アクギな明太鍋

レミ

休日出勤

 今日も神田川さんは朝からはりきってお仕事。オーランド・ブルーム似のチーフと、ぐっさん似のタケポンと、テゴマスを結成したばかりの手越くん似のキモいゴマちゃんと一緒です。
 11時くらいには片付くかなぁと思っていたのですが、意外に時間がかかって12時過ぎに終了。お疲れ様でした。
 おかげで、帰りに荷物を送ろうと、祝日でも営業している金山の郵便局に寄ったのですが、営業時間が12時30分までだったようで、到着した時にはすでに閉まっておりました。ぎゃふん。荷物、持って帰らなきゃ。

ランチ

 金山で降りたついでに、先日オープンしたデニーズで昼食。特定の店舗でしか扱っていないメニューというのがあるそうで、ここの金山店ではそれが食べられることが事前調査で判明いたしました。
それがこちら。
 
D’sプレート エビフライ添え(デミグラスソース)
 オムライスとハンバーグがワンプレートに乗った「D’sプレート」というセットに、エビフライまで付けてしまったという豪華版。こりゃ食べるしかないでしょう。オムライスとハンバーグという私の中の洋食トップ2が揃い踏み、さらにタルタルソースまで付いてくるんですから(エビフライよりそっちかよ)
 以前、マ・メゾンのラシック店でも出会ったことがありますが、オム+バーグのセットってあまりないんですよね。あったら絶対注文するのに(私はね)。それに今回はさらにタルタルソースまで付いてるんですから(よし、わかった)
 だって、オムライスしかない店や、ハンバーグしかない店だったらいいのですが、オムライスもハンバーグもある店はすごく悩んでしまいますもん。両方やるのなら、ちゃんとセットも作っておいてもらわないと。値段は跳ね上がっても構いませんから、合わせ技を披露していただかないと。絶対売れると思うのになぁ。
 一番の希望を言えば、オムライスにカレーとハヤシを半分ずつかけて、デミソースのかかったハンバーグと、タルタルソースのかかったエビフライと、トマトソースのかかったカニクリームコロッケをワンプレートに一気に乗せた豪華セットがいいのですが、そんなもの今まで出会った事ありませんし。どうしてないんでしょうね(そんなに食えねぇからだろ)
 さて、お味見。オムライスはトロトロで、ハンバーグはジューシー、エビフライはサクサク、そして一緒に注文したかぼちゃのスープも美味。合格です。このオムライスがキッチン千代田のオムライスで、ハンバーグがふらんす亭のハンバーグで、かぼちゃスープがレストランツキダテのスープだったら、この上ないほど幸せなんだろうなぁと妄想してしまいましたが、そんなものは所詮夢物語。


 隣のテーブルでは、若妻集団がメニューを見ながら、店員に「今日はランチないんですか?」と質問。
 ありません。今日は祝日です。黙って配られたメニューから選びなさい。格安ランチメニューしか食べられないほどお財布事情が厳しいのなら、昼真っから外食はよしなさい、奥様。
 「迷っちゃう、迷っちゃう」と奥様3人で要相談。「このドリンクは決まったから、それに合う食事を探してるの♪」とも発言。決める順序が違います。飲み物との相性なんてどうだっていいんですよ。どうせ、食後に飲むんでしょう。水で結構。私なんて、握り飯といちごオレくらい平気で同時開催できますよ(どんな自慢だよ)


 おや、こちらのテーブルでは学生風の若い男女がご着席。カップルでしょうか、友達同士でしょうか。
男「俺、本気で食っていい?」
女「いいよ〜」
男「めちゃめちゃ腹へっててさぁ」
女「そうなんだぁ」
男「起きたの11時でさぁ、めっちゃ焦ったよ」(現在13:00)
女「遅い〜(笑)
男「危なかったよ」
女「って、私も起きたの10時だけど。あはははは」
 まったく面白くありません。何があははははだ。
 それより、さっきからずっと彼女のほうはケータイでメールを打ちっぱなし。目の前の彼が、彼氏なのか友人なのかは知りませんが、失礼極まりないですね。
男「ケータイ、忙しいね」
 そうそう、言ってあげたほうがいいんですよ、世間知らずのお嬢様には。彼もかわいそうに。ちゃんと相手してあげて。
女「でしょ〜♪」
 何が「でしょ〜」だよ。ああ、むかつく(笑)。
 さて、彼は本気食いだそうですが、彼女はまったくお腹が空いていないらしく、何も要らないとのこと。何様ですか。ちゃんと付き合って、ドリンクくらい注文しなさいよ。相手が何も食べたり飲んだりしてないのに、自分だけ食べるってことがどれだけ辛いことか。あ、そう。要らないのね。帰れ(笑)。
 注文時、彼が一人前だけ頼むと、店員が困惑。「お一人様ずつ何かご注文いただくようになっておりますので、お飲み物だけでもお願いできますか?」と攻め寄ります。
 あれ?そんなルールありましたか? 最近出来たのでしょうか。それとも店舗ごとでいろいろとしきたりがあるんでしょうか。ま、デニーズに入って誰かが何も注文しないなんてことは今までありませんでしたから、知らなかっただけかもしれません。誰かが何か注文すれば、何も頼まない人がいても別にいいと思うんですけどねぇ。ちょっと不満。
 でも、今回ばかりは問題ありません。こいつに飲み物を注文させてやりなさい。ざまあみろ。
男「何か注文しないといけないんだって」
 焦って、彼女に伝える彼。やけに気を使っている印象を受けます。
女「え〜?なに〜?」
 メールに夢中で、彼の話なぞ全く耳に入ってないバカ女。
男「頼まないといけないんだって。飲み物でいいから。何がいい?」
女「そうなんだ〜。炭酸じゃないやつ
男「炭酸じゃないやつ? じゃ、えーっとね、えーっと…
 私が決めてあげますよ。ソーダ水お願いします。色はグリーンで、炭酸が思いっきり濃いやつね(笑)。
 という感じで食事を終え、店をあとにしました。

トイレ

 地下鉄に乗って帰る前に、駅のトイレに寄った神田川さん。掲げてあるボードがふと目に入りました。「落書きや悪戯はやめましょう。見つけ次第、警察に連絡します」みたいな注意書きが書かれています。公衆トイレではよくありますからねぇ、落書き。注意書きを掲げるのは大いに結構。
 ただひとつ、私が言いたいのはね、落書きやイタズラをするような人に向けて「悪戯」と漢字で書いたところで、絶対に読めないと思うんです。確実に「アクギ」と読むはずなんです(笑)。そのあたり、わかってないなぁという感じ。

神田川クッキング(レミとコラボ)

 本日の夕食は鍋。先日、「HEY!HEY!HEY!」で平野レミさんが披露していた「うまかと明太鍋」ってのがとても美味しそうだったので、それに挑戦。
 用意する材料(4人前)はこちら

水…4カップ
酒…1.5カップ
鶏がらスープの素…小さじ1
おろしにんにく…大さじ1
辛子明太子…150g
水溶き片栗粉…水と片栗粉 各小さじ2
豚ばら薄切り…400g
レタス…1玉
しめじ、椎茸、長ネギ、紅しょうが、白ゴマ…適量

 レミの公式材料はこんな感じ。明太子の鍋なんて発想がすごいですが、食べてみるとあら不思議、とんこつスープの味がするそうです。そりゃ不思議。
 レミには「白菜のほっぽり鍋*1で大変お世話になっているので、レミ+鍋の組み合わせなら間違いはない!と期待大。
 ただ、まるっとそのまま作ってくれないのが神田川さん。豚とレタスとネギときのこだけじゃ淋しいので、具材を追加いたしましょう。「明太子」と「とんこつ」、双方の角度から相性の良さそうな具を入れましょうかね。
 ま、とりあえず作ってみましょ。


 まず、土鍋に水、酒、鶏がらスープの素、おろしにんにくを入れて温めます。この時点で、分量はもうすでに適当。神田川さんの腕にかかっています。適当ついでに、得意のブラックペッパーも入れましょう。刺激、刺激。
 そこへ、皮を取りのぞいた明太子をドボンと投入。そのまま放置しておくと凝固してしまいますから、混ぜましょうね。分量では明太子は150gとなってますけど、グラムで言われてもよくわかりませんよね。だいたい一腹で40gくらいのようなので、並のサイズなら4腹分くらいでしょうか。ただ、個体差もありますので、パックの裏のグラムを参考して下さい(結局グラムじゃねぇかよ)
 明太子が混ざったら、水溶き片栗粉で軽くとろみをつけます。明太子の粒が沈まないようにだそうです。なるほど。これでピンクのスープが完成。


 次は具ですね。豚ばらの薄切りやレタス、長ネギ、きのこ類は適当な大きさに切って鍋へ。
 で、今回、新たに厳選された具も投入。
 まず、厚揚げ。シモちゃんでお馴染みの厚揚げですが*2、今回は絹ごし豆腐の厚揚げを使用。高かったから、美味しいかなぁと思って(笑)。油抜きのために、軽く茹でましょう。
 次に、もやし。とんこつと言ったらラーメン、ラーメンと言ったらもやしでしょう。決まり。今回は大豆もやしを使用。豆が付いてる方がお得な気がするんですけどねぇ。でも、嫌いな人いますよね、豆もやし。美味しいのに。
 そして、じゃがいも。鍋に入れるのはどうかとも思いましたが、明太子と組み合わせてみたくて挑戦。ひと口大に切って電子レンジで3分ほど加熱し、ある程度やわらかくしておきます。ここで、うちの母が、このレンジじゃがいもを漬け物だと勘違いしてつまみ食いする事件が挿入されます。さすがは黄色い“北あかり”。これは別に真似しなくて結構ですからね(しねぇよ)
 最後に、空心菜の新芽。あまり煮すぎないのがポイントですね。生でも食べられるわけですから。新芽系の野菜なら、かいわれ大根でも、豆苗でも、ブロッコリースプラウトでも何でも構いません。水菜でもいいですね。
 鍋なんですから、何入れたっていいんです。お好きなものをどうぞ。あ、冷凍の水餃子も入れよう。


 さて、しばらく煮て、いざ実食。
 おや、美味しいですね。明太子の塩分だけなのでさっぱり薄味ですが、とろみもついてますし、豚の旨味もちゃんと出てて、美味しゅうございます岸朝子風)
 特に、レタス。鍋にレタスって発想がなかったわけですが、これはなかなか美味しいです。よく煮ても軽いシャキシャキ感はある程度残ったままで新鮮。私、白菜だとトロトロになるまで煮ないと好きじゃないんですが、このシャキシャキなら全然問題ないです。合格。鍋にレタス。今後も活躍しそうですね。
 で、ある程度、そのまま普通に食べたら、今度は味をチェンジ。よそった器に、紅しょうがのみじん切りと白ゴマを投入。そうすることで、なんととんこつスープの味に。わ、本当だ。でも、これって、かなり紅しょうがの役割大きくない?(笑)
 さらに、とんこつラーメン=高菜、ということで、辛子高菜も入れてみました。おお、これで完成度がアップしましたよ。美味しい。


 ここまできたら、やっぱり麺も食べたいですよね。せっかくとんこつなんですから。鍋の場合はうどんを入れるのが通例ですが、今回はラーメンしかないでしょう。
 ただね、うどんの場合は冷凍うどんがありますけど、ラーメンって麺だけであまり売ってないでしょう。スープも付いてきちゃう。それに、生タイプにしろ乾麺にしろ茹でるのも面倒ですし。
 そんな時、役に立つのが「焼きそば」です。あの、袋に入った“むし焼きそば”。あれが活躍するんですよ。焼くだけが能じゃないですからね。細めの麺があれば言うことありません。
 とりあえず、余分な油を落とすために湯通しはした方がいいですが、準備はそれだけ。明太鍋にレッツドボン。温まればもう食べられます。ほら、食べてみて。あー、とんこつラーメンだ。紅しょうがの力に頼りすぎている気はしますが、それでもとんこつだ。美味しい。
 明太子が大量に必要なのでちょっと勿体ない気もしますが、定番の鍋になりそうな予感。また会いましょうね、うまかとくん。