這い上がれ!アサリ地獄
なつかしや
高校3年のときのクラス冊子が出てきたので、パラパラっと見物。破産係さんのページを見ていたら、似顔絵がどう見てもおけらさんの絵でした(笑)。すぐにわかります。どれも同じ顔です(笑)。こんなところで暗躍していたのですね。驚きました。
おにぎり
先日、コンビニで「あさりの浅炊き」というおにぎりを発見。浅く炊いたあさりが具になっているわけですね。浅く炊こうが、深く炊こうが、私は大のあさり嫌い。貝は全般に苦手です。その中でもあさりはトップクラス。手に入りやすいので出会う確立も高いことも要因のひとつですよね。体にいいことはわかってるんですが、味と食感がどうも…。
専門学校時代、あさりに苦しめられた時期がありました。
実習で「深川飯」を作らなくちゃいけなかったんですね。あさりの炊き込みご飯。ご飯にあさりを炊き込むなんてとんでもございません。でも、作らなくてはいけません。意外にも、あちこちから「あさりキライ」コールが沸き起こっており、私の同士がたくさんいることが判明。出来上がったので食べてみました。まずい。ほとんど廃棄です。もったいないおばけなんて怖がっていては前には進めませんよ。
その数日後、今度は「あさりの潮汁(うしおじる)」の実習が。“牛汚汁”じゃないですからね。(わかってるよ) これまた美味しくありません。あさりは殻に付いたまま、消え行く運命のようです。
さらに数日後。次の対戦相手は「クラムチャウダー」です。クラムチャウダーは本来“はまぐり”を使うものなんですが、「今日はあさりで作ります」だそうです。ねぇ、そんなにあさり好き?(笑)
そしてそして、そのまた数日後、実習室に入った私はあまりの驚愕に腰を抜かしました。ホワイトボードには「あさりご飯」の文字が。え!?作ったじゃん。つい先日ですよ。深川飯。どうして同じ料理をまた作らにゃならんの。どうして大切なご飯にあさりを炊き込まにゃならんの。さすがにクラス中がどよめきを隠せません。
結局、前回と講師の先生が違ったので、献立がダブったようです。ちゃんと打ち合わせしてくれないと。たった一ヶ月ですよ。こんなにあさりばかりふんだんに取り入れられても困るんですよ。飯だろうが汁だろうが、あさりはもうたくさんですから。
さて、「さすがにもうないよね」と友人と安心していたわけですが、翌日に「あさりのみそ汁」と戦うはめになるとは、この時は知るよしもなく。