困ったときのエア来客

野菜ペースト

ゲゲゲ

 本日の「ゲゲゲの鬼太郎」は、第11話『おばけ漫才』。売れない漫才師を妖怪の力で売れさせ、その代わりに魂をいただく、という原作完全無視のオリジナルストーリーでございます。世のお笑いブームに乗っかって、ここでも便乗商売がはじまったようです。


●今回の主役は、売れない漫才師「タロウズ」。二人の太郎さんがコンビを組んだからという安易なコンビ名。本当につまらない漫才芸を繰り出す。
●ものすごくつまらないのに、目玉おやじはタロウズの大ファン。くだらないギャグにも涙を流して爆笑。笑い転げるほどのお気に入りは「妖怪が、なんか用かい?」。最悪。
猫娘は「地本商店街」という商店街でアルバイト。地元のもじりでしょうか。おや、こんなところに「八百八」が。まさか、今回、ブタゴリラも登場!?(いないいない)
●後輩の漫才コンビが売れてしまって先を越されるタロウズ。後輩のコンビ名は「ジロウズ」で、持ちネタは「横柄かっ!」。ああ、どれもこれも寒い。
●さて、今回の適役はキツネの妖怪「白山坊」。少女を誘拐する悪い妖怪のはずが、なぜか今回は「白山一座」なる旅一座の座長に就任。妖怪横丁に巡業にやってきます。おや、意外にいいやつ。ねずみ男とも和気藹々。
●売れないタロウズは、ボロアパートで貧しい食事。敵がキツネの妖怪だからでしょうか、「赤いきつね」を食べています。はっきりと表記されていますが、こういうの大丈夫なんですか? マルちゃんに許可は取ってるの? 武田鉄也に許可は取ってるの?(それは要らないだろう)
 ちなみに、スポンサーである「桃屋」の「やわらぎメンマ」もちゃっかり置かれているのも見逃しませんでした。三木のり平に感謝せよ。
●すっかりタロウズの虜になってしまった目玉は、鬼太郎を巻き込んで漫才の練習。「父さんは、ここを通さん!」のギャグに必死につきあう可哀想な鬼太ちゃん。
●白山坊先生と契約を交わし、どんどんと売れていくタロウズ。客が笑うのは白山坊の妖力のおかげなのですが、そんなことお構いなしにどんどん天狗に。売れたら魂を取られるなんてことすっかり忘れちゃってます。
 そして、売れた途端、高級マンションに引越し。そんなバカな。売れたからって、突然お金が舞い込むなんてありえない。もっと現実に忠実な描写を願います。
●今回、白山坊の声を担当するのは、初代・ねずみ男大塚周夫さん。新旧のねずみ対決であります。しかし、やたらと「いーね!」を連発するので、横山剣かよ!とツッコミを入れたくて仕方ありません。
●なんだかんだで鬼太郎と白山坊のバトルが勃発。本来はいろいろなものに化ける能力をもっているはずの白山坊ですが、今回は設定が別モノなため、特殊能力も特になし。そのへんにあるものを念力で操るだけ。かわいそうに。弱い、弱い。
●というわけで、いろいろと無事におさまり、人間のみんなは妖怪と軽い気持ちで契約なんかしちゃダメだよというよい子への通達で幕引き。ご苦労様でした。


 今回もそんなに面白くなかったなぁ。次回はどうかなぁ。あ、次回はホラーチックな真面目な話のようです。『霊界からの着信音』。
 大霊界丹波先生から電話がかかってくるんでしょうかね(ないない)
 で、出てみたら「パソコンの電源の切り方がわからない」って*1(それはもっとない)。お楽しみに。

対決

 ノリにノっております「プリズン・ブレイク」。やめられません。カルビーには申し訳ありませんが、かっぱえびせんよりもやめられません。10話まで観終えてしまいました。BOXには残すところあと3話。ああ、もう終わっちゃうよ…。次が出る夏まで待てねぇや。


 そんなドキドキハラハラの鑑賞中、ピリリリリリと自宅の電話が鳴りました。ったく、誰ですか。こんな昼真っから電話してくる不届きモンが。はいはい、今、出ますから。一時停止、一時停止。
「はい、もしもし」
「あの、わたくし、○○の△△と申しまして…」
 あ、いかがわしい電話だ。つい先日もかかってきました。格安でエアコンのクリーニングをするとかいう怪しい会社。しかも、この声、前回の人と同じ女性。またかけてきやがったか。懲りないなぁ。
 でも、そんな電話だからといって、いきなりガチャンと切るようなマネは出来ない紳士的な神田川さん。
 前回は「ちょっと自分じゃわからないので」と丁重にお断りしようとしたのですが、「あっ、お家のかたですか? 息子さんですか?」などと無理に会話を引き伸ばそうとしてきたので、作戦変更。ものすごく急いだ芝居に切り替えて、「すいません、もう出かけなきゃならないので」と言いくるめて電話を平穏に切りました。
 私も、受話器をドンっと置いて、BGMがわりにして餃子を包むくらいの貫禄があればいいんですけどねぇ(笑)。*2


 さて、今回も相手が同じ女性となると、こちらとしても同じ手で迎え撃つわけにもいかないなぁ。前回の様子からすると、どんな理由を並べてもくどくど食いついてきそうだしなぁ。どうしようかなぁ。仕方ない。演技力を発揮して、ひとり芝居でもするか。
 まず、ものすごく困った雰囲気を醸し出して、「はい、はい」と相手の話を聞きつつ、受話器を口元から離して「すみません、ちょっと待っててもらえますか!?」と第三の人物に大声で叫ぶ神田川さん。もちろんそんな人どこにもいません。一時停止されたプリズン・ブレイクの画像に向かって言い放つだけです(笑)。
 そして、すぐさま電話口に向かって「すいません、今、ちょっとお客さんがみえてて」と説明。神田川さんのやさしい解説付きですので、電話の向こうの女性も瞬時に把握してくださいね。そして、女性が何かを言いかけた時、「すいません、今、行きますので!」とまたも第三者に大声。間髪与えないのがポイントです。ここまできたら、あとは適当に言いくるめて切ってしまえば終了。ほら、相手に不快感を与えずに、こちらの目的も達成。皆さんもぜひお試しを。
 って、私はひとりで何をやってんだ(笑)。

クッキング

 さて、今日はひさびさの神田川カレーの登場です。前回つくったのは3月だったので、もう3ヶ月も経ってしまいました。そのくらい時が経過しないと、重い腰が上がらないんですよねぇ。
 今回も、前回同様*3、野菜を煮込んでフードプロセッサーにかけてペースト状にする技を盛り込み、牛スジもいつものように煮込み、そして、前回は祖父の手によって見るも無残な姿に変えられてしまった牛のばら肉*4もちゃんと確保してありますし、完璧な布陣です。
 とりあえず、野菜ペーストの段階で写真を撮ってメイン画像に掲載しておきました。あれに、煮込んだ牛スジと牛ばら肉と、カレールウとその他もろもろを煮込んで完成です。
 サフランライスを添えて、はい、コチラ。
 ああ、美味しい。前回はちょっとばかし不甲斐ない味になってしまって残念でしたが、今回は合格です。もうやめられない。
 でも、カレーをやめないと、プリズン・ブレイクをはじめられないので、適当なところで食べるのは切り上げたいと思います。では、失礼。