消えたけんぢ

KENDI

 先日掲載した「ホンベ」「カゲキ」「タイサ」の3部作が気に入ったので、他の人にもトライしてみることに。高校の卒業アルバムを開いて、めぼしい人を描いてみました。でも、そんなに簡単にうまくいくわけもないんですよね。なかなか似ない。
 そんな中、とりあえず「けんぢ」だけは上手く描けたので掲載。気持ちが悪く、かつマスコット的で可愛らしいイラストに仕上がりました。なんだか宇宙人みたいです。


 高校の社会科教師であった「けんぢ」には、様々な逸話が多いですよね。教師のくせに茶髪(ヤマモト風に言うとチャガミ)にしているので、生徒指導の別の教師と犬猿の仲。日々、バトルしてましたからね。しょっちゅう廊下で教師同士の口論。よそでやれよ(笑)。
 授業中もおかしな言動が多かったです。著しく表れるのが、板書の文字。漢字のミスがやたらと目立ちます。
「ローマ語がゲルマン人に伝わる」と書こうとして、
「ローマ語がゲルマン人仏わる」と平気で書く。仏は割っちゃいけません。
 新たな漢字を創作してしまうこともしばしば。
「家」という文字を、勢い余ってにしてしまうのは日常茶飯事。
 さらに、漢字だけでなく、カタカナにも弱い。じゃあ、いったい何に強いのかといった話になってしまうわけですが(笑)。
イギリ」や「スペイ」というように、わざととしか思えないくらいの異様な尻切れトンボ技を披露したり、「カリカ」という架空の国家を創り上げたりしてしまいます。
 一番面白かったのが、「なに人」事件
 「スラヴ人」と書かなければいけないのに、黒板に大きく書かれたのは「スラ゛人」。省略にもほどがありますよ。発音できやしません。
 そんな事態に立ち上がったのは、クラスメイトの小林さん。おかしなカタカナを見て、けんぢにこう質問。
先生、なに人ですか?
 いやいや、その聞き方も一歩間違えれば危ないでしょう(笑)。そりゃ、スラヴ人のことを聞いてるのはわかりますよ。わかりますけど、けんぢの見た目がアレですよ。ネアンデルタール人さながらの容姿ですよ。それで「先生、なに人ですか?」はストレートすぎるでしょう(笑)。
先生は日本人で、スラ゛人はスラヴ人」が正解。


 そういえば、授業がはじまってもけんぢがなかなか教室に来ない日があって、室長(学級委員)が呼びに行ったことがあったんですよね。でも、社会科教官室はもぬけのから。仕方がないのでしばらく自習になりました。
 授業開始のチャイムから30分ぐらい過ぎたあたりでしょうか、教室のドアが勢いよく開き、汗だくのけんぢが入室。なにごとですか? ってか、どこ行ってたの?
「授業が次の時限だと勘違いして、コンビニに弁当買いに行って、食ってた
 何してんだよ(笑)。じゃ、捜してもどこにもいなかった時は、ちょうどコンビニに行ってたわけですね。もう帰ってこなくていいよ(笑)。

おせち

 さて、ツキダテの御節*1があまってしまうと困るので、今夜は我が家で「おせちパーティー(有料)が開催されました。おせちだけでは何なので、私も適当にクッキング。ツキダテと神田川さんの夢のコラボが実現です。おけらさんと仮フラさんと鍛冶屋さんがいらっしゃいました。
 はい、こちらがパーティー会場。
 
 ちょっと、本格的じゃないですか(笑)。観光ホテルのバイキングかと思ってしまいましたよ(そんなに広かねぇよ)
 で、こちらが料理の数々。
 
 だいたいがおせちですが、右の「トマトとモッツァレラチーズのサラダ」は神田川作です。よくわからずに適当に作ったので、見た目ほど美味しくはありません(笑)。
 あと、美味しさを広めたかったので、グリーンポタージュも作りました*2。だって、ここにレシピ載せても、明里さんくらいしか試してくれないんですもん(笑)。こういう機会でもないと広まらないですからね。それに、今日は初めて“ちゃんちゃんこエプロン”*3を身に纏ってのクッキングですからね。霊力が灌がれております。
 おかげさまで、「スープが美味しい」と皆さんから絶賛のお言葉をいただきました。ほら、言ったじゃない。間違いないんですから。まだ飲んでない人は、ちゃんと作るように。
 あ、フランスパンに、ねぎ油とゆず七味をかけてトーストしたやつもなかなか美味しかったですね。意外な組み合わせでしたが、やってみるものです。


 というわけで、さんざんバカ騒ぎをして、夜は更けていきました。おやすみなさい。


 そういえば、仮フラさんは高校の時に隣のクラスだったこともあり、「ホンベ」さんのイラストを褒めてくださいました。「こんな子、いたいた」と。
神「鈴木さん(カゲキ)のほうは?」
仮「鈴木さん? あ、似てた似てた」
神「知ってる?」
仮「うん、髪型でわかった。覚えてる。こんな気持ち悪い子いたなぁ、って」
 気持ち悪いって、あなた(笑)。さすがは、吐き捨ての女王です。