全ての柔らかいアジのために

やわらかいモノくん

 今日の夕食は、意外にも神田川さん、ブログで魚に初挑戦「アジの煮付け」。鯵っす。
 なにせ肉の方が好きなもので、魚料理ってなかなか機会がなくって。学校で習ったくせに、さばくのも苦手。だって、生臭いし(暴言)
 そんな神田川さんがどうしてアジなんて煮ようと思ったのかというと、先日、たまたま観た「はなまるマーケット」で圧力鍋特集をやっていて、骨まで食べられる魚の煮付けを紹介していたから。“骨まで食べられる”ってものすごく魅力的じゃないです? まるで魔法の言葉。栄養面から言ってももちろんですが、煮魚を食べるときって何が面倒って、骨がいちいち邪魔して食べたいように食べられないじゃないですか。それがすんなり解消されるとあっちゃ、神田川さんが手を出さないわけにはいきません。得意の圧力鍋料理ですし。よし、トライ。
 …といった流れで今日に至ります。
 それにしても、魚を煮るのなんていつぶりでしょう。専門学校ではいろいろ煮ましたが(と思います。よく憶えてませんが)、家で煮たことなんてあったでしょうか。あ、専門学校の実習テストで「イワシの煮付け」が項目にあった際に、前日に自宅で練習でつくってみた時以来ですね。以来というか、それが唯一だと思われます。


 さ、つくりましょうか。ただ、なんとなくしか番組は観てなかったので、手順の詳細がわからず。ま、いいか、適当で。
 圧力鍋に、酒・醤油・みりん・砂糖・水を入れて、内臓とエラを取り除いたアジを並べます。あ、ここで煮汁をかけながらある程度煮て、魚の表面をかためるってなことを言ってた気がします。断片的な記憶。はいはい、実行。
 で、あとは、しょうがとネギを入れて、ふたをして、圧でGO。30分くらいでいいでしょうか。


 煮ている間に、今日は魚にちなんで、ずいぶん昔に作詞した幻の名作「母さんと鯖」の歌詞でも紹介しておきましょうかね。

「母さんと鯖」


ある日 母さんが 鯖を買ってきた
今日の夕食は 鯖の味噌煮です
どうしてもどうしても 母さんは鯖を仕込みたい
 母さん 鯖さばく オレ 鯖食う
 母さんのさばく鯖good!
 母さん 鯖さばく 血が騒ぐ
 母さん まだ さばく さばく
砂漠に舞い上がる鯖めがけて 今日も歌おう
サバダバ サバダバ サバダバダバダバー


ある日 父さんが 鯖を釣ってきた
今日の夕食は 鯖の塩焼きだ
もしかしてもしかして 母さんは鯖のとりこなの
 母さん 鯖さばく オレ 鯖食う
 母さんのさばく鯖cool!
 母さん 鯖さばく 骨ささる
 母さん まだ さばく さばく
サバンナ駆け抜ける鯖めざして 今日も祈ろう
サバダバ サバダバ サバダバダバダバー


ある日 姉ちゃんが サンマ買ってきた
それじゃダメなのと 母さん家を出た
どうにかしてどうにかして 母さんは鯖を手に入れた
 母さん 鯖さばく 皆 鯖食う
 母さんはひどく鯖ツウ!
 母さん 鯖さばく 口渇く
 母さん まだ さばく さばく
サバイバルで鯖リバイバル 今日も叫ぼう
サバダバ サバダバ サバダバダバダバー

 どうしてこんな歌詞を書くハメになったかといいますと、以前行ったカラオケボックスに外国曲だけが載った歌本が置いてあったんです。最近多いですよね。で、多分、韓国の曲リストのページだったと思うのですが、ハングルでタイトルが書かれていて、その下に直訳的な邦題が付けられていたんです。おそらく勝手に付けたんでしょう。とんでもないタイトルが多くて。
 で、その中にあったのが「母さんと鯖」。こんなタイトルじゃさっぱり内容はわかりません(笑)。母と鯖の歌なのでしょうが、それにしてもすごいインパクト。じゃ、私が作詞に挑んでやろうじゃないか、といった次第で、この名作が誕生いたしました。曲はついておりませんが、なかなか韻が踏めて面白い歌詞に仕上がったので、結構気に入っております。
 なお、同じ歌本に載っていた「ぬかるみ坂紳士」という謎のタイトルの歌も同時に作詞したのですが、そろそろ鯵が煮えた頃ですので、その紹介はまたの機会に。


 30分が経過したら、火を止めて、圧力が自然に抜けるまで放置します。アジに味がよ〜く染みますように。おっ、アジ、うまい!(いや、うまくない、うまくない)

やわらかいコンサート

 さて、魚は放置しておいて、今日は待ちに待った森山直太朗のライブにお出かけしなきゃなりません*1。急げや急げ。
 地下鉄に乗って、無事に会場の名古屋センチュリーホールに到着いたしました。
 森山直太朗ワールドツアー2007「全ての柔らかいモノのために
 毎度のことながら、さっぱりわけのわからないツアータイトルでありますが(笑)、初の生直太朗に開演前からやや興奮気味の神田川さん。なんてったって、散々と直太朗のモノマネをやってきた私にとっては、ご本人と対峙できるという記念すべき日なのですから。まあ、対峙といっても、2階席のさらに後ろのほうからではありますけど(笑)。
 そして、今日のイラストに掲載したのが、このツアーのマスコットキャラ「やわらかいモノくん」。うわぁ、かわいくねぇ(笑)。


 さあ、いよいよライブがはじまりました。遠くて顔ははっきりと拝めませんが、生直太朗がそこにいるのは確か。やっぱり本物は違いますね。偽者の私なんて霞んでしょうがない。
 ニューアルバム「風待ち交差点」収録曲を中心に、「愛し君へ「太陽」「夏の終わり」などのヒット曲や、新曲「未来〜風の強い午後に生まれたソネット」などを披露。中でも、ピアノ伴奏だけで歌い上げる「さくら(独唱)」は格別のものがありますね。ラストの「うえぇで〜」のリフレインが胸に染み入ります。これで、私のモノマネもレベルがアップしてくれているといいのですが。
 途中、直太朗が手がけた合唱曲「虹」を、地元の中学生合唱部と一緒に歌おう!というコーナーがあり、貴重な直太朗の学ランコスプレを拝むことが出来ました。これが見れただけで、今日来た甲斐があるってもんです(先生!おかしなファンがここにいます!)


 それにしても、観客層があまりにバラバラなのに驚きましたよ。圧倒的に女性が多いわけですが、学生っぽい人から、立派な大人たち、お年寄りの姿までありました。さすがは直太朗。老若男女からの支持を得ているわけですね。3000人ほど収容の会場が満席でした。
 私は2階席でしたし、ちょうど私の前の列はずーっと最前列までスタンディングする人がいなかったため、最後まで座って観ることが出来ました。よかったです。いやいや、ファン的にはよくないのかもしれませんが、立ちっぱなしは腰に来るので不安だったんですよね。安室ちゃんの時にえらい目にあったので。*2
 ま、直太朗の場合は、みんなずっと立ちっぱなしってわけじゃなくて、気合の入ったファンも曲によって立ったり座ったりでしたけど。そりゃ、「さくら」をアカペラで歌ってる時に、スタンディングでノリノリってわけにいかないですから(笑)。
 でも、斜め前に、終始ものすごくノリノリなおばあさん2人組がいて、ちょっと驚きました。激しい曲ではもちろんスタンディング。リズムに身を任せ、頭の上で手拍子はするわ、大きく左右に手は振るは、もう年寄りとは思えないくらいのファンの鑑(笑)。ただ、年寄りなので、リズムの取り方も、体の揺れ方も古臭い(笑)。ちょっと複雑なリズムの曲では、裏拍子で叩いていたはずの手拍子が、いつのまにか表打ちになり、また裏打ちに戻るという偉業を達成。曲に関係なく適当に叩いているのに近い、幻の揺れる老婆リズムです(笑)。


 という感じであっという間にライブは終了。2時間半、飽きることなく過ごせました。お腹いっぱいです。私の好きな「小さな恋の夕間暮れ」と「恋しくて」を歌ってくれなかったのが心残りですが、仕方ありません。次回に期待したいと思います。それまでに、私も自分の直太朗を磨かなきゃ。覚悟しておけよ(誰に言ってんだ)

魚、ふたたび

 早々と帰宅し、骨まで柔らかく煮えている予定のアジを早速いただきましょうか。いっただっきま〜す。
 うえっ、カタっ! 全然やわらかくないじゃないですか! そりゃ身はやわらかく煮えていて美味しいですけど、骨は全然硬いまま。食べれたもんじゃありません。さすがは「魚」に「参」で“鯵”。参りました!(参ってどうする) それにしても、どうなってるんですか。
 あ、しまった。酢を入れるの忘れた!(笑)
 そうだそうだ、番組で観た時は、酢を入れてたんだった。思い出しました。圧力鍋で充分やわらかく煮えますけど、酢を入れることによって、さらに骨がやわらかくなりますって言ってました。うわぁ、適当に観てたから、肝心なところを忘れちまってました。反省。
 でも、こんなに骨が硬いんじゃ、たかが酢を入れたくらいで、本当に食べられるようになるんでしょうか。ちょっと疑わしい。
 ほら、はなまるマーケットって、以前、便器に熱湯をかけてから掃除をするときれいになるって掃除法を紹介したら、視聴者から「便器にヒビが入った!」ってクレームが殺到したことがあったでしょう。今回も番組の不手際じゃないんですか!?(自分の不手際の責任を番組側に押し付けないように)


 はぁ〜、せっかく美味しく出来てると思ったのになぁ。せっかく「全ての柔らかいモノのために」を観てきたというのに、全然効果なしじゃないですか。硬い、硬い。
 この憎きアジに、もう少し「やわらかいモノくん」を見習ってもらわなきゃいけないみたいです