眠れる森の火星人

ホリー

クリスマスの足音

 クリスマスがそろそろ近づいてきましたね。ソフィー婦長はクリスマスには孫のところへ行くそうです。ああ、娘さんのお子さんですね。双子の。
神「クリスマスだとプレゼントが大変じゃないですか?」
婦「そうなんです」
神「おいくつでしたっけ?」
婦「2歳になりました」
 2歳ならまだかわいいもんですよね。もっと大きくなれば「アレが欲しい、コレが欲しい」と好き勝手言いはじめるわけですから。2歳だったらお菓子でもあげておけばいいんじゃないですか。
神「2歳だと、もうちゃんとしゃべりますっけ?」
婦「はい、結構いろいろ言うんですよ」
 へぇ、そうなんですか。
婦「時々、きついことを言われるので、ムカっときます
 ああ、それはご苦労様(笑)。何でしょうね、「ウザイ」とか「クソババア」とか言われるんでしょうか。暴言を吐く双子。
 ただね、吐くのはいいですけど、おばあちゃん怒らせると爆破されますからね(笑)*1。気をつけて。

バナナの鼻音

 仕事中、洗い物をしていると、そばにいたゴマちゃんが「なんか、変なニオイがしますね」と近づいてきました。
 変なニオイ? あ、今使ってるこのクレンザーのニオイかなぁ。なぜかバナナみたいな甘い香りがするんですよ。子供用のハミガキ粉じゃあるまいし、意図的につけているわけじゃないとは思うのですが。
「このニオイじゃない?」
 そう言って、クレンザーの染みたスポンジをゴマちゃんに嗅がせてみました。クンクンとニオイを嗅ぎ取るゴマちゃんを見ていたら、いたずら心が沸々と湧き上がってきた神田川さん。スポンジを思いっきり鼻に押しつけてやりました。ベタないたずらですこと(笑)。
 そして、わざとらしく「あ、ついた?」とコメント。嫌な先輩。
 すると、それを受けて、ゴマちゃんは笑いながらこう一言。
ついたよ!
 出ました、得意の天然タメ口攻撃(笑)。あわてて訂正してましたけど。ま、今のは面白かったから許す。

ハリー

 ハリー・ポッター・シリーズの最終巻のタイトルが発表になりましたね。
ハリー・ポッターと死の聖人Harry Potter and the Deathly Hallows
 なんだか意味深なタイトルです。ハリーが死ぬかもしれないというようなことを作者がにおわせてるみたいですので、それに関するタイトルなのでしょうかね。ただ、私は小説も読んでませんし、映画も見てませんので、そんなことはどうでもよいのです。
 大事なのは、ハリー・ポッターの新作刊行があるということは、ホリー・ポッターの新作も刊行しなければならないということです(それはそんなに大事じゃないと思う)


 とりあえず、復習ということで、これまでのホリー・ポッターシリーズをおさらいしてみましょうか。

1「ホリー・ポッターと近所の医師」
  (原作:ハリー・ポッターと賢者の石
 中年魔法使いのホリーは、お腹が痛くなり近所の病院に担ぎ込まれる。そこで、外科医である難波と運命の出会いを経験し…。


2「ホリー・ポッターと雅子の部屋」
  (原作:ハリー・ポッターと秘密の部屋
 人気者になったホリーはメディアでもひっぱりだこ。人気テレビ番組「雅子の部屋」のゲストとして貴重な体験をすることに…。


3「ホリー・ポッターとブラスバンドの夫人」
  (原作:ハリー・ポッターとアズカバンの囚人
 道で拾った真珠の首飾りを試しにつけてみたら、あやしい世界に吸い込まれてしまったホリー。目が覚めると布団の中。そこへホルンを吹く謎の夫人があらわれ…。


4「ホリー・ポッターと炎のチャルダッシュ
  (原作:ハリー・ポッターと炎のゴブレット
 魔法学校、年に一度のダンス大会の日がやってきた。赤のドレスを身につけたホリーは、最も難易度が高いといわれる炎のダンスに挑戦。レオタードが似合う師匠・ミスパープルによる特訓が開始されるが…。


5「ホリー・ポッターと夜の蝶の黄疸」
  (原作:ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団
 ホリーが恋に落ちた美女、彼女は夜になると蝶に姿を変えるという珍しい種族の生き残りだった。ある時、ホリーの宿敵・イズモソーバの呪いを受けた彼女は、顔が黄色くなる奇病に取り付かれてしまい…。


6「ホリー・ポッターと謎のツインズ」
  (原作:ハリー・ポッターと謎のプリンス
 旅先でホリーが出会った見習い闘牛師の青年・マリオ。念願の闘牛場デビューを明日に控えたマリオであったが、練習中に愛牛・レオナルドに襲われて命を落としてしまう。
 だが、翌朝、死んだはずのマリオが生き返り、ホリーは驚く。そして、マリオの師匠から、マリオには幼い頃に生き別れた双子の兄がいたことを聞かされ…。

 では、待望の新作。
 タイトルは「ホリー・ポッターと火の星人」に決定です。

7「ホリー・ポッターと火の星人」
 (原作:ハリー・ポッターと死の聖人)
 ホリーは、幼なじみの火星人・ミスおけらと久々に再会。昔を懐かしんで古い仲間たちを集めて食事会を開くが、その席で突然、ミスおけらが眠るように意識を失ってしまう。
 ホリーは仲間たちと大音量で「火星」を演奏してみるものの、まったく意識が回復しないミスおけら。またも、宿敵・イズモソーバの仕業だと睨んだホリーは、親友の天才外科医・難波のもとへと急ぐ。
 すると、意外にも今回の事件には、以前出会った、ホルンを吹く謎の夫人が関係していることがわかり…。

 さて、これがとうとう最終巻となるわけなのですが、何がどうなるのか、私にもさっぱり想像がつきません(笑)。
 それに、今回のハリー新作の正式なタイトルは英語版のみだと思われるので、邦題が何に決定するのかは未定。現段階でも「死の聖人」と「死の聖人たち」と二通り情報が出てますし。前作で「混血の」が「謎の」に摩り替わった経緯もありますから*2、まだ油断できませんね。
 本編のタイトルが変更になったら、ホリーのタイトルも変えざるを得なくなり、内容にまで影響が出ますので、どうかそのままで行きますように(笑)。