こっちゃの鮑はかたいぞ

07.一反もめん

 明里さんがヤマモトの虜だということで、今日は彼のお話を。
 先日の、新入社員歓迎の飲み会での出来事ですが、出てきたサラダの上に、焼いた豚バラが乗っていたんですね。それを見て、ヤマモトは「これ、アワビか?」と言っていました。いやいや、どうみても肉(笑)。おまえ、肉屋だろう(笑)。
 ただ、そう聞かれた私も、いちいち耳の遠い相手に説明するのも面倒だったので、「そうそう」と首を縦に振っておきました。
 しばらくして、「アワビかと思ったら、豚じゃった」と笑っていましたが、それも無視(笑)。


 貴重なヤマモト語も結構出尽くしてしまったので、あまり残ってないんですよね。「こっち」のことを「こっちゃ」と言うくらいで(笑)。これは正式なヤマモト語なのか、方言なのかわかりませんが、奇妙ですよね。同様に、「あっち」は「あっちゃ」、「そっち」は「そっちゃ」、「どっち」は「どっちゃ」です。
 というわけで、幻のヤマモト語をまとめると、↓のような例文が出来ます。
盛りてんこにこくったら、そっちゃのぐろはおかしなかざがする
こんな言葉、普通に聞いたら絶対わかりませんよ(笑)。