10リットルの涙

KANIKING

 本日のイラストは、昨日に引き続いて高校の卒業アルバムからの描写。今回は、理科のマナベ先生の登場です。
 といっても、私は特に授業を受け持ってもらったわけでもなく、クラスの担任だったわけでもないので、この人のことはよく知りません(笑)。よく知らないので、当然あまり似ていません(笑)。
 私が唯一憶えているのは、この先生が我々の間で「カニ」と呼ばれていたことだけです。そして、後に「カニキング」に昇格いたしました。今の世は“ムシキング”が大ブームなわけですが、遥か昔に「キング」と命名するなんて、我々も捨てたもんじゃないですね。ま、元祖キングの「キング牧師」には敵いませんが(あの人は別に「王様」のキングじゃないから)
 それにしても、彼はなぜカニなんて名前で呼ばれるようになったんでしょうね。とりあえずハサミは描いてみましたが、彼と直接接点がないので、カニと呼ばれるようになった理由が私にはわかりません。はて。
 彼に授業をみてもらい、なおかつ「カニ」の名付け親であろう私の友人にメールで聞いてみました。どうしてカニなんでしたっけ?
甲殻顔だからじゃなかったか?
 えっ?そんな理由? なんだよ、甲殻顔って(笑)。

温い

 せっかく描いた「カニ」ですが、特に面白エピソードも見当たらないので、昨年の大晦日の別れ際に掲載した「タイサ」について少し書きましょうか*1
 彼は体育教師。高校2年の時の担任でした。破産係さんも同じクラスでしたね。
 彼が「タイサ」と呼ばれていたのは、お偉い身分の「大佐」から来ているわけではなく、名前がそのまま「退佐」だから。ただ、正式な読み方は“タイスケ”なんですけどね。でも、あまりに皆が「タイサ」って呼ぶので、本名のタイスケのほうを知っている人はかなり少ないかもしれません。
 彼は古い人間なので、言葉遣いにもややおかしなところが見受けられます。年寄りによく見られる、「ぬくい」という発言を常用するんです。“あったかい”の意味のぬくい(温い)じゃないですよ。「〜にくい」を「〜ぬくい」と言ってしまうパターン。保健の授業の際にも、はっきり「これは、浄化されぬくいんだね」と言っていました。
 でも、これだけならさほど問題視しなくてもいいんです。お年寄りにもたまにこういう人いますし。ほら、「ゆでる(茹でる)」を「うでる」って言う人、よくいるじゃないですか。あれと同じようなものでしょう。
 ただ、タイサの場合は、ここからが問題。
 ぬくい発言の後、黒板に堂々と「浄化されぬくい」と書いたのです。私は度肝を抜かれましたよ。初めて見ましたもん、言うだけじゃ飽き足らず、「ぬくい」って書いた人(笑)。
 …と書いてはみましたけど、どうでもいい思い出ですね(笑)。


 あ、そういえば、もう一個思い出しました。
 高校の修学旅行での出来事。初日の朝、新幹線に乗り込んで自分の席を探していたところ、なぜか見知らぬおじさんの先客。あれ?ここ、私の座席ですよ。誰ですか、あなた。困りますよ、どいてくれないと。
 それにしても、このおじさん。ドカドカと修学旅行生が大量に乗り込んできて、周囲を占拠したというのに、全く動じる気配を見せません。堂々と着席しております。
 困り果てた私は、担任だったタイサに相談。「知らない人が座ってます」と告げると、驚いて座席に向かうタイサ。切符の座席番号を確認してもらったら、なんと私と同じ番号。そんなミスあるんですか? 列車が違うんじゃないの? ちゃんと調べた?
 とりあえず、おじさんは途中の駅で降りるというので、それまで私はタイサの隣の席でおとなしくしていることに。せっかくの楽しい修学旅行。どうして老いぼれ教師の隣で揺られなきゃならないんですか(笑)。


 余談ですが、この新幹線のあとに乗った観光バスの車内でカラオケ大会が行われ、クラスメイトの宮崎くんがGLAYのBELOVEDを熱唱したのですが、はじめっから終わりまで一度たりとも伴奏とキーが合うことなく終了したのは有名な話(笑)。入り込んでしまって、自分の声以外は何も聴こえなくなってしまうんでしょうかね。気持ち良さそうに歌い上げていたなぁ(笑)。
 あ、今、気がつきましたけど、GLAYの熱狂的ファンである破産係さんも同じバスに乗っていたはずなんです。超ド級の嫌がらせだったわけですね。よかった、暴動が起きなくて(笑)。

変換

 さて、携帯メールの文字入力の際、「言わない」と打とうとすると必ず「岩内」になってしまうという報告が以前話題になりましたが(我々の中でね)、最近、新たなる難関に私は悩まされております。
堪能
 使いますよね、“堪能”。これが絶対にうまくいかないんですよ。
「堪能させていただきます」と入力しようとすると、必ず、
胆嚢させていただきます」になってしまうんです。
 おかしいでしょう、胆嚢は。なんで、それが変換のトップに来るんですか。いや、別に胆嚢を邪険に扱ってるわけではないんですよ。でも、内臓の中でも人気のない順に数えたほうが早い部類でしょう。その胆嚢が「堪能」よりも上だなんて。
 だいたい、メールで「胆嚢」なんて使うかよ(笑)。え? 使わないの私だけ?(笑)

辛い飯

 今夜はカレーをつくる予定だったのですが、母が冷蔵庫のあまりものを処分したいから今夜は鍋にしたいというので、カレーは明日に順延することに。神田川カレーをつくるにあたっては、膨大な気合と時間と労力が要るので、気分がそんなに乗らなかった私にとってはちょっと好都合。
 でも、明日から仕事なんですよねぇ。本格的な仕事始めは明後日なので、明日は昼には帰れるはずなのですが、それからカレーつくるのも面倒だしなぁ。
 ということで、とりあえず途中まで今夜のうちにつくっておくことにしました。材料はもう揃ってるので、かまいません。


 つくり方っていっても、そんな特殊じゃないですからね。わざわざここに載せるまでもない感じで。カレーづくりのモットーとしては、「入れれば入れただけ美味しくなる」を常に掲げております。いろんなものを入れれば入れただけ、味が複雑になって深みを増し、全てが良い方向に向きます。カレーの場合は、ですよ。
 ただ、入れるもののチョイスは調理人の腕にかかっておりますので、踏み外さない程度にお願いしますね(笑)。だいたいはカレー粉のパワーで打ち消されますから、何を入れたってかまわないと思うのですが、「これはどう考えても違うだろう」と思ったなら、それは入れなくて正解だと思われます(笑)。すべては直感。


 というわけで、今回、私が投入したリストはこちら。

<肉>
牛ほほ肉、牛スジ、豚ばら(あまってたので少々)
<野菜・果実>
玉ねぎ、にんじん、セロリ、ピーマン、赤パプリカ、黄パプリカ、ブロッコリー、グリーンアスパラ、なす、ズッキーニ、キャベツ、にんにく、マッシュルーム、サラダビーンガルバンゾ、マローファットピース、レッドキドニー、トマト(カットトマトの缶詰)、アボカド、りんご、バナナ、パイナップル(御節パーティーの残り)
<香辛料・調味料>
辛口カレールウ(ハウスジャワカレー・辛口、グリコZEPPIN・辛口、コスモ直火焼・辛口、横濱舶来亭・BLACK辛口の4種)、塩、ブラックペッパー、ナツメグ、クミンシード(御節パーティーに使った残り)キャラウェイシード(御節パーティーに使った残り)ガラムマサラ、生姜、長ネギの青い部分、市販のブーケガルニ
<その他>
ボジョレヌーボー(御節パーティーで飲んだ残り)、デミグラスソース(缶詰)カゴメ野菜ジュース(食塩無添加、顆粒コンソメ、飴色たまねぎ、ソテーオニオン、野菜ブイヨンペースト、フォン・ド・ヴォー(固形)、醤油、ウスターソース、とんかつソース、どろソース、やきそばソース、オイスターソース、インスタントコーヒー、ブラックチョコレート、マヨネーズ、オリーブオイル、トリュフオイル、バター、生クリーム、サワークリーム、酢、マンゴーチャツネ、フルーツチャツネ、はちみつ、ほんだし、帆立だし、鶏がらスープの素、味の素、めんつゆ、ポン酢、焼肉のタレ、ゆず七味、ローストガーリック、パルメザンチーズ、とろけるチーズ、ピーナッツバター、トマトケチャップ、粒マスタード

 だいたい、こんな感じです。途中までつくるはずが、ほとんど完成してしまいました。あとは明日、仕上げにバターと生クリームとサワークリームと酢を入れて、味見して塩加減を調節するくらい。
 入れたものを見てもらえば、何でもかんでも入れてるのがよくわかると思います(笑)。冷蔵庫をあけて「コレだ!」と思ったら、すかさず入れましょう。
 とりあえず、野菜は何を入れても失敗はありません。要らない野菜は思いきって入れてみましょう。きゅうりだろうが、大根だろうが、混ざればわかりません。「入れれば入れるほど、ハーモニーを奏でるんだ」と自分に思い込ませるのが大切です。
 前日の残りのサラダとかも捨てるのならば入れたほうがいいです。ドレッシング、マヨネーズ、マカロニ、気にせずにどんどん入れたもの勝ちです。
 あと、美味しいカレーをつくりたいけどこんなに入れるのは面倒だなぁ、という手抜き思考のあなた。そういった場合は、デミグラスソースの缶詰と、牛スジをいれるだけで、とりあえず何段階もレベルアップしますのでオススメ。スジはよーく煮てくださいね。
 そして、大量につくるのなら、ルウはいくつか種類を混ぜてみましょう。大きなルウの箱を買ってくるなら、小さな箱を2種類買ってきてブレンドしたほうが賢いです
 ちなみに、私は上記のように野菜をたくさん入れますし、果物も入れますので、どうしても甘くなってしまうんですよね。だから、ルウは必ず辛口を使います。中辛でやってしまうと、辛さがほとんどなくなってしまいますので。辛いルウを使用して、野菜や果物などの材料で甘みを出すってのが、絶妙なバランスを生み出します。


 というわけで、現段階での鍋の様子はコチラ↓。
 
 美味しそうでしょう。明日になればもっと深まるはずですからね。楽しみです。
 ちなみに、横から見ると、こう。
 
 この寸胴鍋、カレー専用に使ってるんですけど、大きいんですよねぇ。直径が24センチで、内容量が10リットルですって。神田川さん、どれだけつくれば気が済むんだ。なんだよ、10リットルって(笑)。
 沢尻エリカの涙の10倍じゃないですか
 こな〜ゆき〜(ドラマ観てもなかったくせに、適当に歌うんじゃない)