未来ではじけるダイナマイト

まる子失敗

パン

 昨夜、久々にシュタイナーに寄ってパンを購入。今朝、食べようと思って袋の中を見たら、4つ買ったはずなのに3つしかありません。おかしい。勘違いだっけ? いや、あれとあれとあれとあれを買ったはず。
 母に聞いてみました。
「パンが一個なくなってるんだけど、知らない?」
食べたよ
 おいおい、即答かよ(笑)。犯人、早くも自白です。
 ま、4つも買っても一気に食べられるわけじゃないですから、1個くらいいいんですけどね。でも、こちらとしては、迷って迷って4種類に厳選して買ってきてるわけですから、ちょっとずつでもいいから全種類食べたかったわけですよ、まったく。
「勝手に食べちゃダメでしょう」
美味しかったよ
 いやいや、そんな言葉を求めてるわけじゃないですから(笑)。ま、美味しかったんならそれはそれでいいですが。

似てるよなぁ

 さて、溜まった録画のまとめ消化。昨夜、ちょっとずつ観るつもりが、いつの間にか記憶が飛び、気がついたら丑三つ時。ああ、体に悪い。


 とりあえず「たったひとつの恋」からいきますか。なんだか毎週感想レポみたいになってますが、全然レポになってませんから、それを期待してここに来てくれた方は残念ですがはずれクジです。
 今回は、主人公の昔の悪い友達が、連れ立ってヒロインを襲うというまたまたありがちな展開。こういった場合、通常なら夜道で襲われるパターンが通例なのですが、今回は夕方。なので、すぐに主人公とヒロインの兄によって救出されてしまいました。本気で襲いたいなら、夜道の一人歩きを襲いなさい。


 おや、主人公の友人が、ヒロインのことを好きになってしまってるようです。これは意外な展開。この友人のスウィングボーイ恋愛模様に絡んでくるとは。スウィングガールズに出てた男子だからって、勝手に命名しないように)
 でも、このスウィングボーイもやりにくいだろうなぁ。だって、3人組の友人のくせに、うち2人がKAT-TUNなんですもん(笑)。ちゃんと溶け込めて撮影できているんだろうか。(余計なお世話)


 ああっ、主人公の工場で働く肥満メガネがなにやら怪しい行動(肥満メガネとか言うな。田口さんに失礼でしょう)。金なのか権利書なのかわかりませんが、何かを盗もうとしていた気配。意外なところに悪が潜んでいましたね。
 だいたい、総支配人の範朝さんが借金つくって店の権利書を持ち出そうとした時、あなた、みんなと一緒に猛烈に批判してたじゃないですか。それを今度は自分が窃盗ですか。とんでもないですよ!(ほら、また別のドラマに行っちゃってますから気をつけて。ここはベル・エキップじゃありませんよ)


 そういえば、劇中で流れる歌があるんですけどね、女性が歌ってる外国の曲。意識して聴いていないので何語かまでは覚えてないんですけど、ものすごくあの曲に似てるんです。
 サイモン&ガーファンクルの「Scarborough Fair(スカボロー・フェア)」。
 ♪パ〜セリ〜、セ〜ジ、ロ〜ズマ〜リ〜&タ〜イム、とハーブばかり並べ立てるあの奇妙な歌。※こちらで視聴可→http://www.eigo21.com/03/pops/78.htm
 似てるというか、最初はあの曲だと思ったんですよ。歌ってる人は女性だし、ちょっとメロディーラインが違うところもあるけど、スカボローフェアの新解釈バージョンかと。
 で、エンドロールを気にしてたら、何もクレジットがなくて、翌週の放送でもう一回聴いてみたら、やっぱりスカボローフェアに聴こえるんだけど、どうやら別の曲みたい。そのくらい、雰囲気が似てます。
 次の回から、突然、スカボローフェアにすりかえられてても、歌い手が同じなら違和感ゼロだと思いますよ。反対に、同じ曲でも歌ってるのが橋幸夫に変わったりしたら、とんでもない違和感。(当たり前だろう。だから、別のドラマを無理に織り交ぜるのはよしなさい。ここには伝説のギャルソンはいませんから!)

ハーブ

 ハーブで思い出しましたけど、先日、会社でこんなことがありました。
 ウインナーで、中にハーブ系が入っているものってあるじゃないですか。緑色の粒々が見えるやつ。我が社にもそういうタイプのウインナーがいろいろあるんですけどね、お客さんから「このウインナーは、何のハーブが入っているか知りたい」という要望があったんです。
 パッケージの原材料名の欄を見てみると、ハーブの名前は書かれていません。でも、現に緑の粒々が見られるので、この“香辛料”という記載の中にいろいろ含まれているんでしょう。どうしても知りたいなら探索いたしますよ。仕入れ先メーカーの営業担当に問い合わせてみることに。
 数日後、返答がありました。電話の向こうで「パセリ、ナツメグホワイトペッパー、クミン、セージ、タイム…」などと次々と香辛料が並べられます。ということは、この中で該当するあの粒々は、パセリくらいですね。
「じゃ、あの粒々はパセリってことですね」
 すると、営業担当はこう返事。
「…ですね。あと、コショウ
 ちょっと待った。あなた、さっき“ホワイトペッパー”って言ったじゃないですか。ブラックペッパーの粗挽きでもない限り、そんなもの見えやしませんよ(笑)。そんな細かな粒子は今回はどうでもいいんです。この緑の正体を知りたいんですから。いい加減な営業マンだこと。調理師をなめんじゃねぇ。

昭和を鑑賞

 さて、話がずいぶんと飛んでしまいましたが、次は何を観ましょうかね。そうだ、先月末に放送されたドラマ「ちびまる子ちゃん」の第2弾をまだ観てないままでした。「これは後でもいいか」とどんどん後回しにされているのですが、そろそろ観てあげないと。
 ストーリー的には今回もオリジナルストーリーはほとんどなく、原作のつなぎ合わせ。もっと枠を飛び出して欲しいものですけどね。キャスティングは見事なわけですし。次回の新キャラにも期待。
 でも、知っている話でも、ドラマになって、子役の名演技を見ていると、感動のシーンは泣けてきます。どうしてこんなに涙もろくなってしまったんでしょう(笑)。いわずもがな「○○組!」のせいですね。けして「3年B組!」じゃないですよ(わかってるよ、金八にゃビックリマークなんてつかねぇよ)

まる子の活劇

 そういえば、私が最初に書いた脚本が「ちびまる子ちゃん」でした。といっても、別にテレビアニメ用に書き下ろしたわけじゃないですよ。小学生の時ですから。それに、“最初に書いた脚本”って、いかにも私が脚本家みたいな書き方になっちゃってますね(笑)。滅相もない。


 小学5年の時だったでしょうか。クラスのお楽しみ会で、各班に分かれて出し物をすることに。私がいた班は「ペープサート」をやることに決まりました。ペープサートというのは“ペーパーパペットシアター”を略した造語で、要するに紙に描いた人形を使った人形劇のこと。
 そして、使用するキャラクターが「ちびまる子ちゃん」に決定。みんなが親しんでいるキャラクターの方がストーリーの下敷きも必要ありませんし、余分な説明も省けますしね。人形制作もはかどりそうです。肖像権やら著作権やらがどうなっているのかは知りませんが(笑)、子供のやることですから。
 問題はストーリー。やはり素材を生かしながら、なおかつオリジナルストーリーがいいですよね。話し合いの最中、誰かが「まるちゃんがダイナマイトを発明して、最後は失敗して爆発しちゃうってのはどう?」というアイディアを提案。その設定いただき。小学生的にもわかりやすいオチでいいじゃないですか(お前も小学生だろう)
 さっそく準備に取り掛かりました。製作総指揮はもちろん神田川さん(笑)。だって、仕方ないじゃない。班員6人中、適任なのは私しかいないんですから。こういう時こそ、自分の能力を最大限に利用しなきゃ。
 ストーリーの大筋をとりあえず私が決め、登場キャラクターを厳選。厳選といっても、当時はまるちゃんのクラスメイトも今ほど大所帯じゃなかったですからね、ほぼオールキャストだったと思います。
 それに伴って、当然、10人以上もいる登場キャラクターの人形を全部作らなければいけないわけですが、それを描くのも私(笑)。班員は「うまいねぇ」と感心して見ているだけ(笑)。とりあえず、下描きだけ仕上げて、班員にパス。色くらい手分けして塗ってくださいね。私はあとこんなにも大量の人形を描き上げなければならないのですから。
 さらに、プロットをもとに、決定稿の脚本を書き上げるのも私。おい、活躍しすぎだぞ(笑)。細かなストーリーはもう忘れてしまいましたが、大まかな流れはこう。


 発明家のまる子は日々失敗の繰り返し。いつも爆発を起こして家族を困らせます。で、最終的にも失敗して大爆発が起きるわけですが、それがもとでダイナマイトが発明されたというオチ。
 その流れの中に、丸尾くんが突然「スバリ!○○でしょう」と登場したり、みぎわさんが「花輪くん、どこ〜?」と意味もなく随所に出現したり、爆発が起きたと思ったら実ははまじのオナラだったり、と小ネタを盛り込んで進んで行きます。
 これだけキャラクターが多くて、さらにストーリーのテンポもいいと、演じる側も大変。一人何役も受け持ち、声色を変えて熱演。紙人形の操作も、時には裏を向けて、縦線の入った青白い顔のパターンに切り替える技も駆使しているので、必死。


 さて、お楽しみ会当日。私の多彩な実力と、班員たちの熱演のおかげで、ペープサートは大盛り上がり。他の班の出し物とのレベルの違いを見せつけ、拍手喝采で幕を閉じました。担任の先生もよっぽど気に入ったのか、その後、5年生の学年全体で行うクリスマス会での再演が決定するという快挙まで成し遂げました。
 先生も、きっとこんな高レベルの劇を見せ付けられて驚いたんでしょうね。だって、小学5年ですよ。学芸会はもちろんありますけど、あれは全て用意されているうえで演じるわけでしょう。今回は、素材は拝借したとはいえ、一から手作りですからね。それでいて、皆が笑える面白いストーリーに仕上がってるわけですから、ちょっと恐ろしさを感じるくらいだと思われます(笑)。元凶は製作総指揮のこの私。もし自分が担任だったとしたら、こんな児童がいてはちょっと末恐ろしいですもん(笑)。こういう芽は早いうちに摘まないと


 しかし、この話はここで終わりではありません。劇中では大爆発というオチで終幕したわけですが、真のオチはまだこれからです。
 当時、班員の誰かによる「ダイナマイトはエジソンが発明したんだよ」という情報提供のおかげで、この劇には「まる子のエジソン物語」というタイトルがつけられていました。
 しかし、数年後、ダイナマイトを発明したのはダイナマイト博士だという新たな事実がわかり、赤っ恥タイトルであったことが判明。先生たちも、どうして当時、何も言わなかったんでしょう。訂正くらいしてくれればよかったのに。もしや、当時も「私の作品にケチをつけるな」というオーラが私から発せられていたのでしょうか(笑)。


 でも、本当にダイナマイトを発明したのはダイナマイト博士だったのでしょうか。本当はエジソンで合ってたんじゃないの? だから先生も何も言わなかったんじゃないの?
 そう気になって、先ほど検索して調べてみました。
 あっ、ほらっ、やっぱりダイナマイト博士じゃないですよ! ちゃんと書いてありますよ。


 ノーベルって。


 何年越しのオチだよ(笑)。