麺!麺!麺!

ミートン

エンドレスリピーター

 今夜は仕事が遅くまでかかったので、みなでご飯を食べに行くことに。金山につけ麺を食べに行くと盛り上がっていたので、興味のない私は最初は帰るつもりだったのですが、とりあえず外食では初つけ麺なのでついて行くことにしました。
 さて、感想からいうと、美味しくありませんでした(笑)。まずいわけではないのですが、まあ、私のテリトリー内ではないという感じで。ラーメン好きではない私がついて行ったのがそもそも間違いのような気もしますがね(笑)。ほら、つけ麺は自分で作るものですから(笑)。
 つけ麺のつけダレってのは、全部が全部そうなのかわかりませんが、あんな麺つゆに近いものですか?ラーメンのスープに近いのかと思ってましたが、麺つゆとラーメンスープのあいのこみたいな味でした。評判のいい店らしいので、あんな味で客が集まるんだ、とある意味感心。実際、一緒に行った同僚らは「うまい、うまい」「こりゃ流行るわ」と絶賛し、ウーパーにいたっては「僕、リピーターになるかもしれません」とまで豪語してました(笑)。嘘もいけないと思い、私は「美味しい」の一言は言いませんでしたが。まあ、攻めるジャンルではないですし。とりあえず食べ飽きた私は、大量のコショウと、餃子用の酢とラー油をぶち込んで、オリジナルアレンジしておきました。

内側の審判

 帰りの電車で、若い女性が「最近、オフサイドとかわかってきてさぁ〜」と隣の男性に話していました。サッカー。私は当然興味ありませんので、高校の授業でやっていたにも関わらず「オフサイド」の意味もろくに知りません(笑)。先日も、会社でサッカーの話をしていた際に、間違って平気で「インサイドインサイド」と連呼してました。そりゃ“内側”(笑)。しかも、ラグビーのルールとごちゃまぜになり、“オフサイドとは、自分より後ろにパスしてはいけないというルール”というとんでもない取り決めを創りあげて(笑)。そんなもの、試合になりませんね。


 では、いよいよ第2話ラストです。衝撃の展開が難波を待ち受けます。乞うご期待。
あ〜あ、出し尽くしちゃったなぁ…。続きは書かなきゃいけないもんなぁ…(笑)。そういえば、下線と※のミニ解説ですが、わざわざ文の下まで飛ばなくても、文中の※印のところにカーソルを合わせてじっとしてれば、意味が出てきますから、そっちを活用してくれると便利です。


 あ、今日のイラストに特に意味はありません。おなじみミートンです。

「外科医・難波」 2-⑤

「はははは」
「笑い事じゃないですって、豊田さん」
「だって、おかしいもの、ははは」
 まったく、と難波は思ったが、真由美の笑う姿を見て、自分もつられて笑った。
「で、その高校生の・・・林くんだっけ? 彼が食道ガンだったわけでしょ。若いのに大変ね」
「それが、それも違ったんです*1
「ええ?」
 真由美の目が大きく見開いた。次の笑いを期待しているかのように。
「実は、彼は、ガムを飲み込もうとして*2食道につまらせただけで」
「どういうこと?」
「ですから、その、食道・・・ガム・・・」
「あはははは、ばっかみたい」
「ホント、山岡ナースには呆れましたよ。ははは」


 当直が終わり、着替えようとロッカーに向かっていた難波は、脇谷と出くわした。
「今日はこれでおしまいかね」
「ええ、お先に失礼します」
「おや?」
「何です?」
「その染み・・・・」
 難波は脇谷の視線を辿った。自分の白衣に茶色い染みが付いている。しまった、洗うのを忘れて昨日からそのままだった。
「ああ、ちょっと昨日、コーヒーをこぼしてしまいまして」
「コーヒー・・・。昨日ね。そうか。きちんと洗っておくように。清潔一番だからな」
「はい、部長」
「清潔一番、電話は二番だ」
 難波は脇谷の意味不明な台詞を無視して、足早にロッカーへと向かった。脇谷の頭に、ある思いが巡っているとは知らずに。


 難波が玄関を出ると、もうすっかり暗くなっていた。星明りが美しい夜だ。星を眺めながら歩いていた難波は、目の前にいた人にぶつかってしまった。
「あ、どうもすみません! だいじょう・・・」
 視線を空から戻した難波は驚いた。目の前の人物は、難波に向かって確かにこう言った。
「父さん」
「と、敏文っ。おまえ、どうしてここに」
 難波には何が起こったのかよくわからなかった。
「私もいるんだけど」
 難波が声のした方を振り返ると、そこには五年前にわかれたはずの妻の姿があった。


 〜第二話「それぞれの勇気」 完〜

*1:初稿ではガンの設定だったが、ちょっと気の毒かなと思い、改訂版で方向転換。

*2:本人はやりかねない。ガムどころかゴムまで食べる始末。