二者択一〜蘇我さんの素性〜

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到着

 年頭に注文したこのブログの書籍が*1やっとこさ製本されて届きました。本来なら発注から2週間ほどで届くはずなのですが、イラストのデータが反映されなかったり、先方とのメールのやりとりが行き違ったりで、こんなにも時間がかかってしまいました。困ったものです。
 ということで、これで「ザ★神田川風呂」の本が4冊に。
  
 2005年下半期の第1巻、2006年上半期の第2巻、そして2006年下半期の第3・4巻。今後は1クールで1巻ずつ刊行される予定ですので、今月が終わればもう第5巻の制作に取り掛からなければいけません。早いですね。こうしてアイテムが増えると、これからも頑張って書かなきゃなあと改めて実感いたします。そして、こんなことに無駄な金を使ってもったいないなあとも改めて実感いたします(笑)。

3月3日

 今日はひな祭りです。ぼんぼりに灯りをつけて、白酒を召されて赤い顔になる日ですね(おかしなところだけ抜粋しないように)
 あ、ぼんぼりって「雪洞」って書くんですか。へぇ。これだけ見たら、積雪地方の洞窟にしか思えません。カマクラって読んだ方がしっくりきますもん。今日からそうしましょうよ(誰への呼びかけだ)
 ということで、ひな祭りの想い出でも何かないかなぁって考えたのですが、何もありませんでした。まあ、幼女じゃなくてオッサンですからねぇ、ひな祭りのとびきりの想い出があっても、それはそれで異様なわけですが(笑)。
 でも、小学校のひな祭り会で飾る、クラスで作った画用紙製のひな人形とかは、いつも私が描かされていた気がするなぁ。この頃からもう飛びぬけていたんでしょうね。


 あとね、歴史上の有名人物を描いて、教室の壁に貼るってのもやらされてました。社会科で日本史を勉強する際に、教科書に出てくる人物の似顔絵を描いて、教室の壁の天井際にグルっと一周張り巡らせるという。音楽室に貼られている作曲家の肖像画みたいな感じで。
先「神田川くん、この“聖徳太子”お願い」
神「わかった」
先「あと、そうねぇ…」
神「この“小野妹子”は、いる?」
先「それはいいや」
 ってな具合に、教科書をパラパラと捲りながら担任の女教師と打ち合わせ。何人くらい描いたかなぁ。ずいぶんと描いた気がします。授業が進むにつれて、ほとんど教室を一周したと思いますから。あれで、結構、似顔絵のスキルが鍛えられたと思いますよ。
 でも、こんな特別なことしたら、普通、他のクラスメイトからひがまれてイジメにあってもおかしくない気がしますけどねぇ。幸い、「すごいなぁ」という目で見られただけで、平和に過ごせました。さすが、神田川さん。無二の存在です。
 ただ、この似顔絵に関して、とある先生から苦情が。担任の先生が何かの都合でいなくて、代わりのおじさん教師が授業を見に来た時のことです。
 似顔絵の下に、その人物の名前も記されているんですが、普通は「織田信長」とか「豊臣秀吉」とかフルネームで書いてあるんです。ただ、ひとつだけ例外だったのが「蘇我氏」。きっと、その時の教科書には「蘇我氏」としか記載がなくて、描くように命じた担任の先生もわざとそうしたんだと思うんです。しかし、その違和感が許せないおじさん教師。
蘇我氏だけ、“蘇我氏”ってことはないだろう。誰なんだ。蘇我馬子か!? 蘇我入鹿か!?
 うるせぇよ(笑)。我々にいちゃもん付けたってどうしようもないでしょうに。部外者はひっこんでろ。

チケット

 さて、今日は、パルコ劇場HPにて先行予約の申し込みをしてあった舞台「コンフィダント・絆」の当選結果発表の日。
 
 例の如く、三谷舞台のチケットはかなりの倍率。しかも、今回は書き下ろしの新作とあって、チケットが取れれば奇跡といった意気込みで先行予約に臨んでおりました。先行予約といっても、殺到すれば抽選ですからね。当たるかどうかは運次第。
 結果のメールがパソコン宛に届いているはずなのですが、待ちきれず、仕事中にケータイからパソメールのチェック。おっ、来てます、来てます。緊張しますね。こういう時はあまり期待しちゃいけないんですよ。取れてないもんだと思っておかないと
 そうそう、これからも、一般発売までにいろいろな先行予約が待っていますから、今回外れてもまだまだチャンスはありますし。
 さ、メールオープン!
パルコ劇場をご利用いただきまして、誠にありがとうございます
 いえいえ、どういたしまして。
神田川様にお申込みいただいたチケットを…」
 はい、どうなりました?
下記の内容にてご用意いたしました
 ええ、ご用意いたしました。いたしました? おっ、当選じゃないですかっ!! 神田川さん、チケットゲットです!おめでとう!!
 ゴールデンウィーク真っ只中の5月5日の昼公演のチケットを無事に獲得いたしました。
 はい、で、座席はどのあたりですか?
 ええと…、あ、書いてありました。Y列ですって。って、Y? Yってアルファベットで最後のほうじゃなかったですっけ。
 ABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZ
 うわっ、25番目じゃないですか。何番目っていうより、もう後ろにはZしか残ってないんですね(笑)。25列目かぁ…。
 せっかくチケットが取れたのに文句言うのもなんですが、相当後ろのほうってことですよねぇ。パルコ劇場さん、おたくの劇場での演目なんですから、どの先行販売よりも良席を用意しなきゃいけない立場でしょう。それなのに、こんな後方をあてがいやがって。がっかりです。
 ま、でも、チケットが取れただけでも奇跡なんですし、パルコ劇場はどの席からも観やすい造りになってますから、25列でも我慢するか。手放しで喜んであげないと、取れなかった人たちに面目ないですからね。


 そんな頃合で、友人からメールが。
4月30日、2枚当選しました
 おっ、そっちも当選ですか! ほとんど当たらないシステムなので、日程的に行ける公演に手分けしていくつか申し込んでいたんですけどね、友人が申し込んだ公演日のチケットも、私と自分の分が無事に確保できたようです。でかした。これで、私はとりあえず2回は観に行けることになったわけですね。ほら、奇跡は起きるもんです。
 しかし、問題は席。私がY列だったわけですが、同じ先行予約ですからそんなにかけ離れた席が用意されているとも思えません。どのあたり?
Z列
 ゼェェェェェェ〜ット!!! Yよりも手強い相手がいましたか。最終列ですね。せっかく2回も観れるのに、どっちもそんな遠くからの観劇だと感動も期待も薄れます…。はぁ、贅沢を言っちゃいけないのはわかりますが、ちょっと残念。


 とりあえず、パルコ劇場のHPで座席表でも確認してみますかね。確認も何も、後ろだってことはわかりきってますが。あ、あった、あった、座席表。どれどれ?
 ん? ちょっとちょっと。これ、一番前が「X列」になってるじゃないですか。で、その次が「Y列」で、その次が「Z列」。その後は、「A列」からアルファベット順に続いてます。あ、そうだ。この劇場は座席順がちょっと変わってるんでした。
 ということは、私は「2列目」と「3列目」が当たってしまったってこと!? うわぁ、マジで? すごいすごい! 私が当てたのはちょっと端よりですが、お構いなしです。神に感謝。
 あっ、友人の宛てた3列目はほぼセンターですね。またも神に感謝。これは楽しみです。


 さ、朗報も飛び込んできたことですし、はりきって仕事を続けましょう。
 でも、今回の公演がゴールデンウィークとかぶっててよかったです。東京へは日曜祝日しか行けるチャンスがないので、祝日が多いほど多くの可能性がありますから。5月5日も4月30日も祝日ですからね。忙しすぎて休日出勤になることのないように祈らなきゃ。
 などとウキウキしながら、ふと壁に貼られた仕事の予定表を見ると、4月30日が「出勤」になっておりました
 はい? 出勤?
 ええっ!祝日のくせに営業日なんですかっ!?(笑) そんなことまで全然頭に入ってませんでしたよ。予定表、まだ家に持って帰ってなかったですからねぇ。てっきり休みだとばっかり思って、「この日の公演を申し込んでね」ってお願いしちゃいましたよ。うわぁ、最悪。よりにもよって、ちょうどその日が当選だなんて、神様も意地悪ですね。
 誰ですか、休日出勤を心配してた人は。休日でもなんでもないです(笑)。休めるはずもないので、こりゃあきらめないとな。友人には、誰かお相手を捜してもらいましょう。


 ということで、勝ち残って、敗れ去った、めまぐるしいひな祭りでした。