抜け毛の輪舞曲(ロンド)

不二家

洋菓子

 不二家問題が大変な騒ぎになっておりますね。不二家の洋菓子は甘すぎる気がするので、私は好きじゃありませんが、好きな人にとってはさぞかしショッキングなニュースでしょう。それにしては、「不二家のケーキ、好き」と言っているうちのチーフからは何の声も聞こえてはきませんが(笑)。
 問題発覚の翌日、地下街の不二家レストランの前をちょうど通りかかったのですが、サンプルケースからケーキだけが取り除かれ、ポカンと空間が出来ておりました。その時は、まだこんなに大きく発展するとは思ってもみませんでしたけどね。
 ミルキーとカントリーマアムは大好きなので、私のためにその2つだけは存続させて下さい(笑)。

ケーキ話 その1

 洋菓子店で起きた事件といえば、私と関わりの深い(笑)とあるケーキ屋でも、以前こんなことがありました。別に自虐ネタじゃないですよ。私、この店とは直接は関係ないですもん(笑)。


 ある日、「ケーキに髪の毛が入っていた」とクレームを受けた、とあるケーキ屋。お客さんが髪の毛の入ったケーキを持って、文句を言いに来たそうです。そりゃそうだ。
 店側は「すみません」と謝罪し、新しいケーキと交換。お客さんはそれを持って帰っていきました。
 ところが、交換したそのケーキにも髪の毛が入っていたから、さあ大変(笑)。どうなっているんですか、この店は。
 そして、通報を受けた保健所がやってきて、店は手厳しい指導を受けたそうな。当たり前です。どんどん叱ってやってください。交換したのに、また毛入りなんて、コントじゃあるまいし(笑)。

ケーキ話 その2

 さて、それでもまだ懲りない様子の洋菓子店。入っちゃいけないものが入っちゃったってのは、絶対にやっちゃいけないことですからね。ただ、入れなきゃいけないものが入ってなかったってのは、もっと困るわけで…。
 そのまたある日、デコレーションケーキを買ったお客さんからクレームの電話が。
ぜんぜん甘くない
 え?そんなことある?(笑)
 電話を受けたのが、たまたまケーキをつくった本人だったようで、どんなクレームにもとりあえず謝っておけばいいものの、「そんなはずはない」と反論してしまいました。いやいや、どんな理由にせよ、とりあえず謝れよ(笑)。
 甘くないという意見を覆された客は、ますますヒートアップ。
「じゃあ、今から持っていくからな。甘くないかどうか、食べてみろ!」
 そう息巻いて、電話を切りました。
 そして、数分後。怒り狂った客が自称ノンシュガーケーキを持って登場。そっちがその気なら、こっちだって受けて立とうじゃないか。
 言われるままに食べてみると、あれ?案の定、無糖。おい、砂糖入ってねえじゃんかよ(笑)。
 …という馬鹿げた話。自分でつくったものには、ちゃんと責任持ちましょうね。