、旨い」と食うものでもない。焼き穴子は凄く好きなのですが、やっぱりそればかり食べてたら飽きちゃいます。
 その点、ファミリー向けの回転寿司は、寿司以外のネタも回っているので、気楽です。そっちのほうが目当てですから。おかしなものが回ってくると、ワクワクしてすぐに皿を取ってしまいます。楽しくて仕方ありません(お前、歳いくつだよ)


 以前、フレックスの日に、タケポンとウーパーと私の3人で回転寿司屋にお昼を食べに行ったことがあるんですが、その店もいろんなものが回っていました。
 だいたい、私だけじゃなくて、ウーパーも生魚がダメなんです。なのに、どうして寿司を食べに行ったのかが未だによくわかりません(笑)。「回転」ってだけで、多少ウキウキして惹かれる部分はあると思いますが。
 あ、でも、回転飲茶だけはダメですよ。だって、回ってませんもの


 で、その店では、天ぷらが乗った寿司が回ってきたんです。シモちゃんにその話をすると「それはないですよねぇ」と即否定。いやいや、私にとってはぜんぜんアリです。だって、大好きな天ぷらが、憎き刺身の替わりに乗っててくれてるんですから、こんな素晴らしい企画寿司ないじゃないですか。グレート。
 しかも、取ってみたら、ナス天。おぉ、グレート。私の大好物のナスが、天ぷらになって寿司の上に。合格です。
 おや、また別の天ぷら寿司が回ってきましたよ。何でしょう。あ、魚ですね。確かさんまだったか鯵だったかと思います。甘いタレがかかっていました。これも合格。
 おっと、またまた天ぷら寿司。もうこうなったら、何が揚がっていても合格の判を押してしまう勢いです。頭の中で「採用です!」と山南さんが叫んでいます(ここは八木邸か)
 今度のは、見た目はナスっぽいですね。またナス取っちゃったかな? パクリ。
 うわぁ、イモ天(笑)。
 すごくショックです。イモはないでしょう、イモは。あんな水気のないイモ天なんて乗せちゃダメですよ。天ぷらは好きですけど、唯一、イモ天だけは苦手なんですよね。美味しいイモなら美味しいんでしょうが、天ぷらにするイモなんてきっとどうでもいいイモなわけでしょう(決め付け)
 誰ですか、「寿司に、イモ天を乗せようじゃないか!」と画期的な発案をした人は。画期的ではありますけど、成果を伴うはずがないチョイスです。私がおかしいんでしょうか。誰か、イモ天寿司食べたい人、います? 信じられません。


 そのイモ天寿司、案の定人気がないようで、私たちの前を何度も何度も通過いたしました。エンドレスリピート。
 最初のうちはいいんですよ。「あ、まだ回ってるよ」と笑って見てりゃいいんですから。でも、ちょっと時間が経って気を抜いていると、ナスかと思ってまた取りそうになるんです(笑)。
 その度に、「神田川、それイモ」「神田川さん、それダメです」と2人に制御される神田川さんでした。


 寿司といえば、独特な寿司用語ってありますよね。例えば、for example(いちいち英訳をするな)、「お茶」→「アガリ」とか、「醤油」→「むらさき」とか、「きゅうり」→「カッパ」とか。
 じゃあ、「シャコ」って何て言うかご存知ですか?
 あれはね、「ガレージ」って呼ぶらしいです。「シャコ」→「車庫」→「ガレージ」。駄洒落じゃねぇかよ(笑)。お堅い寿司職人の世界も、結構洒落てるんですねぇ。
 でも、シャコは、海にあがった人間の死体に群がるらしいんです。うわぁ、地獄絵図。そのことを知って以来、タケポンはシャコが食べられなくなったと言ってました。ま、シャコが食べられなくても、生活に何ら支障はきたしませんからね。私は特に食べられないわけじゃありませんけど、シャコとの関わりは皆無ですし。
 あ、どうせなら、呼び名もガレージじゃなくて「土左衛門」とかにすればいいのに(笑)。