かわいい耳には旅をさせろ

翠のスー

耳へ

 昨日の話。
 またも仕事が早く片付いたため、耳エステを予約。3回目です。前日、マッサージに行ったばかりなのに、連チャンで癒されるなんて贅沢極まりないですね。
 耳エステは、3週間おきくらいに行こうと決めていたのに、気がつけば前回からもうひと月半くらい経過しておりました。毎週行くとかならまだ感覚がわかるのですが、一ヶ月おきくらいだと、いつ行けばいいのかタイミングがまだつかめません。


 おや、多少余裕をみて予約をしたつもりが、ちょっとギリギリの時間になってしまいました。まだ会社を出たばかりなのに、あと30分ほどしか時間がありません。それに、手持ちがあまりなかったので、ATMでお金おろしてこないとなぁ。
 などと思いながらATMに向かって歩いていると、風にたなびくのぼりが目に留まりました。不二家ののぼりです。ちょうど裏側から見るかたちになったのですが、その商品名にちょっとビックリ。
苺とニラのパフェ
 大文字でそう書かれていました。パフェのフェアをやっているようですが、不二家も思い切ったことをしますね。ニラを洋菓子界に投入させるとは。奇想天外にも程があります。
 と思って、表側にまわったら、なんてことはない「バニラ」でした。うっかり。


 と、無駄な時間を過ごしたため、時間はさらに進み、こりゃまいった。よし、タクシーに飛び乗っちゃうか。出発進行〜!

タクシー談義

 行き先を告げると、いつも運転手に言われて困るのがこの言葉。
「どの道から行きましょう?」
 知るかよ(笑)。道はさっぱりわかんないからお宅の後ろに乗ってんだよ。
「どれでもいいですよ」
 と、いつも曖昧な返答。だって、わかんないし、どうでもいいんですもん(笑)。というか、プロなら、今この時間にいち早く目的地に着ける道を瞬時に判断しろ
 今日は祭りがあって広小路通りが通行止めで通れないからな、とかなんとか運転手が言ってます。ああ、そうみたいですね。我が社の営業の皆もそんなことを言ってました。ま、私には関わりのない話。
「今年は中日が優勝するんだから、もっと派手にやればいいのに。あははは」
 出ました、野球トーク。だから、野球の話でも絡めれば誰でも喜んでノッてくるという固定観念を捨てやがれ。ヤクルトも答えられない男に、そんな話の展開を繰り広げても無駄ですよ。とりあえず、「ああ、そうですね」と冷たく返しておきました。


 窓から景色を眺めていると、面白い名前の寿司屋を発見。
寿司のしんせんぐみ
 ついに近藤局長、寿司業界にも進出ですか!「新選」と「新鮮」とかけているんでしょうね。平仮名なのが気になります。もし「寿司の新選組!」だったら、タクシーを飛び降りて訪問してあげたのに。(嘘を言え)


 六番町から八事日赤って意外に遠いんですね。地理が何もわかっていない神田川さんはあわててタクシーに乗り込んでしまいましたが、地下鉄で行ったほうが早かったのかも。18時に予約をしているのに、もう15分は過ぎています。というか、この運転手もトロそう。本当に最短の道で来ているんでしょうか。
 さらに、「お客さん、カードでお支払いですか?」とかおかしなことを聞いてきます。いやいや、現金ですよ。なんで?
財布を忘れちゃって、お釣りがないんです
 なんだと!? 最初に言えよ。というか、どこに忘れてきたんだよ。自宅かよ!(笑)
 しばらくして、やっと到着。とりあえず、細かい場所の説明も面倒なので、八事日赤の駅前で下車。料金も財布の中にちょうどあったので、無事お支払い。さようなら、役立たずのドライバーさん。

遠い道程

 駅の出口の前で降りたので、いつものように進みます。えっと、出口を出てすぐの小道を曲がるんでしたよね。でも、こっちの道からでも行けそうだから行ってみよう。と思ったのが大間違い。すぐに行き着くはずが、ぜんぜん見えません。やっぱり正規の道で来るんだった。でも、方向はこっちで合ってるはずなのになぁ。おかしいなぁ。暑いなぁ。時間がないなぁ。
 おや、グルっと回って駅まで戻ってきてしまいました。あれ?おかしい。やっぱり原点に戻って正規の道で行こう。と思ったら、えっ、道がない。ちょっと待って。ここに小道がなかった? え?もしや…。
 大通りの向かいを見ると、もうひとつ出口が。まさか、あっち側の出口だっけ? そうだっけ? ま、これだけ歩いて違うんだから、きっとそうなんでしょうね(笑)。
 さすがは、超方向音痴の神田川さん。全く反対方向へ突き進んでいても最後の最後まで気がつかないんですから。というか、歩きながら「まさか出口が違うなんてことはないよな」と否定までしてましたから(笑)。感心するくらいの間違いようですね。天晴れ。

耳本番

 さて、じっくりと時間をかけて到着し、久々の耳エステ。初回の耳リフレクソロジーも気持ちよかったし、前回のハンドマッサージも捨てがたい。え? 両方併せられるの? じゃ、それで(即答)
 耳ツボやら、うぶ毛剃りやら、なんだかんだ進んで、耳かきへ。まずは左耳から。この時点ではちゃんと意識ははっきりしてるんです。わかってるんですよ、右の耳がポイントだってことは。右に移ると、いつも記憶が飛びます。頑張らなきゃ。


 …飛びました(笑)。待望のヘッドマッサージも今回は全く記憶にありません。「本当にヘッドマッサージはやったのか?」という疑問が湧き上がるほどの爆睡。
 そして、いつの間にやらハンドマッサージに移行。痛さで目が覚めました。やっぱり痛いです、手が。昨日、あれだけしっかりシモちゃんにほぐしてもらったのに、今日もかなり痛い。ああいう人たちって凄いですよね。痛いところが触ってすぐわかっちゃうんですから。そこばっかり攻めてくるんですから(笑)。


 終了。
神田川さん、今日、お疲れでした?」
「はい、お疲れでした」
「ですよね。いつもより眠りにつくのが早かったです
 バレてるじゃねぇかよ(笑)。