苦渋のナマ禁老人

15.あかなめ

妙な朝

 今朝、目覚めた時におかしな雰囲気がしたんですよね。いやな予感。枕元の携帯を見ると、衝撃の事実が。表示されているのは5:10の文字。あ、そう。ああ、そう。ああ、やっぱり。…って、やばいです。5:33の始発に乗らなきゃいけないのに、これはまずい。そりゃ、このまま飛び出せば余裕で間に合いますけど、そういうわけにもいかず。
 昨日、帰りにマッサージに行ったんですよね。で、マッサージの翌日って、熟睡してしまうのか、なかなか起きられないことが多いんです。だから、土曜のスケジュールが空いてる時はできるだけ土曜に行くようにしてるんですよ。でも、昨日は体がもう限界で。あちこちから痛みという悲鳴が沸きあがっていてどうしようもなくて。仕事中は気を張っているのでまだいいのですが、会社を出たとたん、全身が重くなって、ものすごくスローテンポでしか動けなくなってました(笑)。廃人。で、電話したら予約取れたので、直行。
 担当のシモちゃんにも「明日、寝坊しないようにして下さいね」と忠告されたはずなのに(笑)。今朝は、目覚ましが鳴った記憶すらこれっぽっちもないんですもの。
 こういう時はですね、あわてちゃいけないんです。冷静に急がないと。パパッと準備を済ませたら、意外に普通に間に合いました。な〜んだ。タクシーで行くことも考えてたんですがね。

ヤマモト試練の時

 今日はヤマモトがこんなことを言っていました。月イチで通っている内科の定期検査が来週の火曜にあるそうなのですが、薬のせいで、それまでナマモノの摂取が禁止だそうです。刺身はヤマモトにとって大の好物。毎晩、夕食は刺身という贅沢さ。とてもつらいそうです。ただ、刺身が我慢できないっていうのは珍しいですよね。甘いものを我慢とか、炭水化物を我慢とかはつらそうですけど、刺身欲求ってのはさっぱりわかりません。
「火曜までよぉ、ナマモノ食えんの」というので、
あ、そう」と言っておきました。もちろん聞こえてないので、笑顔で(笑)。

遭遇

 そういえば、昨夜、マッサージ帰りに地下鉄でさつまりこさんに遭遇。桜本町で降りたら目の前にいたので、そっと後をつけました。階段をのぼって行ったので、エレベーターで先回り。うつむいているところへ「こんばんは」と声をかけると、「びっくりした…」と驚き、そして「さようなら」と夜の闇に消えていきました(笑)。さようなら。