華麗なる煮沸

華麗なる一族

熱湯

 今朝、仕事をしていたらゴマちゃんがやってきて、「昨日、ヤケドしちゃって…」と漏らしました。
神「あ、そう
 おやおや、神田川さんも冷たいですね(笑)。熱いヤケドには、冷たい対応が一番。でもまあ、放置もかわいそうなので、適当につなげてみることに。
神「どこ?」
ゴ「ここです」
 と、左手の甲を差し出すゴマちゃん。ゴム手袋をしているのでよくわかりません。はあ、そうですか、そこですか。
神「なんでまた」
ゴ「昨日、スパゲッティーを茹でようとしたら、鍋の取っ手が熱くて、うわってなって、ビシャッてなりました
 うわってなって、ビシャッてなったわけね。大人なんですから、もっとちゃんと言いなさい(笑)。
ゴ「痛いんです」
神「そっか。もう今日は帰っていいよ。お疲れ
ゴ「いや、大丈夫です(笑)
 ここから、神田川さんの役者モードのスイッチON。
神「いやいや、今は身体を治すことだけ考えて。いいから今日は帰りなさい」
ゴ「大丈夫ですよ(笑)
神「痛いんでしょう?」
ゴ「いえ、痛くないです」
 強がって痛くないと言い張るゴマちゃんの火傷箇所をペチペチと叩く神田川さん。
ゴ「あっ、あっ、痛いです、痛いです(笑)
神「ほら。痛いでしょう。今日は帰りなさい」
ゴ「いや、痛くないです」
 というバカらしいやり取りが数回繰り返され、それも飽きたので、あとは放置。

ドラマ

 さて、今クールの新ドラマの初回放送がひと通り済んだわけですが、とりあえず観てみたのがこんな感じ。
ヒミツの花園
拝啓、父上様
演歌の女王
華麗なる一族

 どれが一番面白かったかというと、やっぱり「華麗なる〜」ですかねぇ。私は特にキム様の推進派ではありませんので、彼の主演ドラマは必ず観るってタイプではありませんが、今回はとりあえずといった感じで観てみました。
 一番の感想は、「スケールがでかいなぁ」ですね。豪華絢爛なセットにしろ、広大なロケにしろ、お金がものすごくかかっているのが手に取るようにわかります。
 ところで、何ですかこのキャストは。TBS版「THE有頂天ホテル」ですか?(笑) 西田さんはいるわ、津川さんはいるわ、原田さんはいるわ。さらに、副長もいて、源さんもいて、お梅さんもいて、ひでちゃんもいて、会津の広沢様もいて、純喫茶・タンバリンのマスターもいて、今泉くんもいて、幡随院先生もいて、主演は観覧車が邪魔で爆破しようとした身勝手な青年でしょう。JALのCMで絡んだ相武さんも出てますし、これは三谷オンパレードじゃないですか(というか、観ようと思ったきっかけはそこ)。三谷脚本のパロディー版、観たいなぁ。
 あ、そういえば、音楽も三谷作品ではお馴染みの服部隆之さんですもんね。
 この人→
 ちなみにこのイラストは、数年前「スタジオパークからこんにちは」に服部さんがご出演の際に送った描きおろしイラストの彩色版です。これを見た服部さんは大変気に入ってくださり、「額に入れて飾ろう」とまでおっしゃってくださいましたが、実際には飾ってくれてるわけもないですよね。社交辞令も大事ということで。


 ええと、話を「華麗なる〜」に戻しまして…。原作を当然読んでいませんので、よくわかりませんが、これはあれですか? キムタクは、社長である北大路さんの息子じゃなくて、おじいさん(キムタク2役?)の息子ってことですか? あんなに似てるんだから、そうでしょう。先代の社長が、息子の嫁を手篭めにして妊娠させ、普通に孫として生ませたってことでしょう。原田さんのあの怯え方はそういうことですよね。さすが、神田川さん鋭い
 と思ったら、最後のほうで、北大路さんがキムタクに「あんたはやっぱりじいさんの子だ」みたいなこと言っちゃってます。あ、そんなにさらっとバラしちゃうもんなんだ(笑)。あ、そうなんだ。もっと引っ張るんだと思ってたのに。それともそういう意味じゃなくて? 当のキムタクはそんな意味でとってないようですし。こんなに直球なのに。
 笑いのないシリアスドラマを観るのも久々ですが、たまにはこんな重厚なドラマもいいですね。問題は、私が2大大根女優と銘打っているIナモリさんとHセガさんがご出演だってこと(笑)。なんとかしてください。


 次、「演歌の女王」。
 あまりに不幸な女の話というので、いったいどんな不幸が舞い降りてくるのかと期待して観たのですが、まだ初回ということでそこまでどん底じゃないですね。私が勝手に“家なき子3”と呼んでいた「仔犬のワルツ」のなっちのほうが、よっぽど不幸せでしたよ。これからどんな展開になるのか気になるところ。
 でも、天海さんと福田麻由子ちゃんが対等にしゃべってるのを見ると、なんだか不思議な感じがしますね。「女王の教室」では圧倒的に天海さんが威圧していたわけですから。
 それにしても、麻由子ちゃんはなんでこんなに天海さんの気持ちがわかるんですか? 過去もやたらと知ってるし。あ、こいつ、天海さんの昔の姿だな。実態じゃないな。絶対そうだよ。普通のドラマじゃありえない設定だけど、実はそうでした〜ってオチでしょ。さすが、神田川さん鋭い
 と思ったら、中盤で、「あなたは私なんだから」って。あ、これももうバラしちゃうんだ。あ、そう(笑)。
 そういえば、このドラマはちゃんとリアルタイムで観ようとして、時間通りにスタンバったはいいのですが、30分ほど経過したところでまたも爆睡。深夜に目が覚めたので、翌日に録画を見直しました。
 ところが、内容を確認したところ、すでに放送開始10分で寝ていたことが判明(笑)。恐ろしいですね。


 あとは、観るつもりもなかった「拝啓、父上様」が意外に面白かったのと、期待していた「ヒミツの花園」がそれほど面白くなかったことくらいですね。あとの作品はシャッターを閉めさせていただきました。「ハケンの品格」はどうしようか迷ったのですが(というか今も迷ってますが)、忙しくて初回をあきらめたので、見送ります。
 あ、米倉さん主演の「わるいやつら」は初回がまだなんですか。あ、そうですか。チェックしておきましょ。

おかしなドラマ

 そういえば、ドラマといえば、もうずいぶん昔のことですが、こんなことがありました。
 夕食時、たまたまドラマの話になり、歳のわりにドラマウォッチャーだった祖母が「今日は“男は夜は眠らない”が最終回だ」と言い出しました。
 ん?「男は夜は眠らない」? そんなタイトルのドラマ、やってたかなぁ。あやしい。
 すぐさまテレビ雑誌で調べてみたところ、案の定、間違ってました。
 正解は「寝たふりしてる男たち」。
「睡眠」と「男」しか合ってないじゃないですか(笑)。いくら男だからって、夜は寝させてあげて(笑)。