納得いかない親父

鬼太ちゃん

ゲゲゲ

 本日の「ゲゲゲの鬼太郎」は、第9話「ゆうれい電車 あの世行き」です。定番のエピソードですね。地味な。異色作とでも申しましょうか。
 幽霊や妖怪の存在を否定するサラリーマンに殴られて腹を立てた鬼太郎が、仕返しにサラリーマンを恐ろしい地獄へと突き放す、言ってみれば鬼太ちゃんやりたい放題のストーリー。ま、観てみましょうか。
 ちなみに、今回はラストで驚くべき真相が解き明かされますので、まだご覧になっていないかたは、この先は読まないことをおすすめいたします。


●今回、猫娘はラーメン屋でアルバイト。お店の名は「碧龍ラーメン」。へきりゅう。これは、明らかに、あのまずいで有名な「彦龍」のパクリ。おい、訴訟スレスレだぞ。
●店内のテレビでは、霊感のあるFBI捜査官が森の中で霊視中。「浮かばれない魂がこの森にいます」ですって。ああ、よくある番組。それを観ていた若者たちが、幽霊バナシで盛り上がり中。
●そこへ、酔っ払った上司と部下のサラリーマンが登場し、大暴れ。「幽霊なんているか!」とわめき、猫娘にラーメンをぶちまけ、鬼太郎にパンチをお見舞い。ほら、そんなことしたら、ゆうれい電車に乗せられちゃいますよ。
●終電が終わったか終わらないかの深夜、駅に現れるサラリーマン。暗闇から「白粉婆(おしろいばばあ)」が登場し、そして通り過ぎて行きました。エキストラかよ!
●「お客さん、終電終わっちゃいましたよ」と告げる駅員の背後に、駅員の制服を着た鬼太ちゃんが現れ、「今夜は臨時電車が出ますから、お急ぎください」と発言。おい、正規の駅員! 片目のおかしなコスプレ野郎が紛れ込んでるんですから、すぐに警察に通報せよ。見知らぬ人の情報を鵜呑みにするんじゃない。
●さて、乗車するもなかなか目的地の「奥多磨霊園」に辿り着かない電車。だって、ゆうれい電車だから。気味の悪い木製の橋をガタゴトガタゴトと渡って行きます。お次の停車駅は「臨終」ですって。おお、恐ろしや。
●尿意をもよおした上司は、通勤電車のくせになぜか設置されているトイレへ。用を足したところへ、便器の中から手が伸びます。おっ、こんなところにルフィーがいたぞ! さらに窓の外には中年のハゲ妖怪が。「加牟波理(がんばり)入道」ですって。知らねぇなぁ。あ、トイレの神様なの。へぇ。
●席に戻ると、今度はろくろ首に襲われる上司。これ、妖怪横丁に住んでるろくろ首さんとは別のかたですよね。顔が違う。同じ? 微妙。はい、そうこうするうちに電車は「火葬場」駅を通過し、「骨壷」駅に到着。駅では、かわうそ猫娘が売り子として大活躍。おーい、駅弁下さい。
●さて、この上司、酔っているとはいえかなりの横暴で、部下の木下くんを奴隷扱い。「おい、○○しろ」「おい、○○やれ」と常に命令口調。今時、そんな関係の上司と部下ってありますか。訴えられるぞ。おおっと、やつあたりで木下くんを殴る上司。暴行です、紛れもない暴行です。写真撮っておかなきゃ。
●そこへ、乗客のガイコツや、車掌の鬼太ちゃんや、その他の妖怪たちがうわ〜っと押し寄せ、逃げる上司。運転席に急げ! そこに待ち構える「天井さがり」。うわぁ〜八方ふさがり。
●ついにドアから投げ出されてしまった上司。と、そこへ木下くんの手が伸び、上司をつかみます。さっきは、殴られて「先輩は、妖怪なんていないって強がってるけど、本当は気が弱いんだ!」と反逆していたくせに、助けるんですか。出来た部下だなぁ。
●そして、「逃げられはしない…」と上司の体にしがみつく謎の妖怪数匹。「お前が犯した罪を償うのだ」と何度も繰り返し、上司に迫ります。そういえば、中盤でもこのセリフが出てきたんですけど、どういう意味でしょう。鬼太郎を殴ったことがそんなに罪になるのでしょうか。謎。
●「木下、放すなよ」と必死の上司でしたが、手をつかんでいた木下くんも徐々にミイラに。うわ、人の良さそうな木下くんも妖怪の仲間だったんですか。いつから摩り替わってた。原作では、二人が無事に生還し、「あ〜あ、恐ろしかった」という結末になるわけですが、片方がミイラになってしまった以上、どんな展開が待ち受けているのか。そして、闇に堕ちていく上司。
●朝、奥多磨霊園駅で目覚める上司。駅員にゆうれい電車の件を訴えるが、当然聞く耳持たず。臨時電車なんて発車してないわけですから、調べようがない。「信じないなら、木下にも聞いてくれ」とわめいていますが、その一緒に乗ってた木下くんはどうしちゃったの?
●「木下はあそこにいるんだ!」と言い出す上司。どこよ。ええっ! 森の中に? …ってことは、冒頭の霊視の森で死んでるのが木下くんで、この上司が殺したってこと? ものすごい展開。これ、篠原千絵先生が脚本書いてるんですっけ?(笑) 1年前、「幽霊はいるかいないか」というくだらない言い争いが起き、酔ってた上司は木下くんを殴って崖から転落させてしまったようです。はい、終了。


 と、放送以来、一番の衝撃を受けた作品となりました。まさかこんな展開を盛り込むなんて。拍手。地味な話だなんて言ってごめんなさい。傑作でした。
 さて次回は、メインにはあまり持ってこない妖怪「雷獣」さんが大暴れだそうです。突き進め、オリジナル!

漢字の勉強

 鬼太郎つながりで、今日は小学校時代のこんな話を。主役は、久々登場の宇多子でございます。*1
 3年生くらいでしょうか。国語の時間、宇多子からこんなお題が出されました。
熟語にすると、読み方が“チチ”じゃなくなる“父”が入った言葉
 って書いててもよくわかりませんが、要するに、「父」が含まれた熟語で、なおかつその読み方が「チチ」じゃないものってことのようです。宇多子からの難題。
 ようするに、「父母」は「フ・ボ」だからこれに当てはまるけど、「父親」は「チチ・オヤ」だからチチでダメってことですね。
 で、その頃にはすでに鬼太郎に洗脳されていた私は、目玉親父からネタを頂戴し、「親父」と書いたんです。ほら、「オヤ・」なんですから、チチじゃないですもんね。
 そしたら、それを見た宇多子は「何? これは何て読むの?」と仰天発言。はい? オヤジでしょ? いい歳した教師が何を言い出すんですか。
神「親父」
宇「オヤジ?」
神「そう」
宇「これでオヤジ?」
 これで、って何さ(笑)。どう読んでもオヤジでしょう。
 で、結局、「へぇ、これはどっちみち違うわね」みたいなニュアンスで通り過ぎて行きました。さっぱり理解できません。私が間違えたみたいになってるじゃないですか。
 だいたい、この出題自体の意味がすでにわかりません
 そして、親父は絶対に正解です
 とにかく、調布の鬼太郎像は返してあげてください(おや、すごい着地)

クッキング

 今夜は酢豚。ほら、美味しそうに出来たでしょう? 適当につくった割にはちゃんと出来たので安心。
 でも、ちょっとばかし四苦八苦。ピーマンも赤・黄・緑・オレンジと4色も揃え、豚肉は下味をつけて唐揚げにし、野菜も油通しまでして張り切ったのに、炒めている最中に「あっ、玉ねぎ忘れた」と衝撃の発覚。しまった。でも、今から切って入れるのもなんなので、今夜は玉ねぎ抜きで。ああ、ごめんなさい、オニオン。
 と思ったら、今度は合わせ調味料に酢を入れてなかったことが判明。酢豚なのに酢入れなくてどうするよ、おい(笑)。これはあわてて足しました。よく気付いたぞ、偉い(適当だなぁ)
 といった感じで完成です。ああ、ハラハラした。
 しかし、さあ食べようかとなった時に、冷凍になってるタケノコを解凍して入れるつもりだったのをすっかり忘れてることを思い出しました。もう、ボケてきたかなぁ。