あつあつ石鍋!キムチの湯

焼肉

正しい日本語

 今日、書類を作ろうと会社のパソコンに向かったら、文書が開いたまま。うちの会社、経理の管理用以外ではパソコンが1台しかないため、いろんな人が使い回しするんですけどね、書いたものがそのままってことよくあるんです。使おうとすると、前に使ってた人が開いてた見積書だの単価表だのがそのまま。保存はしてあるんでしょうけど、用が済んだらちゃんと閉じてってほしいものです。
 で、この文書は誰のやりっぱなし? ふむ、内容からしてチーフですな。とりあえず、神田川先生が読んでおきましょうか。
 なになに? あ、そう。ふぅん。へぇ。ああ、そういうことね。
 と読み進めていったわけですが、中盤でミステイク発覚。見つけてしまいましたよ。文書の内容は面倒なので省きますが、こんな一文が。
なるべくひとつにまとめてもらえんでしょうか?
 もらえんでしょうか、って何だよ(笑)。そのへんの人としゃべってんじゃないんですから、ちゃんと「もらえないでしょうか?」でしょう。もっと言えば「いただけませんでしょうか?」のほうがそれっぽい。
 ったく、恥ずかしいったらありゃしない。え? これ、もう先方にFAXしちゃったの? あ、そう。
 やっぱ、チーフ、NOVAに行く前にやらなきゃいけないことがあるよ

 明日が休みってことで、今日は仕事帰りにゴマちゃんとタケポンと私とで焼肉を食べに行くことに。ああ、楽しみ。今日は焼肉のことだけ考えてずっと仕事してましたから(笑)。
 おや、混んでますね。平日の夜なのに、結構な繁盛度。家で食ってろよ。待ってる間に、注文用紙にいろいろと書いておきましょうか。ええと、あれも食べたいし、これも食べたいし。
 車で帰るゴマちゃんは今日はノンアルコールでお願いしますよ。無料サービスの緑茶でいいでしょ? え?ドリンクバーがいいの? 贅沢な。ま、今日は給料日だからそのくらいの贅沢は許可するか(そのくらい普段も飲ませてやれ)


 そして、しばらくして席に案内されました。着くはなから、ゴマちゃんが興奮気味に「もうドリンクバーって行っていいんですか?」と私に問いかけ。
 いやいや、まだコップも来てないのにどうやって注いでくるのさ。まさか、つけダレを入れるこの小さなお皿に?(笑) もうちょっと落ち着きなさいって。


 さあ、食べますよ。はりきって注文しすぎたため、テーブルに乗り切らないくらいの皿が到着してしまいました。次から次へと焼かなきゃ。
 そして、恒例のカスタマイズ作業。ブレンドを繰り返してオリジナルのタレを調合したり、オリジナルのマヨネーズを作成したり、神田川さんはここぞとばかりに能力を発揮して大忙し。冷麺にはレモン汁とこしょうを大量にぶち込み、石焼ガーリックチャーハンには焼いたホルモンやらキムチやらを入れて豪華版に。アレンジって感じじゃなくなってきてますね。もうここまでくると調理(笑)。おい、鍋持って来い。
 本当は、ユッケを頼んで、いろいろと味付けして、焼いてハンバーグにするってのも考案してはみたのですが、いくらなんでも網で焼くには無理があるだろうということで自ら却下。さようなら、我が子よ。


 さて、隣でガツガツと食べ続けているゴマちゃん。何か面白いことでも起きないかと期待していたのですが、特にそんな事件も起こらずに過ぎていってしまいました。
 しいていえば、キムチの上に温泉玉子がのった「温玉キムチ」というメニューを見て、「あっ、これ、この間、美味しかったですよね。温泉キムチ」と発したくらいでしょうか。
 温泉玉子を略して“温玉”なんですからね。何ですか、温泉キムチって。温泉の蒸気で発酵でも促しているんでしょうか。温泉みやげには、温泉まんじゅう!温泉玉子!温泉キムチ!って感じで。売れない、売れない。
 いっそのこと順序を入れ替えて「キムチ温泉」にしたほうが…って、想像したら気味が悪くなったので忘れましょ。嫌です、キムチの湯なんて。


 というわけで、そろそろ帰りましょうか。さんざん食べたくせに、まだ1時間ちょっとしか経ってないんだ。すげぇ。
 ゴマちゃんが注文した釜炊きご飯の上に、まだあまり焼けてないホルモンを「焼けてる、焼けてる」とタケポンがわざと乗せていたので、きっと明日あたりはゴマちゃんは腹痛でも起こしてるんじゃないかなぁとちょっと心配。でも、仕事は休みですから、本当はどうなろうが知ったこっちゃないのです(笑)。