シスコーンの鼻

ツケ鼻

モノマネ

 先日、mihimaru GTのモノマネを習得した神田川さん。ホント、自分でも何に手を出すのかさっぱりわかりません(笑)。男女限らず、共通点がなさすぎますもん。でも、なんだか「あ、コレ、やれるかも」という予感はあるんです。そういう予感がまったくしない時は、チャレンジしても絶対うまくいかないんですよねぇ。
 ただ、今回のmihimaru GTに関しては、かなり喉をしめて発声しなければならないため、喉への負担が大きく、長時間の歌唱は確実に無理です。ほんのわずかな時間しか継続できません。例えちょこっとでも、やったもん勝ちですから。


 ところで、このmihimaru GTのボーカルのヒロコさんですが、どう見ても元モー娘。矢口さんにそっくり。
 だって、彼女がメディアに露出してきた時、驚きましたもん。「うわっ、なんだ、このツケ鼻した矢口は!」って(笑)。
 で、そのツケ鼻だけに注目してみると、香取慎吾の鼻(笑)。

つんく

 ちょうどモー娘。の話題が出たので、その昔、CDショップで遭遇したこんなエピソードを紹介。


 もう何年も前のことでしょうか、近所の小さなCDショップに赴いた時のことです。
 目的のCDを何枚か手にし、いざレジに向かおうとしたその時、一人の客が来店。かなり体格がよく、髪も短かったため男性かと思ったのですが、よく見たら若い女でした。良く言えばボーイッシュ、悪く言えば…ま、そのへんはさておき。
 彼は…じゃなかった、彼女はすぐさま店員をつかまえ、欲しいCDを捜させ始めました。かなり声量のあるガラガラ声で次から次へとアーティスト名を挙げだした彼女の勢いに、店員もずいぶんと押され気味。
 しかも、“誰々の○○というCD”といったようにはっきりとわかっていれば問題ないわけですが、彼女がかなりいい加減なため、そう簡単にはいきません。
つんく つんくのある?」
 曖昧にもほどがあります(笑)。
つんくですか…。タイトルわかります?」
「知らない」
「…」
「ほら、あるじゃん。あの、ちょっとやらしい歌詞でさ」
「うーん」
「ディスコ調の」
「多分、コレだと思うんですけど」
「コレ?」
「ええ、おそらくそうだと…」
「コレかなぁ。ちょっとわかんないから、これはまた調べてくるわ」
「そのほうがいいかもしれませんね」
「そうする。でねぇ、次、X-JAPAN。ある? ないでしょ?
 ないでしょ?ってなんだよ(笑)。とんでもない問いかけ。
 という感じのやりとりが延々と続くのです。私はとうの昔にCDを握りしめて待っているのいうのに、どうしてくれるんでしょう。仕方がないので、店内をうろつきながら、もうしばらく彼女と店員のやりとりを観察することに。


 彼女のあの手この手に店員が疲れを見せてきた反面、彼女のほうは来店時よりも数倍も熱くなってきていることが、見ている私にも手にとるようにわかります。そして、勢いに乗った彼女はここでトリプルアクセル級の発言をぶっ放しました。
「あとねぇ、あっ、ラルクアンドシェル
 昭和シェル石油かよ(笑)。正しくは「ラルクアンシエル」ですから、合計2ヶ所の誤り。まだ若いのに、年寄りみたいな間違え方ですね。希少価値。店員も疲れきっているのか特にツッコミもなし。彼女には何を言っても無駄でしょうからね。正しい選択です。
 そんな彼女がさらに畳み掛けます。
ラルクアンドシェルの…、あっ、コレ、一番新しいやつ?」
「そうですね」
「じゃ、コレも買う」
「はい、ありがとうございます」
「なんかさぁ、1位になったやつだよねぇ」
「1位…にはなってないですけど…」
「そうだった?」
「ええ。でも、かなり売れましたよ」
「んー、じゃあ、違ったら嫌だからやめとくわ
「あ…そうですか」


 その後も、当時流行していた、つんくプロデュースの「太陽とシスコムーン」のことを「太陽とシスコ!」と勝手な略語で叫び、さらによく聞いてみると「太陽とシスコーン」と正式名称まで間違えて発言。シスコーンってちょっと美味しそう(笑)。
 店員が「太陽とシスコムーンですね」とやんわり訂正してくれているのに、彼女はその後も「シスコーン」を連発し続け、何枚かのCDとともに帰って行きました。
 私はただCDを買いに来たはずだったのに、もう疲れてしまいました。