ミョンセ、オスカーを狙う

ドリームガールズ

いざ目的地へ

 今日は久々のフレックス。先週の水曜は仕事でしたし、それまではずっと完全な休みが続いていたので、ちょっとだけ仕事ってのは本当に久しぶり。それに、今日は仕事が少ないので、私とチーフとゴマちゃんのトリオで出勤。天才とバカとバカですね(上司にバカとはなにごとですか)。ほら、天才とバカは紙一重って言うでしょう。だから、紙一重トリオってことで(全然フォローになってませんよ)
 7:30に出社し、パパパっと仕事を片付け、9時すぎには終了。普通の会社がはじまる時間にもう完了してしまいました。だいたい、いつもより1時間遅い出勤のはずなのに、それでも7時半ってとこがなんともおかしいのですが(笑)。
 というわけで、9:20頃に会社を出て、急げや急げ。どこへ行くのかって? そりゃ映画館でしょう(そりゃ、ってこともないぞ)。タクシーに飛び乗って、ベイシティのシネコンへ向かいます。なにせ、9:45からの回を観る予定なので、あまり時間がありません。運転手さん、急いでよ。
 さ、ここでタクシーの運転手、恒例のセリフが飛び出しました。
○○を通って行きます? それとも、△△の道のほうから行きますか?
 コレ、本当に困るんですよね。困るというか、腹立たしい。道のハナシを聞かれても、知らないっての。「○○を通って行けばいいですか?」とか聞くのなら、「それでお願いします」とでも返答できるのですが、選択を迫られちゃどうしようもありません。
 勝手にしろよ。プロだったら、今、この時間に、いち早く目的地に辿り着ける道を自分で選び抜いて、走り抜きなさいよ。こちとら、道にこだわりなんてありませんから。だいたい、道路事情に詳しい客を乗せたところで、「いや、絶対にこっちの道でお願いします」なんてこと言う客もいないだろうに。運転手の好きにするがいいさ。

映画鑑賞

 さて、無事に映画館に到着。運転手、ご苦労。
 はい、今日は何を鑑賞するのかといいますと、話題の「ドリームガールズ」です。最近、「シカゴ」や「レント」など、ミュージカルの名作を映画化することが多いわけですが、これもそのひとつ。本格的なミュージカル映画を映画館でちゃんと観るのは初めてなので、楽しみです。


 そういえば、今日「ドリームガールズ」を観に行くと会社で話をしたら、誰も知りませんでした。ええ? こんなに有名なのに。アカデミー賞に何部門にもノミネートされているのに。
チ「誰が出てるの?」
神「ビヨンセとか」
チ「なに?ミョンセ?韓国人?
神「違いますよ。誰ですか、それ(笑)。ビヨンセ
チ「ビヨンセ? 知らねえなぁ」
神「え?あんなに有名なのに」
チ「ゴマ、おまえ、知ってるか?」
ゴ「知らないです」
 やっぱりどうしようもありませんね、この人らは(笑)。


 ということで、上映スタート。
 のっけからノリノリの音楽。心地よい歌のオンパレード。まだはじまって5分も経ってないというのに、テンションがかなり上がってまいりました。神田川さんのモータウンの血が騒いでたまりません(両親が日本人のくせに、そんな怪しい血は流れているはずがない)
 出てる皆さん、本当にお歌がお上手ですね。オール黒人キャストなのでさすがでございます。ビヨンセは本業が歌手ですから言うことないわけですが、ジェイミー・フォックスにしろ、エディ・マーフィにしろ、素晴らしい実力。
 ミュージカル映画なので、歌を歌うシーンじゃなくても、突然歌になったりいたします。感情が高ぶって歌、とか、私の心のうちを聞いてほしくて歌、とか。「これでもか、これでもか」ってくらい歌が続きます。「まだ歌うの?」ってくらい(笑)。おそらく、普通のストレートプレイのシーンよりも歌のシーンのほうが割合としては多いんでしょうかね。でも、決して邪魔ってことでもなく、メロディーに乗ったほうが観客にも言葉が伝わりやすいってこともあって、すんなり入り込めました。
 いろいろなところで読みましたが、歌のナンバーが終わるたび、本当に拍手してあげたいくらいです。スタンディングオベーション。特に、オスカー候補のジェニファー・ハドソンがシーンと静まり返った暗闇で歌うシーンなんて、本当に目の前に本人がいて、生で歌ってくれているかのような迫力。あれは錯覚するくらい凄かった。
 前評判どおりの素晴らしい映画です。ショッキングなことや辛いこともストーリーとしては起きるわけですけど、最後には「ああ、こうなってよかったな」と思える感動が待っていて、よく出来てるわぁと感心。さほどどんでん返しもないシンプルなストーリーながら、テンポのいい演出と歌のパワーで、見事に完走してくれます。テレビで観ると迫力が半減してしまうと思いますので、ぜひこのきらびやかなステージを映画館で味わってみてください。オススメ。

クッキング

 さ、映画を観て、ふらんす亭でカレーハンバーグを食べ、スーパー銭湯のジェット風呂で疲れを癒し、早々と帰宅。ちゃちゃっと夕食の準備でもしてしまいますか。
 実は、昨夜もうほとんどつくってあるので、あとは仕上げるだけなんですよね。今夜のメニューは「蒸し豚」。簡単ですから、ぜひお試しを。
 豚のかたロース肉のブロックに塩コショーをふり、ショウガとネギと一緒に圧力鍋で蒸すだけです。水と酒を半々くらいで混ぜたもので蒸してみました。酒蒸しっぽいほうが美味しいかなぁと思って。1時間ほど蒸して放置し、粗熱が取れたら冷蔵庫へ。冷やさないと切れないですからね。というわけで、ここまで昨夜のうちに済んでおります。
 豚ばら肉でもよかったのですが、ばらだとちょっと脂が多いですからね。ロースやももだと脂っ気がなさすぎますし、かたロースが一番赤身と脂身のバランスがいいので、私は好きです。
 で、今日、もやしを軽く炒めて、その上に切った蒸し豚を乗せたものがコチラ。
  
 色のついていないチャーシューみたいですね。蒸してありますから、余分な脂分は抜けて、ある程度ヘルシーに仕上がってると思います。
 で、何をつけて食べようかなぁと迷ったのですが、中華風胡麻ダレってのと辛味葱醤油ダレってのが売ってたので、ちょうどいいやと購入。豚に薄味しかついていないので、何をつけても合うと思いますよ。ポン酢、ごまダレ、ドレッシング、うなぎのタレ、焼肉のタレ。醤油ベースで香味系のドレッシングなんかはよく合うと思います。
 で、温めなおして、皿に取り分けてタレとネギ油をかけたのがコチラ。
  
 美味しかったですよ。やわらかくて、ジューシーで。一気につくって、残ったら冷凍しておけば、またいるときに使えますしね。便利。圧力鍋がない場合は、かなりの時間蒸さなきゃいけないと思いますので、それならば鍋を買いましょう(笑)。ぜひお試しを。