さよなら、レタス右衛門

アイスセット

レタスダンス

 自転車を走らせていたら、前を走っている主婦の自転車の後部のカゴに買い物袋が乗っていて、そこからレタスがのぞいていました。振動に合わせて上下に揺れるレタス。完全に袋から出てしまい、カゴから落ちそうで落ちそうで気になって仕方ありません。
 自転車がガタンと揺れるたびに、後ろを走る私は「うわっ」と冷や冷やモノ。落ちないのがおかしいくらいの域まで来ています。そこまで来て、どうして落ちないの?というレベル。レベルが高い!!Viva レタス!!(アツシ、出てくるな)
 実際のところ、落ちてくれたら面白いことは面白いのですが、私が困ってしまうのも確か。だって、背後から大声で「レタス落ちましたよー!」と主婦に教えてあげなきゃいけないわけでしょう。いやですよ、恥ずかしい。


 あ、前方の信号が赤。やっと止まってくれるや。これできっと私が追いついて隣に並ぶことになるので、勇気を出して「レタス、落ちそうですよ」とレクチャーしてあげるほかありません。このままだと絶対に落ちます。磁石でひっついていない限り落ちます。帰宅して、レタスがないことに気がついたときには遅いんです。彼女が「私の食物繊維が!」と呆然とする前に、何とかしなければ。
 と思ったら、その信号で主婦は右折し、路地に入って行ってしまいました。ちょっとちょっと、私は真っ直ぐですから、そっちへは行きませんよ。レタス、落ちますよ! 絶対に落ちますよ!
 落ちそうで落ちそうで気になって仕方なかったレタスは、結局、終焉を見届けることが出来ないまま別の道へ旅立ってしまいました。とっても気がかりです。落ちて轢かれないことを祈るばかりです。


 それより“自転車のカゴのレタスが落ちそうだった”というだけの出来事を、ここまで膨らませてお伝えしている神田川さんの手腕に感心。

茶スイーツ

 ちょっと前に、ネット通販でお茶のスイーツを注文していたのですが、先日、無事に到着いたしました。京都にお店があるらしき「伊藤久右衛門」というお茶屋さん。http://store.yahoo.co.jp/itohkyuemon/
 注文したのは、宇治抹茶ゼリー宇治抹茶アイスクリーム宇治抹茶シャーベット宇治ほうじ茶アイスクリーム、という茶づくし。茶好きにはたまらないラインナップです。
 数日かけて吟味し、先ほど全種制覇しましたので、感想を。


 まず、抹茶ゼリー。
 食感がものすごくしっかりしているタイプのゼリーでした。寒天に近い感じ。やわらかめが好きな私としてはちょっと残念。ただ、味は理想の味でした。抹茶がとても濃い。さすがお茶屋のゼリー。最初、口に入れたときは、抹茶の香りと控えめな甘さが広がるんですが、その後でしっかりと苦さ・渋さがやってきます。苦いお茶が苦手な人はちょっとダメかも、ってくらい苦いです。合格。


 お次は、抹茶アイスクリーム。
 ま、抹茶アイスはポピュラーですからね。よっぽどのことがないと驚きません。いたって普通の抹茶アイスでした。美味しく合掌。


 続いて、抹茶シャーベット。
 抹茶のシャーベットってちょっと想像つきませんよね。私も最初はそうだったんですけど、食べてみて発覚。かき氷の宇治の味ですね。あれをギュッと固めた感じ。甘さ控えめで美味しゅうございました。乳製品を使っていない分、ヘルシーでしょうしね。


 最後に、ほうじ茶アイスクリーム。
 今回、一番の収穫はコレかもしれません。どれも美味しかったんですよ。でも、これは新しい出会い
 ほうじ茶自体、そんなに好きではありませんし、飲む機会も特にないんですが、以前は祖父が毎日飲んでいたこともあって味はしっかり把握しております。ちょっと香ばしい感じですよね。あのほうじ茶が、そのままの味で、甘くなっているんです。そりゃ当然そうなのですが(笑)。不思議な感覚でした。これはポピュラーになってもおかしくない完成度。


 だいたい、最近になってやっと、フルーツ緑茶とか、煎茶アイスとか、甘い日本茶ブームに火がつきはじめた感がありますけど、もっともっと売り出していってもいいはずなんですよねぇ。烏龍茶のアイスクリームとか、玉露のゼリーとか、絶対売れるはずですもん。私は買いますもん。
 とりあえず、今度、ヘルシア緑茶アイスクリームでも作ってみるかな。


 そういえば、この茶デザートの荷物が届いた際、母が段ボール箱の社名を見て「これ、面白い名前だよねぇ」と言ってました。
イトウヒサウエモンって」
 いやいや「きゅうえもん」ですから(笑)。いくらなんでもそれはない。まるで、英語を無理やりローマ字読みで読んだみたいな読み方。でも“右衛門”がつく名前で読みにくいのもたまにありますよね。
 あ、五右衛門は読めますよ。読めますし、腐乱臭のパスタが出てくることも把握しております

今日の料理

 今日の夕食は、カニピラフトントロの塩焼き
 作り方はどっちも適当なので省略。お聞きになりたい方はリクエストでもしてください。カニピラフはそんなに美味しく出来なかったのですが、トントロは美味しかったです。焼いただけなので私の手柄ではありませんけどね。
 トントロみたいに脂分の多いものは、フライパンで焼くとどうしても上手くいきませんよね。だからって、焼肉屋のように網ってわけにもいかない。そういった時には、コンロについている、魚を焼くグリルを使いましょう。あれは便利です。上も下も火がつく両火タイプならいうことありません。グリルのついていないコンロをご使用の方は、残念ながら立ち入り禁止です。別途でご購入いただいてから、ご参加ください
 ただ、あれって、使った後のお手入れが面倒ですよね。水を入れた受け皿も取り出すときにこぼれそうでドキドキ。
 そんな時、役に立つのは、なんと片栗粉。受け皿に水を入れる際、片栗粉をとかしておくそうです。水溶き片栗粉ですね。そうすると、使い終わって放置しておくと、冷えた際に固まって、プルンと取れるそうですよ。ま、テレビで得た情報ですし、私もまだ実践していないので成果はわかりませんが。とりあえず、思い出したらやってみるくらいでいいと思います。
 神田川さんのお料理豆知識のコーナーでした。

 先ほど、祖父が以前はほうじ茶を飲んでいた話をチラッと書きましたが、今はなにやら健康にいいお茶を、自分で沸かして煮出して、空の500mlペットボトルに貯蓄して飲んでおります。ナニ茶だかは私は知りません。知りませんが、せっせと毎日飲んでいます。もしかしたら、生前のヒサダテルオ氏が愛飲していたお茶かもしれませんね。私が無理やり飲まされそうになった。いや、飲まされたんだったっけな。よく憶えていません。というか、“生前の”って、死んだこと決めつけ(笑)。
 で、そのせいで、我が家の冷蔵庫には、アクエリアスやら三ッ矢サイダーやらのペットボトルに入ったお茶が充満。5本くらい入っている時もあるんですが、どれが古いお茶か自分でわかっているんでしょうか。心配です。
 先日、祖父はいつものように冷蔵庫を開け、ペットボトルのお茶をラッパ飲みしたところ、とんでもない味覚が口内を占拠。残念ながらそれは、お茶ではなく、作り置きしてあった「しょうが焼きのタレ」でしたとさ。