神田川大統領の理髪師

フランクフルト

 今日の夕食は、ドイツフェア。ドイツ製のフランクフルトと、ジャーマンポテトです。おかずというより、つまみですよね(笑)。
 このフランクフルト、本場ドイツのものとあって、でかい。その分、味も大味です。やっぱり日本のウインナーが美味しいですね。でも、ワールドカップのおかげでドイツは大盛り上がり。我が社で扱っているこの手のドイツフランクたちは飛ぶように売れ、仕入先も品薄状態のようです。なんでも便乗は必要ですよね。居酒屋さんも大変です。
 さ、今夜は、フランクとジャーマンポテトでドイツ気分に浸り、NIPPONの勝利を祈るとしましょうか。中継を見るかどうかは別として(笑)。
 でも、ドイツって、フランクフルトとジャーマンポテトとビールくらいしか食べ物のイメージがないですよね。何かほかにありますっけ? あ、キャベツの酢漬けみたいなやつがありますね。ザワークラウトでしたっけ。この名前がなかなか思い出せないんですよね。ホバークラフトサワークリームザッハトルテがごっちゃになってしまって、何だかわかりません。英語ならまだ覚えられそうですけどね。

理髪物語

 本日は髪を切りに行って来ました。そこの理容店は夫婦で営んでいるのですが、奥さんがおしゃべり好きで、テンションが上がってくるとトンチンカンな発言を連発し、笑いを誘います。


 随分前の話になりますが、こんなことがありました。
 私は旦那さんに切ってもらっていて、隣で奥さんが別の客と楽しく会話しながらカット中。客は中年男性でした。特にすることもないので、隣で繰り広げられている会話に耳を傾けてみました。なにやら、“”の話をしている模様です。


妻「前にね、あの…あれ、何だった? あれ、誰かにもらったんだけどね」
空を掴みすぎて、さっぱりわかりません(笑)。中年客もお困り。それでも続きます。
妻「あのね、あれ、貝のねぇ、あの…殻がついててねぇ。あれ、何て言ったっけねぇ」
客「…はぁ、貝ですかぁ」
さて、みんなで考えよう(笑)。
妻「あるじゃない、あれ」
何が、あるじゃない、だ(笑)。水不足で悩む村人なみに、ヒントが少なすぎて悩んでしまいます。
妻「生で食べたりするやつ。何だったかな…」
客「生で…」
妻「あ、わかった!サザエよ、サザエ。それをもらったんだけどね…」
あ、サザエね。これで安心して話が進みます。って、ちょっと待った。サザエ、生で食うか?(笑)
“生”で“殻”…。あ、カキじゃないの? ねぇ、カキじゃないの?
 隣ではとんとん拍子でサザエの話が弾んでいます。ねぇ、サザエじゃなくてカキでしょう? カキですよ。そう横目で訴える私。その思いが通じたのか、奥さんの話が立ち止まりました。
妻「あれ?サザエだったっけな。いや、違うわ。えーっとね、カキだ、カキ」
正解。でも、間違いばかり気になってしまって、結局、もらったカキがどうしたのかはさっぱり記憶にありません。


 さて、この二人の会話はまだまだ続きます。どうやら、この中年客、植物をたくさん育てているらしく、花の話題に。菊について話しているようです。
妻「へぇ、菊ねぇ。でもあれでしょ。菊って食べれるんでしょ?
客「それは食用です
キッパリと否定(笑)。もうちょっとあたたかく接してあげて。