一休さんが踊る島

一休さん

お仕事

 今日は、連休明けで、日曜の休み前ということで、地下鉄で行ってたら仕事が追いつかないので、強行。朝5時に自転車で新瑞までサイクリングし、そのへんにとめて、タクシーで会社へ向かうことに。早朝だと、新瑞まで行かないとタクシーいないんですよねぇ。しかも、タクシー乗り場に一台もいなくて(どういうこと?)、もう地下鉄に切り替えようかと地下へもぐってみたものの、新瑞の始発までまだ10分くらいあったので、もう一度地上に出てちょっと待ってみるかとあがってきたら、タクシー発見。遅いよ! でも、ホント、私も仕事人間だなぁとつくづく思います。呆れますよね。


 会社に到着して早速お仕事。6時ごろに社長がやってきました。いつも私は6:20くらいに会社に到着しているので、今朝は随分早く来ているのに気がついた様子。
神田川くん、早いね〜。一番電車で来た?」
はい?(笑) 一番電車?あ、始発ね。
言っておきますけど、普段で既に始発に乗って来ているんですからね。今日はそれよりも早いんですからね。そのへんしっかり押さえておいてくれないと。

帰宅

 終業後、マッサージへ行き、帰宅。そういえば新瑞に自転車がとめてあるんだったなぁと思い出し、仕方なく途中下車。夜のサイクリングもなかなかいいものです。鼻歌が自然にあふれ出ます。ま、昼だろうがあふれ出ますが(笑)。
 今夜はなぜか「一休さん」を歌ってしまいました。♪好き好き好き好き好きっ好きっ愛して〜るっ、ってやつですね。なんでこの歌を歌ってしまったんでしょうね。この歌にはつらい思い出しかないんですよね。


 小学校の朝会で、週3回「体をきたえる会」という余計なお世話の会があったんですね。なわとび、体操、時期によってやることは様々なのですが、冬場に突入すると「ラソン」をするんです。で、そのマラソンで使用する曲が「一休さん」。この曲に合わせて、全校生徒がトラックをグルグル走り回るわけです。でも私はどうしても曲のテンポについていけず、どんどん遅れて、クラスからずんずん遠ざかってしまうんですよ。気がつくと「おい、ここ、どこのクラスだよ」みたいな(笑)。なので、いい思い出はありません。
 で、そこは賢い神田川さん、この地獄から脱する裏ワザが“放送委員”であります。放送委員は朝とお昼の放送を担当するので、朝礼も放送室でのんびり聞けます。2人でペアを組んで、全3ペアで各ペア週2回の放送を受け持つのですが、神田川さんはズル賢いので、「体をきたえる回」が行われる曜日をチョイス。これで、週3の嫌な回が、残りの週1に早代わり。よかった、放送委員になって。よかった、朗読が上手だからという理由で選ばれて(笑)。
 でも、この放送委員もなかなか曲者で、いろんなことがありました。

放送委員の思い出

 ある日、放送委員の当番だったにもかかわらず、私はすっかり忘れていたことがありました。朝の放送はしっかり務めたくせに、授業を受けるうちにすっかり忘れ、昼には白い帽子と白いスモッグとマスクを着用して、給食を配っていました(笑)。「あっ、しまった!」と気づいた時にはもう遅い。お昼の放送時間開始を5分過ぎています。でも、まだ放送は始まっていません。これはマズイ!走れ!
 大急ぎで放送室に到着すると、パートナーがおろおろしていました。私が来ないから、放送もまだ始めていないと言います。二人して、これから流す曲のカセットを急いで探します。とりあえず何でもいいんです。本来なら、事前に決めて、中身も確認して、放送に挑むわけですが、そんなことやっている状況じゃありません。もうどんな曲でもかまいやしません。
 すると「ひょっこりひょうたん島」と書かれたカセットテープが目に飛び込んできました。これだ。これでいいや。
 教室のスピーカーからようやくお昼の放送のテーマ曲が流れ始めました。なんとかセーフです、神田川さん。
「ただ今からお昼の放送をはじめます。今日、まずお送りする曲は“ひょっこりひょうたん島”です」
そして、テープをセット。巻き戻っているか確認。よし。再生。
 しかし、流れてきた音楽は非情にも「おどるポンポコリン」でした(笑)。ピーヒャラピーヒャラ…。


 そういえば、「展覧会の絵」を流した時にもおかしな現象が。最初のうちは、あの聞きなれたメインテーマだったのですが、気がつくといつのまにかギターをかき鳴らす曲に変わってました。スパニッシュ。歌もあった気がします。男性のフラメンコのような。
 でも、「展覧会の絵」を全楽章知らない私は、とりあえずそういう曲なのかと思い、そのまま放置。
 数年後、高校の定演で「展覧会の絵」を全楽章演奏することになり、やっぱりあの時のフラメンコギターはてんで別の曲だったんだ、と再認識いたしました(笑)。