白髪混じりの秘め事

睡魔

　最近、ホント眠いです。特に移動時間。仕事をし始めてから、どこでも寝られるようになったのはいいけれど、どこででも寝られるってのもちょっと困ったものだな、と思います（どっちだよ）。
　“どこでも寝れる”ってのはちょっと違うんですかね。「あ、ここで寝よう」と思って寝るわけじゃないですから。“睡魔に襲われればどこででも寝れる”ってのが正確。
　朝も、地下鉄の待ち時間、地下鉄の中、また乗り換えの待ち時間…と数分でも眠りに落ちてしまうわけですが、昨夕、エスカレーターで爆酔してしまったのには自分でも驚きました。しかも、数メートルしかない短めのエスカレーターで。完全に熟睡していたようで、昇りきって、つっかかって起きました(笑)。「うわっ！」って。とりあえず、後ろの人には、寝てたことがバレないようにカモフラージュしておきました。まさか寝てるなんて思わないでしょうが(笑)。

　今朝は、地下鉄に乗っていて、「あっ、そろそろ金山かな。やばい！起きなきゃ！」とあわてて目を覚ましたら、すでに金山のホームのベンチで次の電車を待っていました。実際はベンチで寝ていたのに、感覚だけはさかのぼってまだ一個前の電車に乗ってました(笑)。そういえば、さっきちゃんと電車を降りてここまで歩いてきたんだった、そうだそうだ。
　さ、皆さんも、まずは立って寝る練習からしましょうか。吊革につかまって寝られればとりあえず合格です。

孫

　明日、スーさんが会社を休むそうです。孫のお宮参りに東京まで行かなくてはならないそうで。先日、生まれたばかりの孫ですね。でも、孫はこれで二人目なんですけど、いつも孫が生まれるたびに、
「孫が生まれるから、昼で帰らせてほしい」
「孫と娘が今日で退院だから、昼で帰らせてほしい」
と、仕事放棄。一人の孫にたいして、そう3度も4度も仕事を放棄されては、商売あがったりです。だいたい、あなた、祖父でしょ？ 母でもなけりゃ、祖母でもない。祖父がそんなイベントどもにいちいち付き合わなくていいと思うんですけどねぇ。まさか、祖父じゃなくて、あなたが父親！？(笑)

　そういえば、コロッケさんにも聞いてみました。
「コロッケさんのところは、孫はまだでしたっけ？」
すると、しどろもどろになるコロッケさん。いつもしどろもどろですが、今日は並じゃありません。
「…実は、生まれるんだ」
おや！息子の嫁ですね。2月に出産予定だそうです。まだまだ先ですね。
「落ち着くまでは、まだ言うなって言われてるんだけど」
あなた、じゃあ言っちゃだめじゃないですか(笑)。安定期に入るまで黙っているように、息子に言われたそうです。いやいや、うちの会社でそんなこと言ったところで、遠く離れたあなたの息子の嫁に我々の騒がしいリアクションが届いて、嫁が不安定になってしまう、なんてことは絶対にありませんから。というか、あなたの孫の話はホントはどうでもいいですから(笑)。

会話

　帰りの地下鉄にて。向かいに座っている50代くらいの白髪のおじさん二人組。なにやら「GyaO」の話をしています。ギャオ。インターネットで見る動画サイトのことですね。そんな洒落たハイテクな話を、この白髪のおじさんたちが？ 聞き間違い？ いや、合っているようです。
「テレビ、映画、スポーツ、なんでもありますよ」
「へぇ、そうですかぁ」
「ドラマなんて、30話くらいありますしねぇ。楽しんでます」
「そうなんですかぁ」
「無料ですしね」
「エッチな動画はよく見ますけどね」
「GyaOにもそういった類のものはありますよ」
「あ、そうですかぁ」
　定年間近のおじさんたちも、インターネットでエッチな動画を漁る世の中になってしまったんだなぁ、と神田川さん哀しくなりました。