着信アリ

黒電話

着信アリ

 会社帰りの地下鉄にて。ふとケータイを見ると、留守番着信通知のお知らせショートメールが届いていました。電波が届いてない間にどこかから電話がかかってきていたようです。はて、どちらから? あ、会社だ。珍しい。何でしょう。何かあったのでしょうか。まさか、何か事件でも!?


 地下鉄を降りて地上にあがった頃合に、会社に電話してみました。
  トゥルルルル、トゥルルルル、トゥルルルル…。
 おや、誰も出ず。もうみんな帰ってしまったのでしょうか。
 私が会社を出るときにまだ残っていたのは、電話で商談をしていたノッポくんと、パソコンで見積書を作成していた出木杉くんと、そして電卓をはじいていた社長。電話までして私に用事があるような人は、この中にいないような気がするんですけどねぇ。
 あ、外に商談に出かけていたチーフが戻ってきて、私に何か確認しようと電話してきたのかも。その可能性は高し。チーフのケータイに電話してみましょ。何も問題が起きてなきゃいいなぁ。心配。
  トゥルルルル、トゥルルルル、トゥルルルル…。
 う〜む、こちらも応答なし。不安がつのります。


 あっ、チーフから折り返しかかってきました。
神「もしもし」
チ「あ、お疲れさん」
神「電話もらったみたいなんですけど…」
チ「え? 俺、してねぇよ」
神「会社からかかってきてたんで」
チ「ああ、きっと社長だ」
神「あっ、ホントですか?」
チ「うん。パソコンの切り方がわからないって俺にも電話あったから(笑)
 何だよ、それ。心配損。お疲れ様でした。


 ということで、「プリズン・ブレイク」の続きが気になって気になって仕方ないので、今日はこのへんで。