ブラスト!〜赤い牛の女〜

レオナルド出陣

ブラジャーとストッキング

 というわけで、本日はblast tourが開催されました。ツアーといっても、神田川さんと鍛冶屋さんとおけらさんの3人ですが。話題の「ブラスト!」をはさみこんだ豪華絢爛ツアーに仕上がりましたので、さっそくレポを。

ブラスト! [DVD]

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魔法の椅子

 終合時間より早く来ているはずの鍛冶屋さんが遅れ、うろうろとあたりをうろつく残りの二人。とりあえず、流れでキクチメガネへ。って、どんな流れなんだか(笑)。おけらさんが簡易視力測定機を試したところ、なんと0.4しかないことが判明。全く見えていません、彼女。ひどい教師です。確か、公務員は2.0以下だと罰せられるという話を聞いたことがありますよ(笑)。気をつけて下さいね。生徒の顔もろくに見えてないってことですからね。そりゃ追突もしますよ(笑)。
 続いて、隣の電気屋にて、マッサージチェアを体感。一度はやってみたくても、ひとりじゃなかなか勇気が出ませんよね。こんなチャンスは滅多にないと、二人して極楽への旅スタート。これがまた、想像以上に気持ちいいんです。あまりの気持ちよさに「あっ、ああっ」と声まで出る始末(笑)。何やってんだか。
 しかも、午前中にもマッサージに行って来た神田川さん(笑)。すさんでますね、どう考えても。このマッサージチェア話には進展があったのですが、明日におあずけ。今日はここがメインじゃないですから(笑)。
 そして、半分意識が遠のいているところへ、鍛冶屋さん登場。

夏の風物詩

 開演前にフルーツかき氷を食べる計画でしたので、狙いの「フルーツブティック・ゴトウ」へ。超人気有名店だけに、この暑い中、行列です。物凄く行列です。でも、仕方ありません。メニューを見ながら、あれやこれやと談笑しているうち、随分経っているのに列がまったく動かないことに気付いた我々。このまま待っていて時間に間に合うだろうか。こんなに並んでまで食べる価値があるのだろうか、と話し合い、最終的には列を抜け、別のフルーツパーラーに。
 やってきたのは、目と鼻の先にある「KOBOYAフルーツパーラー果凛」。ここは特に行列もない穴場。ゴトウよりちょっとだけ値段は高いですが、味は保障付きです。3人で、桃・バナナ・いちごミルクを注文。どれもこれも美味しかったです。とびきりはやっぱり桃ですね。トップですから、私の中でも。今度は巨峰にチャレンジしてみたいです。

ついに全米にて盗用!?

 なんだかんだで時間になり、会場へ。最終日とあって凄い賑わいでした。ブラスト!の感想は、一言で言えば「凄い!」です。ま、曲調や構成によっては、多少ぬるい部分も無きにしも非ずでしたが、トータルでいえば最上級のショーですね。私の好きなフラッグや、マーチングパーカッションなども満載で、血沸き肉踊る120分でした。ずらっとパーカションが並んで、大勢で一斉に叩かれた日にゃあなた、もうどうにでもなれって感じになりますね。素晴らしい。
 ただ、ここだけの話、いろいろパクられてますよ、我々(笑)。あるシーンで闘牛めいたシチュエーションがあったのですが、構図から立ち位置から何から何まで、明らかに私の“牛”のパクリでした(笑)。3人とも同感です。さらに、舞台袖から何本もフラッグが空を舞って投入されるシーンでは、仮フラさんの例の窓事件を彷彿とさせましたし(笑)。
 場面場面を色分けして表現するのも盗られまして。最後の締めは「マラゲーニャ」でした。当然、我々のマラゲーニャとはレベルが違いますがね。なにせ、我々には花形トランペッターがいませんでしたし。
 総括としては、我々の2年時の定演Ⅱ部を、プロ集団が進化させたらこうなったという感じでしょうか。

そりゃ、こんなコンテは無理だろう

 話はとびますが、このマラゲーニャ、私とっても好きな曲のひとつです。「ペピータグレウス」「エスパーニャカーニー」「グラナダ」「カルメン」「チャルダッシュ」と様々なスパニッシュを演奏してきた我々ですが、このマラゲーニャはその中でも一番好きです。マーチング自体にはいい思いではありませんが(笑)。だって、あの強行フォワードマーチがありましたし、足の痛みで気を失いましたしね(笑)。
 そういえば、当時こんなことが。練習後、講師のT氏に呼び出された私。「ちょっとここから歌ってみてくれる?」と言われ、自分のパートを歌うことに。いつも通り歌う私。ある箇所に来て「そこそこ。そこがさぁ、違うんじゃない?」と指摘を受けました。いえ、違いませんよ。譜面通りちゃんと歌ってますし。実は、トランペットのメロディーとリズムがちょっと違う部分があったんですよね。もしかしたら譜面が間違ってるのかもしれませんが、譜面通り歌っていることは確か。きっと、T氏は「あの子、いつもあそこが違うのよねぇ。何やってんのかしら、まったく」と思って鼻高々で注意しようと思ったのでしょうが、そうは問屋が卸しません。私の勝ちです。私が譜面通り歌っていることがわかると、T氏もあきらめて「じゃあ、いいわ」と帰っていきました。ケチつけるなんざ、早い早い。

赤べこ様の舞

 話はブラストに戻りますが、我々の前の席に、とんでもない客がいたんです。通称「赤の女」。ブラスト通なのかやたらと騒ぐんです。拍手は頭上まで手を持っていき、身を乗り出し、笑う時は大声で笑い、ブーイングっぽい展開の時には「え〜!!」と大声でダメを出し、書いてもよくわからないでしょうが、生理的にもう受け付けない女性がいました。真っ赤な服を着て興奮する姿は、まるで闘牛。あ、牛は赤くないか。舞台上ですごい技が繰り広げられると、隣の友人に「どうやってやってるんだろうね〜」と感想。どうやってって、教えてもらえたらお前はできるのか!と言いたい。吹き矢があったら絶対に吹いてます
 休憩時、当然我々はその話題に集中。「きっとみんなも同じこと思ってるだろうな〜」と3人が3人とも思いながら第1部を観賞していたことが発覚。とにかく腹の立つ牛でした。真後ろだったおけらさんは、何度もイスを蹴り上げようとしたそうです。公務員パワーですね。
 さて、第2部に突入し、赤べこのテンションも最高潮にヒートアップ。客席にプレイヤーがおりてきて、演奏しながら握手などしてまわっている際には、限界まで両手を伸ばし、抱きしめてくれといわんばかりに外人さんにアピールしていましたが、嬉しいことに赤べこの隣の人までで握手は終了。ざまあみろ。
 それにしても、第1部であの騒ぎようだったのですから、カーテンコールにはどうなってしまうのか気になってました。立ち上がるのは当然のこととして、きっと飛ぶに違いないと3人で予想。案の定、飛びました(笑)。音に合わせて重い体を引きずって飛び上がる姿は、さながら臼の中の餅のようでした。牛がいなけりゃ、数倍は楽しめたのにと、恨みごと。

ジャンボハンバーグ

 さて、終演後、ハンバーグが美味しいと評判の店「グリル・プランセス」へ。そこには魅惑と幻想があふれていました。洋食屋のはずなのに、壁にかかった絵は日本人形。雰囲気は中華料理屋。そしてマスターらしき店員が、カッターシャツ皮パン(笑)。一人だけライダー仕様。てかってます。
 こちらの店、PSの「すご腕シェフ100人が選んだお店ランキング」ハンバーグ部門のトップに輝いている名店なのですが、しっくりきませんでした。私の舌がおかしいのかなと思って後日おけらさんにも聞いたら、同感とのこと。好みもあるとは思いますが、個人的には格別に美味しいわけでもなく、2回目は必要ないなと思います。ランキング3位のキッチン・ヒロも美味しくありませんでしたし、私が厳しいんでしょうか。肉肉しいものが好きなので、ふらんす亭のハンバーグは好きですが。ちなみに私の中のランキングは、
ハンバーグ部門→ふらんす亭ねぎ塩ハンバーグかピザフォンデュハンバーグ)
カレー部門→サンマルコ
オムライス部門→キッチン千代田(不動)
となっております。まだの方はぜひオススメです。

まとめ

 とまあ、満載のツアーに仕上がったわけですが、収穫は「かき氷」「マッサージ」「ブラスト!」の3点ですね。あまり欲張ってもいけないということです、はい。