そこのけそこのけ黒子が通る

謎の黒子

遭遇

 今朝、地下鉄の駅を出て会社へ向かっていると、遥か前方の路上に怪しい人を発見。一見、普通の人っぽいのですが、首から上がなぜか黒いのです。だからといって、黒人さんって感じでもなく、ただただ怪しいばかり。謎の黒顔人間はスタスタとこちらに真っすぐ歩いてきます。
 正体を突き止めるため、普段は曲がる道を直進し、黒顔と直接対決することにした神田川さん。このまま正体がわからないままだったら、絶対に後悔しますもん。
 距離が近づくにつれ、相手が女性だとわかりました。しかし、未だ顔面は謎のまま。
 あ、もしかして、ずっと下を見ながら歩いているため、頭が常に前方に向けられているのかも。だから、黒く見える。
 いや、でも違うなぁ。髪の毛って感じじゃないなぁ。何て言えばいいのでしょう。黒い覆面をかぶっているとでも言いましょうか。そう、まるで裏方の黒子のような出で立ち。でも、それは顔だけで、服装は白いんですけどね。ああ、わからない。
 すでに随分接近しているんですけどねぇ、もう黒子にしか見えなくなってきました。気味が悪い。こんな早朝に黒い覆面だなんて、金田一少年の事件簿」の怪しい容疑者じゃないんだから(笑)。


 そして、いよいよ間近。すれ違いざまにようやく黒子の正体が暴かれました。
 それはなんと、未だかつて見たこともない大きなサンバイザーを深々とかぶったおばさんでした(笑)。
 そんな馬鹿でかいサンバイザー見たことねぇよ。
 しかも、真っすぐかぶりやがれ。
 ぎゃふん。
 紫外線対策もほどほどに。
 ってか、それ、どこで売ってるのか教えて(笑)。