GE!GE!GE!ミッドランド

ゲゲゲの鬼太郎

いざ、ニッポンゲゲゲ!

 本日は仕事が休みだったので、待望の実写映画「ゲゲゲの鬼太郎の鑑賞に出かけることに。
 実はそんなに待望ってこともないんですよね。映画の企画が発表された際には色めき立ちはしましたが、その後、再アニメ化の情報も登場し、そして放送が始まったアニメが期待以上に面白いため、映画にそそぐテンションが急降下。ウエンツには申し訳ないですが、そんな感じだったわけです。
 でも、観ないってわけにもいきませんし、重い腰を上げましょうか。あ、どうせなら、3月にオープンしたばかりの名古屋の新名所・ミッドランドスクエアの映画館にでも足を運ぶとしますか。一度は馳せ参じておかなきゃいけませんしね、ちょうどいい機会です。というか、鬼太郎を口実にミッドランドスクエアに行ってみたいだけって気もしますけど(笑)。
 ということで、神田川さんのミッドランドスクエア監察のスタートです。

潜入

 早起きの神田川さんは、朝9:40からの上映を目指して出立。これから仕事に向かうであろうサラリーマンたちと一緒に電車に揺られて名古屋駅に向かいます。平日の朝から映画なんて贅沢ですよね。しかも、いい社会人が、朝イチで鬼太郎ですからね(笑)。みんな、頑張って働けよ。


 ミッドランドスクエア到着。映画館は5階ですね。はいはい、エレベーターカモン。
 おや、まだ9時半前だというのに、結構な人じゃないですか。ほとんどが奥様方ですけど。こんな時間からここにいて、ちゃんと洗濯物干してきたの?って感じです。
 ところが、「東京タワー」のスクリーンの開場時間になった途端、グッと人が減りました。ああ、皆さん、オダジョー目当てでいらっしゃってるわけですか。納得。ちゃんと「帰ってきた時効警察」も観てくださいよ。


 じゃ、チケットを買いましょうか。ホームページのクーポンをプリントアウトして行ったので、200円の割引。ぬかりはありません。おかしなところで金をばらまくくせに、こういう時はちゃっかりしてますね。
 ええと、ドリンクは…、アイスラテ下さい。はい、ありがとう。って、これノンシュガーかよ! ふざけるな。記載をせよ、記載を。ああ、苦い…。


 さ、ゲゲゲも開場時間になりました。私が一番乗りだったので、「もしかして私だけかも」と淡い期待を寄せたのですが、徐々に人が集まりだし、最終的には十数人での鑑賞。平日の朝ですからね、そんなもんでしょう。中年のご夫妻が2組ほどいましたけど、何が目的でこの映画をチョイスしてくれたのかよくわかりません(笑)。奥さんがウエンツの大ファンで、旦那さんは田中麗奈の生足を拝みたいとかそういうことですか?(余計な詮索はやめなさい)


 はい、そうこうしているうちに予告編の上映がスタートしました。私、予告編観るのって結構好きなんです。いろいろ情報収集できますし。でも、面白そうだなと思ってみても、どうせ観に行きはしませんが。
 おや、ディズニーの新作の予告が流れてますね。
 「レミーのおいしいレストラン」。http://www.disney.co.jp/movies/remy/index.html
 料理が苦手な見習いシェフと、パリ一番のシェフになりたいネズミのレミーが、ひょんなことから協力して奇跡の料理をつくり出す!ってな感じのお話だそうです。おや、面白そう。ディズニーのCGアニメは「トイ・ストーリー」以来観てませんが、これはちょっと観たいかも。料理モノですし。予告編だけでもツボでした。
 公開の何週か前に「西遊記」がスタートするので、セットにして一気に観てしまおうかなぁ…と、とりあえず予告。

本編

 で、「ゲゲゲの鬼太郎」の本編でございます。
 いきなり感想から申し上げますと、「悪くない」といった印象です。「ものすごく面白い!傑作だ!」と万歳するってわけでもなく、かといって「せっかく期待して観たのにガッカリだ…」というわけでもなく、「こんなもんか」って感じでしょうか。
 内容は、原作の「妖怪大裁判」「天孤」「まぼろしの汽車」など様々な要素を盛り込んだオリジナルストーリー。もうちょっとどんでん返し的なものがあれば面白くなるのになぁといった感じでした。
 役者陣は問題なかったんですけどね。「この見た目はどうなんだ」と心配していたウエンツ鬼太郎も特に違和感はありませんでしたし、砂かけばばあの室井さんもよかったですし。でも、何といっても、ねずみ男役の大泉さんの圧勝でしょう。素晴らしかったです。ねずみ男そのものでしたもん。ハケンの品格のクルクルパーマもよかったですが、やっぱ当たり役です。彼が登場するシーンだけコントを見ているようで愉快。彼のおかげで、この映画がいい意味で軽くなっている気がいたします。


 とりあえず、よく覚えていない箇所もありますが、実写版も気になったポイントをネタバレしない程度にあげてみましょうか。
●鬼太郎の学歴は、“墓の下中学”中退。
猫娘のバケネコ化した顔は、とても気持ちが悪い。田中麗奈に失礼。
子泣きじじいの石化した姿は、とても気持ちが悪い。間寛平には特に影響なし。
●鬼太郎の左目がちゃんとあることに違和感。ウエンツには責任なし。
●鬼太郎が髪の毛針を発射しすぎて丸坊主に。髪の毛が生え揃うまで2時間はかかるはずなのだが、次のシーンではすっかり満タン。強引なタイムワープ。
●キャスト発表時からわかってはいたが、「天孤小雪」の設定が強引。原作ではなのに、映画では。明らかに小雪サイドからの圧力(笑)。
●一方、悪役「百々爺(ももんじい)」を演じるのは通称・神戸ちゃんの神戸浩。原作ではなのに、映画ではだから、百々爺だとなかなか気づけず。ベストキャスティングは、絶対に大川栄策なのになぁ。
●キツネの部下たちが、いわゆる「Choo Choo TRAIN」を行う。グルグルと。合体でもするのかも思いきや特に効果なし。


 ってな具合です。鬼太郎ファンの神田川さんだからこそ手厳しい採点をしておりますが、映画としては合格だと思いますよ。以前、テレビで見てショックを受け、劇場まで観に行かなくて本当によかったなぁと安堵した「妖怪大戦争」と比べれば*1、上等の出来だと思います。
 劇場まで観に行って本当にガッカリした「NIN×NIN」とも比べ物にならないほどです。
 続編が出来るなら、大いに歓迎いたしますよ。

ランチ

 さて、映画も観終わりましたし、ランチでも食べますか。以前、テレビで紹介されていた「キッチン雅木」のハンバーグでも食べましょう。
 って、何さ、この行列は! 平日なのに、しかもまだ12時前だというのに、長蛇の列。未だミッドランドスクエアの勢い衰えずってことですか。ああ、そうですか。せっかく食べてあげようと思ったのに、そんな悠長な時間もないので、あばよ。


 でも、何か食べないとなぁ。最近リニューアルした名鉄百貨店の食堂街にでも行ってみますか。
 ここには、我が社の取引先でもある「アルポルト」ってイタリアンが入ってるんですけど、今日はパスタって気分でもないし、素通り。あ、洋食屋がありますね。「文化洋食店」。ここでいいや。
 ビーフシチューかカレーライスかオムライスか迷ったのですが、やっぱり今日はハンバーグにしよ。行列の恨みをここで晴らさねば。
 いただきます。
 ふーんって感じ。やっぱそんじょそこらのハンバーグじゃ神田川さんに勝てませんね。味は悪くないんですけど、やわらかすぎてフォークで刺しても崩れて落ちちゃう。ご馳走様でした。

買い物

 ついでに名鉄百貨店のデパ地下で今晩の惣菜を物色。家族が何かの引き出物でもらった商品券があったので、ちょうどいい機会です。食べ物で使ってしまえ。
 そういえば昨夜、デパ地下で何か買ってくると母に告げたら、「ついでに、日曜が母の日だから、ケーキでも買ってきて」と言われました。わかってますから。ちゃんとそのつもりですから。自分で言うな(笑)。


 というわけで、ケーキ、ケーキ…と。母の日ってのはあくまでもついでですからね。自分も食べたいから買うってことで。
 おや、これ、美味しそうですね。「シーキューブ」ってお店みたいです。シーキューブ - C3 - こだわりのティラミス
 「新茶と宇治抹茶のティラミス」ですって。大好きな抹茶と大好きなティラミスが合致したとあっちゃ、買わずにいられません。スプーンですくって食べるんですか? 美味しそう。コレにしよ。
 あ、ダメだ。うちの母、抹茶食べられないんだった。夜、食べると寝れないとかで。カフェインの抵抗がないんでしょうかね。でも、美味しそうだしなぁ。食べたいしなぁ。
 じゃ、もう一個別に買えばいいのか。その隣の「ザバイオーネ〜5種のフルーツとふんわりカスタードのドルチェ」ってのも下さい、はい。
 Sサイズってのを買ったのですが、それでもそれぞれが大きいので、合わせて2980円。お高いわぁ。でも、商品券あるし、贅沢しても罰あたらないでしょ。
 どのくらい大きいかっていいますと、このくらい
 隣のバナナと比べてみてもわかると思いますが、かなりのビッグサイズです。これで1個1470円だと思えば、安いもんでしょ。お得。
 …と言いたいところですが、このバナナはモンキーバナナですので、悪質なねつ造です(笑)。
 だって、帰ったら台所にモンキーバナナが置いてあったんですもん。思いついちゃったんですもん。やるしかないでしょう。お騒がせして申し訳ない。実際には、12cm×18cmくらいです。でかいっていえばでかいですが。

おかず

 で、夕食も買わないといけないんでした。何にしようかなぁ。「柿安三尺箸Dining」でいいや。
 おっ、神田川さん、ビビビっと来てしまいました。
 「ぼっちゃんカボチャの鮭ポテグラタン」と、
 「炙りサーモンの茄子田楽 季節野菜添え」。
 ちょっとしたフレンチのようなスタイルですね。おしゃれ。カボチャとナスにも目がないわけですし、これに決めた。ついでに、「クリスピーチキン」ってのと、「ロールキャベツ揚げちゃいました」ってのも下さい。ああ、ものすごい大荷物。

生還

 帰宅して、とりあえず先ほどのバナナねつ造写真を撮り(笑)、ケーキを冷蔵庫に仕舞おうとして、また何かに気がついた神田川さん。
 ケーキの箱に固形のドライアイス。見つけてしまったからには、やるしかないですよね。え?何をって?
 ←コレ。
 コップの水にドライアイス入れてブクブク。って、お前、歳いくつだよ!(笑)
 いい歳した男子が、くだらないことやってんじゃねぇよ。
 真っ白な二酸化炭素がひんやりと広がります。ああ、これぞ夜のヒットスタジオ(笑)。
 せっかくなので、無意味にムックも入れてみました
 ブクブクブクブク。
 あわわわわ。