添削王子

ドリアン

国語の時間

 会社にて。作業中、チーフが「某ヒ○トンホテルに提出する報告書を書かなきゃいけないから、ちょっと抜けさせてもらうよ」と言って、事務室に去って行きました。ああ、どうぞどうぞ。こっちの仕事は何とかなりますから、私に任せて行ってらっしゃい。
 そして、およそ1時間後、チーフが書類を持って戻ってきました。おや、報告書は無事に出来上がりましたか。
チ「ハイ、神田川、お願い
 そう言って報告書を手渡されました。了解。私が受け取って、いったい何をするのかというと…。
 文章の最終チェック(笑)。
 いや、普通は反対だろう(笑)。私が部下で、あなたが上司なんですから、私が書いた報告書にあなたが目を通してあれこれ言うってのが基本でしょう。でも、いつしかこんな形態になってしまったんですよねぇ(笑)。
 ま、神田川さんに任せれば、何だって質が上がりますから。受け取った報告書をザッと読み、とりあえず添削開始。パソコンで書かれているので、いくらなんでも誤字はめったにないですが、細かなところを修正。
 句読点の位置を正したり、内容がわかりやすくなるように構成を入れ替えたり、つなぎの言葉をスムーズにしたり、漢字をあえてひらがなにしてみたり。ところどころで難しい言い回しを入れるのも効果的ですね。もっともなことが書かれているように錯覚しやすいので(笑)。内容が難しい部分はわかりやすく、内容が単純な部分は遠まわしに難しくする技術は必要です。
 だいたい、チーフが文書を作成すると、やたら時間はかかるくせに、要領を得てないことがほとんどなんですよね。わかりにくいし、時折日本語がおかしい(笑)。「ええっ!?何!?」ってことがたまにありますから。私も大幅に改編するわけじゃないんですよ。ちょろちょろっと手直しするだけで、完成度が上昇するので、チーフも惜しいことは惜しいんです。
 さて、改訂版をばばっとパソコンで打ち直し、「とりあえず直しましたけど、(チーフの書いた)前のやつでもいいですよ」と控えめに提出。
 数分後、「神田川ありがとう、完璧だ」と私の修正バージョンをすぐさまFAXで某ヒ○トンに送っておりました。即決断(笑)。
 ほら、見なさい。だいたい、毎日これだけブログ書いてりゃ、いやでも書く力は付きますからね。話の内容はバカバカしくても(笑)、ちゃんと脳をフル回転させて書いてますから。頭の体操のつもりで、これからも頑張って続けないと。

神田川リメイク

 帰宅後、昨夜のおかずが残っていたので、リニューアルさせることに。そのまま食べるにはつまらないし、捨てるのももったいない。新たなおかずに生まれ変わらせるのも主婦の底力ですね(誰が主婦だよ)
 まず、おいなりコロッケの具だけ余っていたので、それにマヨネーズとケチャップととろけるチーズを乗せてレンジでチン。オーブンやトースターで焼くのがいいんですが、面倒なのでチン。うちのレンジは「チン」とは言いませんが、チン。
 はい、次。イベリコ豚ほほの赤ワイン煮も残っていたので、そこへカレールウを投入して、カレーにチェンジ。以前、ハヤシ→カレーの移行術を書きましたが*1、煮込み料理なら大抵はカレーになります。2日目なので、アミノ酸が増して旨味がふんだんに染み渡っていますからね。
 ハヤシやビーフシチューは当然として、肉じゃがでもいけそうですね。具はカレーと大差ないですから。残った豚汁をカレーにするというのも聞いたことがあります。ま、カレーなんて、カレー粉が入れば何だってありなんですよ。

謎の洋食

 そういえば、ビーフシチューで思い出しましたが、以前、近所にあった喫茶店のメニューにこんなものが。恐ろしくて店内には入ったことはないのですが、ショーケースに並んでいるサンプルに「ビーフシチウ」と書かれていました。何ですか、シチウ(笑)。
 きっと老人が営んでいる店なんでしょうね。カタカナに弱い。うちの祖父の「ナウス」に通じるものがあります。*2
 さらに、ビーフシチウの隣には「海老ドリアン」が。
 ねえ、わざとやってるでしょう(笑)。勢いに乗って「ン」まで付けてしまったんでしょうか。ドリアンには未だ出会ったことはないですが、海老とドリアンの組み合わせが常軌を逸するハーモニーを奏でることは容易に想像がつきます。生ハムとメロンのようにはいきませんよ。あまりに臭いので、シンガポールの地下鉄には持ち込み禁止だそうですから(笑)。


 でも、ドリアンって“果物の王様”って言うじゃないですか。で、“果物の女王”がマンゴスチン
 不思議ですよね。果物には男女の区別なんてないはずなのに、どうしてドリアンはオスで、マンゴスチンはメスに割り振られてるんでしょう。気になって夜も眠れません。
 と、夜も眠れない疑問を振っておいて、本日はおひらき。