ケイコちゃんとカズキくんの放電

小堺一機&戸田恵子LIVE2006

本日のイベント

 今日は、品川プリンスホテルにて開催されている→に突撃。芸達者なお二人だけに、とても楽しみです。
 昨年に続いての催しなのですが、昨年はあまりに評判がよかったので、観に行かなかった私はとても悔しい思いをしたんですよね。ですから、再びこのタッグでの公演があるとわかった瞬間、「よし、行く!」と即答。考えてみたら、三谷さんが直接関わっていないイベントで東京まで赴くのは、修学旅行以来だなぁ。私もなんだか止まらなくなってきたなぁ(笑)。

出立

 朝、さあ家を出ようと薄めのコートを羽織ったら、ポケットに何やら違和感。何か入っていますね。手を突っ込んでみると、硬い紙っぽい感触。何でしょう。取り出してみました。
 あ、通帳…。通帳!? あれ?最近このコートを着て銀行なんて行きましたっけ? だって、これを着るの、今年は初めてだと思いますよ。久々に見ましたから、去年も着てなかった気がします。おかしいなぁ。
 でも、確かに私の預金通帳です。開いてみましょう。あれ?おかしい。貯金が今よりちょっと少ない!何で!?
 と思ったら、日付が「16.5.27」ですって。平成16年!?(笑)
 あ、そういえば、以前、通帳を紛失してしまい、いくら捜しても見つからないので作り直したことがあった気がします。ははん、こんなところに隠れていたか。
 それにしても、2年以上も前の通帳なのに、それにしてはそんなに貯金が増えてないなぁ。やっぱ浪費しすぎなのかなぁ(そんなこと、あなたが自覚していないだけで、みんなわかってます)

のぞみに乗って

 張り切って乗車。やっぱりグリーン車はすいてていいですね(ほら、それが浪費)
 さっそくポータブルDVDプレイヤーを広げ、忙しくてまだ観れていなかった今週分のドラマの車内鑑賞会。
 まずは「役者魂!」。松さん、素敵。ちょっとクスっとしそうになる箇所が何度かありましたが、新幹線の車内なんだということを自分に言い聞かせ、我慢我慢。無事に終了です。
 品川に着くまでにまだ多少時間がありますね。途中までしか観れないとは思いますが、次の番組も見ておきますか。次は「たったひとつの恋」ですね。いつも思うんですけど、主人公のモノローグを聞いていると、今後、どんどん不幸な展開になっていくみたいなんですよね。それ、北川さんが書かなくてもいいんじゃない? 野島伸司に任せておけば。とも思ってしまうんですが、最近、野島さんからも毒が抜けてきていますからね。大好きだったのになぁ、あのドロドロ加減が。
 おや、画面に電池のマークがパカパカと点滅しはじめましたよ。これは明らかに「もうすぐ充電が切れますよ」ってお知らせですよね。ええっ!?おかしいですよ。だって、トータルでまだ1時間ちょっとしか経ってないはずですよ。うちではずっと充電器にさして充電してましたから、電池は満タンになっているはず。満タンだと、確か3時間くらいは見れるはずなのに。いつも旅のお供に連れて行くんですが、行き帰りにずっと視聴しててもぜんぜんちゃんと見れてたんですよ。なぜ? まさか、ちょっと使わないうちにバッテリーが弱まってきてたのかも。
 しばらくして、プツっという音とともに電源が落ち、モニターは暗闇に染まってしまいました。電池切れマークが出てから、5分くらいは観れてたんですけどね、さすがに最後までもたなかったか。まだ品川にも着いていないというのに、帰りはどうしましょう。DVDをあてにして、他のものなんて何も持ってきてません。くそぅ。


 でも、実はそれどころではないんです。さっきから気持ちが悪いんです。嘔吐感。原因はわかってるんですよ。
 乗車の冒頭から「ビーフナゲット」というつまみを食べていたんですけどね。角切りにしたビーフジャーキーのようなサラミのような珍しいもの。これは美味しそう!と思って買ったのですが、これは不味い!が真実でした(笑)。ブラックペッパーを効かせているくせに、やたらと甘いんです。「みりん干しかよ!」みたいな(笑)。
 でも、もったいないし、食べていればそのうち慣れるのかなぁとも思って、DVDを観ながら一個一個口に運んでいたんです。でも、終盤になって「やっぱ無理だわ」とあきらめ、廃棄。もっと早く見切りをつけていればよかったのに。徐々に気分が悪くなるのを感じていたはずなのに。ちょっと反省です。
 ああ、本当に気持ち悪い。正直、もうDVDもまともに観ていられないレベルになっていたんです。だから、充電が切れてしまったのは、ある意味正解とも言えます。(あ、今日はレベルの話になったのに、アツシは出てこないんだ)
 品川に着いたらランチを食べる予定だったのに、美味しそうな店を見つけたのに、こんなことで台無しになるなんて。早く治れ、早く治れ。そう心で唱えながら過ごすうち、無常にも到着してしまいました。

ランチ

 新幹線を降りた頃には、ちょっとは回復をした神田川さん。全快とはとても言えませんが、ランチくらい食べられそうです。一時は、ランチをあきらめようかとも思ったほどなので、ここまで気分が戻ってよかったよかった。
 さて、向かうは「つばめグリル」。老舗の洋食屋さんみたいですね。http://www.tsubame-grill.co.jp/
 名古屋に住んでいる私も名前くらい知っています。事前調査により、品川の駅前にちょうど店舗があったのでそこへトライ。開店は11:30。そのあたりもぬかりはないのでちゃんと調査済み。品川駅着が11:22なので、ちょうどいい頃合でしょう。
 横断歩道の向こうに店が見えました。ああ、よかった、すぐにわかって。でも、すごい行列が出来てません? 開店前に結構な列が道にのびています。凄いですね。こりゃ、料理も期待できそうだ。
 私が店の前に着く頃、ちょうど開店時間。公演の時間までそんなにたっぷりと余裕もなかったので、行列を見た瞬間「待たされるかなぁ」と心配だったのですが、私もすんなりと店内へ。


 はい、メニュー拝見。あ、ちゃんと食べられそうなのはハンバーグくらいですね。あとは小難しくて却下。ここでは、ハンバーグのことを“ハンブルグステーキ”と言うそうです。なんだよ、気取りやがって(笑)。とりあえず、よくわからないまま、無難そうな「つばめ風ハンブルグステーキ」を注文。
 それにしても賑わってますね。開店してまだ5分ほどなのに、店内はほぼ満席。凄いなぁ。でも、混んでる分、注文が殺到して調理に手間取るはず。出てくるまでに30分とかかかったらどうしよう。あまりのんびりもしてられないんですよ。
「お待たせいたしました、つばめ風ハンブルグステーキでございます」
 早っ!!(笑) 早すぎる。だって、注文してから1分くらいしか経ってませんよ。カップラーメンより早いなんておかしいでしょう。全然お待たせしていませんよ。むしろお持たせです(こんな時に「お持たせ」なんて使いません)
 きっと、注文の多いメニューは把握出来ているでしょうから、忙しいランチタイムを切り抜けるためにある程度準備してるんだとは思いますが、それにしても早い。早すぎて失格(笑)。


 ま、来たんですから食べましょうか。鉄板の上にアルミホイルの包みとジャガイモが丸ごと一個乗っています。ほう、包み焼きですか。
 でもね、こういった場合、「鉄板が熱くなっているのでお気をつけ下さい」とか、「ナイフでアルミホイルをやぶってお召し上がりください」とか、いろいろと言わなきゃいけない項目があるはず。それなのに、ウェイターは黙って立ち去ってしまいました。そりゃ、鉄板が熱いのはわかってますし、アルミホイルをやぶらなきゃ食べられないことも百も承知ですが、それでもちゃんとそういうことは客に伝えなきゃダメだと思います。これは明らかに職務怠慢
 だって、はじめてこの店に来て、ホイルの包み焼きなんて食べたことがないお年寄りがこの料理と出会う、ってパターンは少なくないと思うんですよ。そんな場合、どうしたらいいか絶対わからないはず。「わからないなら聞けよ」とでも思ってるんでしょうか。ああ、怠慢。


 アルミホイルをやぶってみました。ビーフシチュー風のデミソースがかかっていますね。これは美味しそうだ。一口。
ふーん、そうか」というのが正直な感想。不味くはないですが、とびきり美味しいってこともないですね。だって、私のつくるハンバーグやビーフシチュの方が美味しいですもん
 接客もダメ、味もイマイチ、そして値段は高め。なのにどうしてこんなに繁盛するんでしょうね。ま、私が厳しいってのも大いにあるとは思いますが。
 きっと、「凄い凄い」「美味しい美味しい」と周りが盛り上げるうち、店に変な自信がついてしまい、味にも接客にも影響が出てきちゃってるんでしょうかね。「うちは凄いんだぞ」みたいな。惜しいなぁ。


 さっさと食べ終え、店を出る神田川さん。メニューには写真が載っていなかったため、おもてのショーウインドウのサンプルで他のメニューをチェック。目玉焼きが載ってるのもありました。これにすればよかったなぁ。
 と、そこへ、お腹をすかせたおばさん2人組登場。「私、ハンバーグ好きなのよねぇ」とショーウインドウを眺めるおばさん。そして、突然、目玉焼きハンバーグを指差して「ほーら!!!」と絶叫。何が、ほーら!だよ(笑)。てめえの「ほーら」なんて知らねぇよ。

いよいよ開幕

 なんだかんだで、会場に到着。ステージは円形。それを270度囲むように4人がけの円卓が並んでおり、2階にはバルコニー席もあります。私の席は横側から見る位置だったのですが、一番ステージ寄りのテーブル郡だったため、ステージが近い近い。こんなに近いのははじめてかも。

 13:00。いよいよショータイムのはじまりです。
ごきげんよう」で見るままの小堺さんがすぐ目の前にいます。そして、戸田さんの美しいこと。
 詳しい内容は特にココでは書きませんが(笑)、コントあり、歌あり、踊りあり、替え歌あり、トークあり、宝塚のパロディーあり、洋画の生吹き替えあり、エンタテインメントのオンパレード。久々に抱腹絶倒。それが、15分の休憩を挟んで3時間30分続くわけですから、見てるほうもしんどいです。でも、心地よい疲労感。ただ、中盤から、腰が痛くて腰が痛くて(笑)。座りっぱなしで腰にくるようになるなんて、年はとりたくないですね。
 ラストに「Over the Rainbow」を2人で真面目に歌い上げてくれるのですが、戸田さんがウルウルしていたのを見ちゃったってのもあって、ちょっと泣きそうになってしまいました。戸田さんの歌のお上手さは言うまでもないのですが、小堺さんはああ見えて(どう見えて?)すごく歌うまいんですね。ミュージカルもやってらっしゃいますしね。グッとくる歌声です。そんな戸田さんと小堺さんが、ハモって歌い上げるのを聴いた日にゃ、あなた、泣くしかないでしょう。絶妙。ああ、歌の力ってすごいなぁと改めて実感。
 わざわざ品川まで出向いて観に行ったかいがありました。本当に楽しいひと時でした。グッバイ品川。

のぞみ再び

 即効、新幹線に乗って名古屋へ一目散。かなり余裕を持ってチケットをチョイスしたんですが、意外にちょうどいいくらいの時間でほっとしました。
 さすがにこの時間です。混んでますね。アナウンスによると、一般車もグリーン車も満席で、自由席には客がごった返してるとか。ああ、かわいそうに。私はゆったりとグリーンで帰らせていただきます。普段、働きづめですから、このくらいは当然。
 でも、ちょっと腹が立ちました。隣の席のサラリーマン風の中年おやじ
 私が弁当を食べていると、隣でリクライニングシートを倒して寝始めたんですが、足を組むんですよ。私は普段から足を組む人間じゃないのでちょっと心理が把握できないのですが、普通、隣の席に知らない乗客がいたら、遠慮して足は組まないようにするのが礼儀ってもんじゃないかと思うんですけどねぇ。どうなんでしょう。そんなことないんでしょうか。
 だって、ひざがはみ出るでしょう。しかも、こいつ、途中で足を何度も組みかえるもんだから、私側じゃない足が上の時は、上げた靴が私のひざのすぐ横にあるわけですよ。ちょっとでも私が油断してひざを動かそうものなら、おやじの靴の裏でノックアウト。考えられません。
 大人たちは「近頃の若者はマナーがなってない」とことあるごとに言いますけど、そういう大人たちの中にだって、マナーがなってない人は山ほどいるのになぁとよく思います。声を大にして言いたい。ただ、問題なのは、私が「近頃の若者」の部類に入れるかどうか(笑)。若さよ、戻ってこい!
 というわけで、腹を立てた神田川さん、隣の席でエスニック風やきとり丼」と「きのこのオムライス」を立て続けに食い漁ってやりましたよ。ざまぁみろ。(どんな嫌がらせだよ)

発覚

 無事に帰宅いたしました。10日後には再び上京が待ってます。気合い入れなきゃ。でも、気合の前に、DVDプレイヤーに電力入れなきゃ(笑)。
 さ、充電、充電。でも、おかしいですねぇ、あんなにすぐに電池がなくなるなんて。バッテリーが弱まってるんだったら、買い換えたりしなきゃいけないんでしょうかね。面倒。壊れてないことを祈らなきゃ。
 などと思いながら、充電器に接続。あ、しまった。充電切れちゃった原因わかりました。
 充電器がコンセントにささってないや(笑)。