奇岩城〜ポテトを愛した女〜

ラヴシーン11

いざ!

 先日の予告通り、今日は、ゲロッパ…じゃなかった、グラッパ倉田に会いにいざ東京へ!
 と、大げさなことを書いておりますが、おかしな密会でもなんでもなく、フジテレビアナウンサーによる朗読舞台「ラヴシーン11 奇岩城〜ルパンが愛した女〜」を観に行くって寸法です。なんだ、それだけか。
 即日完売のはずのチケットをなぜ神田川さんが入手できたのかというあたりは、大人の事情なのでそっとしておいて下さいね(笑)。財布の紐がゆるんだ私をお許し下さい(いつも緩いくせに)

発車

 のぞみに乗り込んで、さあ出発進行! 早速、いつものようにDVD鑑賞でもしましょうかね。
 と思ったら、あれ? 前方に見覚えのある顔を一瞬とらえました。今、席から立ち上がったあの人、トミーズ健じゃない!? 雅じゃないですよ。健。メガネのほうの。有名じゃないほうの(うるさい)。でも、遠目に一瞬見えただけですから、人違いかもね。あまり気にしないでおきましょう。そんなに気にするほどの芸能人でもありませんし(失礼な)


 話は変わりますが、私、富士山ってちゃんと見たことないんです。当然、写真や映像ではありますよ。でも、生では拝んだことがありません。新幹線で東京へ行く際には、しっかりと窓から拝見できるはずなんですけどね、いつも何かに夢中で見逃してしまいます。ほら、海側の座席だと余計無理ですし。
 シモちゃんにもよく言われます。「富士山を見るのが、新幹線のメインイベントなのに」って。それもどうかと思いますけどね(笑)。でも、ずっと窓の外ばかり見ちゃいられないじゃないですか。DVD見たり本読んだりしてるわけですから。
 あれはね、ちゃんと車内放送をすべきですよ。「まもなく富士山です」って。通過駅や到着駅の案内はするくせに、日本の誇り・フジヤマを案内しないでどうする。そうなったら、みんな一斉に富士山見物出来るのに。
 とグダグダ文句を言っても仕方がないので、今日は、窓の外をちゃんと気にしながらDVDを観ることに。今日は曇り。見えるのかなぁ、富士山。というか、さっきから山はたくさんあるんですけど、まさかこのどれかが富士山ってことはないですよね? 素人の私が見ても「これぞ富士山」ってわかるもんなんですか? 気になります。
 しかし、ちょっとばかしDVDに熱中して、ふと景色に視線を戻した瞬間、目に飛び込んできました。 うわっ、富士山だ! これは凄い。
 しかも、曇っていて山のすそ野がよく見えず、上部に積もった雪の部分だけが強烈に目立っているので、突如、空に出現した化け物のように見え、恐怖すら覚えました。さすが、富士。DVDの再生を一時停止し、しばらくぼーっと見入ってしまいました。魔性ですね。


 さ、富士も過ぎたことですし、おとなしくDVDの続きを見ますか。と思ったら、再び立ち上がるトミーズを発見。やっぱり、トミーズ健ですよ。雅じゃないですよ。有名じゃないほうの(もうわかったから)。大阪から出稼ぎでしょうか。お勤めご苦労様です。

乗り換え

 無事に品川駅に到着した神田川さんは、山手線に乗り換え、さらに東京モノレールに乗り換え、天王洲アイル駅とやらに到着。こんなに行動派になって、よくもまあご立派になられらたこと(おまえ、誰だよ)
 昼食を食べて、いよいよ劇場に乗り込みます。御用改めである!
 次回へつづく(いや、まだ終わらない終わらない)

ロビーにて

 劇場内に潜入した神田川さん。ロビーに物販コーナーがありますね。パンフレットや公演グッズが売られています。ラヴシーンでは、物販コーナーにてアナウンサーが直接販売をするというのが恒例のようです。凄い列が出来ていますね。女子アナ目当ての野郎どもめ。
 で、今日は誰が担当なんですか?あ、遠藤アナじゃないですか!
 「めざにゅ〜」でいつも見慣れた顔がそこに。わ〜、本物だ。しかも、今朝、録画してあった「めざましテレビ」の遠藤アナによるレオ様インタビューを見たばかりだったので、よけいに輝いて見えます。行列をさんざん馬鹿にしていた私ですが、ミーハーな血が早くも騒ぎ始めました(笑)。遠藤さ〜ん。
 とりあえず、パンフレット買わなきゃなぁ。あ、奥寺さんもいるじゃないですか。以前、お台場ですれ違って、私のボルテージが上がった奥寺さん*1。奥寺さんのところには誰も並んでないし(笑)、ここでいいや。パンフレットおくれ。
 うわぁ、目の前に生奥寺。目と鼻の先よりもずっと間近です。めざましテレビを卒業してお昼のニュースの担当になってしまったので、ずいぶんご無沙汰ですね。相変わらず、さわやかで。近すぎて、緊張してしまいます。財布から小銭を取り出す手が震えそうになってしかたない(笑)。まさか、奥寺さんがいるとは思わなかったので、グラッパを見ずにして、すでに満足げの神田川さん。いやいや、まだまだこれからが本番なんですからね。舞台がはじまれば、あの人もこの人も出てくるわけですから、ミーハー熱で倒れないようにしなくては。
 倒れる前に、ロビーで、三谷さんの次回作「コンフィダント・絆」のチラシを発見。
 
 ゲットです。こういうところは別の顔が働くので冷静。

開幕

 まもなく開演。席につきましょうね。今回、座席がなんとなんと1列目なんです。端のほうではありますが、最前列。グラッパにかける気合いが伝わってきますね(いいや、ちっとも)
 おっと、舞台が暗くなり、目の前に人影が。おや、このシルエットは、まさか、まさか…ライトアップ。
 やっぱりカルシン! っておかしな敬称で呼んでみましたが(笑)、軽部アナ
 おお、いつもめざましテレビでお世話になっております。生カルシンの感想は、テレビで見てる通りです。当然ですが(笑)。
 その後も、次々と見慣れたアナウンサーたちが登場。神田川さん、沸騰気味です。


 そしてそして、グラッパの登場!!
 なに? グラッパルパンの役なんですか? 主演じゃないですか!!ブラボー!
 あ、もちろん3世のほうじゃないですからね。怪盗ルパンのほうね。アルセーヌ・ルパン。
 そして、ヒロインのレイモンド役に、めざましテレビでは常にテカっていることで有名な中野アナ
  
 さらに、もう一人のヒロイン・少女探偵イジドール役に、元気ハツラツの石本アナ。この3人が主演キャストです。
 毎公演、キャストが入れ替わるわけですが、おや、この回は「めざましテレビ」若手集結といった感じに仕上がってるわけですね。でも、レイモンドは、夜の回のアヤパンで見たかったなぁ。いや、中野さんに文句つけてるわけじゃないですけどね。
 

 さて、感想。疲れました(笑)。一番前で、さらに端っこのほうってこともあるので、首や腰がつらい。それに、もっと短いもんだと思ってたのですが、休憩はさんでしっかり2時間半。堪能させていただきました。
 グラッパは当然よかったのですが、石本さんの奮闘ぶりに感心。ラヴシーン初挑戦なのに、あの堂々たる演技。ルパンなんぞ追い抜いて、一人勝ちといった感じでした。カルシンがカーテンコールの挨拶でも言ってましたが、さすがゴールデンタイムで歌って踊ってるだけのことはある(笑)。
 そのカーテンコールでは、グラッパの生のトークも聞けましたし、気分はもう別世界。そう、ここは奇岩城(なんだ、そのトリップ)
 というか、ここまでで登場した人物の中で一番知名度が高いはずのトミーズ健には何の関心も寄せないで、一番知れ渡っていないグラッパ倉田にのめりこむってのも、ミーハーとして間違ってる気がするんですけどねぇ。
 とりあえず、心地よく帰れます。あ、帰りのロビーに再び奥寺さん。また会いましょうね。

まんじゅう

 さて、帰る前にやっておかなきゃならないことがひとつ。
 そう、揚げまんじゅうです。*2
 私を虜にした御門屋の揚げまんじゅうを買って帰らないと。はい、会社用のお土産と、同じく虜になっているジェニロペから頼まれた分と、私が食べる分と、合わせて54個。多っ!(笑)
 だって、このチャンスを逃したら、今度はいつになるかわからないんですもん。冷凍しておけば、いつだって食べられるでしょ。第一、今回の旅の目的の半分は、この揚げまんじゅうと言っても過言ではありませんし(それはちょっと過言)。ああ、早く食べたい。

喧嘩

 颯爽と東京をあとにし、18時過ぎには名古屋に到着。とんぼ返り、お疲れ様でした。今度は地下鉄に乗り換えて、自宅へGO。
 車内のドア付近にて、中年夫婦が大声で会話をしていますね。どうやらファーストフードの話。
「ケンタッキーは高いのよ」
「ああ、高い」
「でも、美味しいのよ」
「ああ、美味しい」
「でも、高い。ケンタッキーは高い」
もう高いのはわかった(笑)。買えないなら、食うな。
 どうやら、この後、なにかファーストフードでも買って帰ろうかという話の流れのようです。
妻「ポテトが美味しいのよね」
 すると、気の弱そうな夫が反論。
夫「ポテトは冷めたらまずいからダメだ
 そうそう、あれは熱いうちに食べないと。買って帰ったら、もう食べれたものじゃありませんよ。旦那さんの言う通り。しかし、妻はさらに反論。
妻「何を言ってるの! チンして温めて食べれば美味しいじゃない!
 そんなことで怒鳴るな(笑)。チンしたって、美味しさはもう戻ってきやしませんよ。そこへさらに追撃。
妻「なんであんたがそんなこと決めるのよ!
 旦那さん、ポテトを買うなと言っただけでこの言われようです(笑)。すさまじい妻。もう誰もこの怒りを止められません。その後、空席を見つけて着席してからも、まだ同じセリフ言ってましたもん。
だいたい、なんであんたがそんなこと決めるのよ!冷たくなったって、チンして食べれば美味しいじゃない!
 奥さんの言いたいことに100%賛同は出来ませんけど、もうわかりましたから。旦那さんも、お願いですからポテトだけは買ってあげて(笑)。じゃないと、奥さん、奇岩城ならぬ、鬼顔嬢になっちゃいますから。
 おあとがよろしいようで。