名古屋、東京、千葉、そして山口へ…＜前篇＞
DEPERTURES
さて、やってきました、東京出張の日。早朝からのぞみに乗り込んでスタコラサッサのホイサッサ。
発車したかしないかのタイミングで「プシュ」という音が車内に響き渡ります。おビールのご開封〜。予告はされてましたが*1、まだ朝の7時をまわったばかりですよ。とんでもない酒呑み集団です。
私はここのところ体調がすぐれず、今日も朝から寒気がするので、あたたかいコーヒーをいただいております。たとえ体調が優れていてもビールは飲みませんけどね。
はいはい、私は通路はさんだ席でひとり、安室ちゃんのライブDVDを観ますから邪魔しないように。
安室奈美恵 namie amuro BEST tour "Live Style 2006" [DVD]
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白鷺と若潮
安室ちゃんと戯れているうちに、新幹線は無事に東京駅に到着。えっと、確か、次はJRの京葉線に乗り換えるんでしたね。特急しらさぎ。
すると、前を歩いていた新婚のミスターJが、振り向いて私に尋ねるんです。
「次は、わかさぎだっけ？」
しらさぎだよ(笑)。そんな魚の名前、電車に名付けるかよ(笑)。ああ、きっと、帰りに乗る予定の特急“わかしお”とミキシングされちゃったわけですね。何にせよ、わかさぎは唐揚げで結構。
しかし、結局は時間にまだ余裕があったため、しらさぎでもなく、もちろんわかさぎでもない普通の快速電車に乗車。走る列車から海を眺め、東京ディズニーランドを眺め、揺られること約30分。目的駅である海浜幕張駅に到着いたしました。
さあ、向かうは千葉マリンスタジアム！（違う違う）
イベントスタート
やってきました、幕張メッセ。今日のイベントは「FOODEX JAPAN 2007 第32回国際食品・飲料展」。
アジア・環太平洋地域最大の食品・飲料トレードショーとあって、以前行ったニッポンハムの展示会*3とはスケールが違います。ホント、広いったらありゃしない。世界各国からの出展もたくさんあって、異国人もウジャウジャいますし、会場もとんでもなく広いので「ここは万博会場かよ」と思うくらい。ま、愛知万博に行きもしなかった私が言ってるので、適当に流しておいてくれてかまいませんが(笑)。
（後日談ですが、4日間の開催で95万人が来場したそうです）
さ、食って食って食いまくれ。稲庭うどん、ハンバーグ、カレー、プリン、アイス…って書けばキリがないほど食べました。
中でも美味しかったのが、先日、シモちゃんの東京土産でもらった「森半」*4が出展してたんですけどね、そこで試飲したホット抹茶ミルク。あれは美味しかったなぁ。苦くて甘くて香りもよくて。時間差で3回ほど飲みましたもん(笑)。来たかいがありました（幕張まで来て抹茶かよ）。
禁断の鳥
おや、ホットプレートで何かを焼いているブースがありますねぇ。何でしょう。はい？キジ？ あの日本の国鳥の雉ですか？ 桃太郎に仕えて鬼退治をしたあのキジ？ そんな立派な鳥を、こんな小さなホットプレートで？(笑)
どれどれ、試食。美味しいじゃないですか。特に臭みもないですし、歯ごたえのしっかりした鶏肉って感じで。へぇ、初めて食べました。
そんなことを思いながら私がキジを試食していると、通りすがりのおじさんが立ち止まってキジ屋さんに物言い。
「キジ、食べてもいいの！？」
食べてもいいの？って、私、食べちゃってますから(笑)。しかも、このおじさんの言い方、「キジは食べてもいいんですか？」ってニュアンスじゃないんですよ。「キジなんて食べちゃダメだろう！！」って意味合いの台詞。ちょっと怒りも織り交ざってる感じで。お前は動物愛護団体かよ(笑)。何だって、食ったモン勝ち。
乳ゴム
こちらは何の展示ですか？ おぉ、牛乳！ 美味しそうですね、飲みましょ。
で、そのブースでついでに貰ったのが、コチラの消しゴム。
なかなかかわいいじゃないですか。すると、私の前にいたおばさんが質問を。
「この消しゴム、牛乳が入ってるの？」
いやいや、そんなわけねぇだろう(笑)。うぐいすパンにうぐいすが入ってないのと一緒ですよ（いまいちパッとしない例えを出すな）
「牛乳は入ってないですねぇ…」
ほら、係の女性も困ってるじゃないですか。とんでもない質問を浴びせないように。
しかし、その時、ブースの奥にいた別の女性が横から割り込んできて、先程の係の女性を遮るかのようにおばさんに解説開始。
「牛乳から乳脂肪分を抜いていますので…」
えっ、牛乳から抜いた乳脂肪が入ってるんですか！？この消しゴムに！？ いったいどんな効果が！
「なので、牛乳と低脂肪乳の間くらいの感じになります」
牛乳の説明かよ！(笑) 消しゴムかと思って驚いてしまったじゃないですか。なんだ、そっちかよ。消しゴムの秘密を握っていないのなら、無理に割り込んで来ないでくださいね。
ぶらり3人旅
さて、午後からはゴマちゃんとジェニロペと合流。午前中に単独であれこれ吟味した私が「あれが美味しかった、こんなのも試食した」といろいろ提供すると、二人して「神田川さんについていけば間違いない」とおんぶにだっこ。よし、ついて来い、舎弟ども！(笑)
ゴマちゃんがあまりに「お腹がすいた」と言うので、とりあえず何か試食させることに。午前中はずっとチーフと一緒にまわっていて、あまり食べなかったとのこと。あ、そうですか。私についてこれば、食には困りませんからね。
ほら、そこにハンバーグとか唐揚げとかありますから、食べてらっしゃい。「行ってきます！」と言って試食に群がる人波に飛び込んで行ったゴマちゃんでしたが、なかなか戻ってきません。「遅いよねぇ」とジェニロペと2人で待機していると、やっとのことで帰還。たらふく食ってきたようです。
「すごい技、使っちゃいました」
はい、何ですか？
「つまようじで唐揚げをいっぺんに2個刺して食べちゃいました」
勝手にしろよ。そんなものを“技”と呼ぶのなら、私にはありとあらゆる技を駆使できますから(笑)。
え？詳しく聞いてくれって？ はいはい、なになに？
たくさん食べたいからわざと2個刺したんだけど、それを「あっ、間違えて2個刺しちゃった。ま、いっか」っていう無言の演技でカバーしたんですか。ああ、そうですか。
おい、誰か、こいつ刺せ(笑)。
寿司
こうして、3人の昼下がり試食ツアーがスタートしたわけですが、やっぱりゴマちゃんには笑いの神が降りてきてるみたいですね。こんな旅先でも、アクシデントの天才。
鴨肉の刺身が乗ったにぎり寿司なんて珍しい試食があったんですけどね。ゴマちゃん、受け取ったその寿司を床に落下させてしまいました。おいおい、そんなところに醤油はないぞ(笑)。突然の寿司の落下により、入社初日にゴマちゃんが米を茶碗ごと床にぶちまけた事件を思い出しました。*5
「あっ、落とした！ ヒヒヒヒ」と本人は笑っておりますが、そばにいる我々としたら恥ずかしいことこの上ありません。だって周りはすごい人だかりなんですもん。
しかし、寿司が床に転がってる風景なんてなかなか見れませんからね。しかも、シャリとネタがバラバラで着地。ソロ活動です。貴重なショット。というか、おまえは笑ってないで早く拾え(笑)。
私は特に食べたいわけじゃなかったので、「これ、食べろ」と自分の分を代わりに差し出したんですが、「大丈夫です。まだ食べれますから」と落下寿司をまじまじと見つめるゴマちゃん。やめなさいって。皿からテーブルの上に転がったのとは話が違うんですよ。床に墜落して、シャリとネタが散らばった経験を持つ寿司ですよ(笑)。お腹こわしますって。
ゴ「3秒ルールだから大丈夫」
またおかしなルール引っ張りだしてきて。3秒以内だったら平気とかいう根拠のない規律でしょう。でも、今、明らかに3秒以上経ってた気がしますし、何秒にせよそれは食べなさんな。
あっ、ほら、シャリに綿ぼこリが付着してるじゃないですか(笑)。それ、ワサビじゃないですからね。
ゴ「取れば大丈夫です」
そして、ひとくちでパクリ。うわっ、こいつ本当に食べやがった(笑)。私とジェニロペは無関係を装い、あわててゴマちゃんから離れました。はい、この人、関係ないですから。床に落ちた寿司を拾って食べたこの人とは、我々は何ら関わりないですから。
ウォーキング
さて、少々の休息を取ろうと展示スペースから脱出したところ、すぐ後ろについて来ていたはずのゴマ＆ジェニロペの姿が見えません。どうしたんでしょう。
あ、来た来た。何かあったんですか？
「デューク更家がいたんですよ！」
え？ホントに？ 本物？ 私も見たい見たい。
再び会場に乗り込み、二人が指差す方向を見定めると、ここからやや離れたブースでウォーキング指導をする謎の男。
あ、あの人？ そうかなぁ。本人かなぁ。名前も何も掲げてないですし、遠目ですし、怪しいなぁ。もしかして、デュークエイセスのほうかもしれないですよ（そんな間違い誰がするか）。
でも、わざわざデューク更家がこんなところまで来る？ そんなにも暇じゃないでしょうに。はるばる名古屋まで来るかなぁ…って、違った。ここは幕張だった(笑)。うっかり。じゃ、本人ですね。神田川さんが認めるんです、間違いありません。じゃ、引き続き頑張ってね、デューク。
終了
といった感じで、あちこち歩き回って研修終了。お疲れ様でした。足の裏にかなり疲労が蓄積してますね。歩きすぎて足が棒。これでたらふく食べたカロリーを消費できたでしょうか。はぁ、しんどい。
ここからまだ電車に揺られなきゃいけないわけですし、新幹線は座れるからいいにせよ、名古屋に到着しても私はぐっさんライブが控えているわけですしね。この時点でこんなに疲れていたら、先が思いやられます。
ぶっちゃけ、行きの新幹線の安室ちゃんで、ずいぶんとエネルギーを消費している感覚(笑)。
でも、そんなことを言っていても失った元気が戻ってくるわけじゃないので、気合を入れなおして名古屋まで帰りますか。
そうですよ、私にとっては今からがメインイベントなんですから。張り切らないと。いざ、名古屋へ！！
（後篇へつづく）
