土俵の上のカレー
復活
今日からソフィー婦長が仕事に復帰いたしました。最初に「一週間お休みがほしい」と言われてから*1、なんだかんだで3週間。長かったです。いつ復帰できるかわからない状況で彼女の仕事をカバーするのは精神的にもつらかったので、これで一安心。
いきなりフルで働くとまた体に支障をきたすといけないので、まだとりあえずは短時間からのスタートですが、それでも助かります。借りるなら、やっぱり猫の手じゃなくて、手馴れた人の手のほうが断然いいですから。これから、ちょっとは仕事が楽になることを期待します。
首相の発言
今日、仕事中、出かける間際の社長に「神田川くん！」と呼び止められました。「はい？」と見ると、なんだか神妙な面持ち。笑顔ひとつなく、真剣な眼差しです。え？何？怒られるんだろうか…。何か問題ありました？私。
「カレー、うまかった！！」
いきなり何だよ(笑)。 びっくりするじゃないですか。ああ、カレーね。
日曜につくったカレーを昨日会社に大量に持参し、お昼にみんなで食べたのですが、戻りが遅くて外で昼食を済ませてきた社長に、残ったカレーを袋に入れて渡したんでした。以前も社長は私のカレーを食べるチャンスを逃し*2、相当悔しかったようで、先日、「カレーが食べたいなぁ」と言われたばかりだったので(笑)。強要ってことじゃないですけど。
で、帰って、夕食に食べてみたところ、あまりに美味しくて、上の発言が出たようです。あんまり真面目な顔だから仕事の話かと思ったら、突然「カレー、うまかった！！」ですからね、拍子抜けして笑ってしまいましたよ。まるで、小泉元首相の「感動した！！」みたいなテンションでしたから。
しかも、相当気に入ったようで、「商品化したらありゃ売れるぞ」とまで言っております。おいおい、これ以上私を働かせるんですか？(笑) 確かに美味しいので売れるとは思いますけどねぇ。コストが随分かかりますし、毎回同じ味にはなりませんし。それに、もし売った場合、その飲食店で「当店のカレーだ」ということで売られるわけでしょう。私のレシピなのに、店側が我が物顔で。それがちょっと悔しい(笑)。
社「昔、うちでもカレーつくって売ってたんだよ」
神「あ、そうなんですか」
初耳。もう随分昔の話なんでしょうね。
社「でも、手づくりカレーは日持ちがしないからなぁ」
神「冷凍は？」
社「その時は、じゃがいもとか具がしっかり残ってるタイプだったから、冷凍するとちょっと」
神「ああ、確かにそうですねぇ」
解凍するとおかしな食感になってしまう気がしますねぇ。その点、私のカレーにはじゃがいも入れてないですし、野菜はペーストにしてありますし、そういう問題は回避できますね。
社「その点、神田川くんのカレーはルーだけのタイプだからな。マッシュルームが入ってるだけだし」
うわ、ちゃんと把握してる！(笑) マッシュルームまで調べ上げてる！(笑)
社「ビーフシチューに近いよなぁ。あれは、ほんっとぉぉぉぉ〜に美味しかった」
研究し尽くしてるじゃないですか(笑)。普通に食べてくれればいいんですよ。「美味しかったよ」で。大量に渡したわけじゃないのに、すごいなぁ、分析力が。ま、商品化については保留ということで。私は嫌ですけど(笑)。
息子の発言
一方、社長と同じく、昨日は戻りが遅くて神田川カレーを食べ損ねたチーフ。残りは社長にあげてしまったので、まだ家に残ってるカレーを今日再び持参してあげることに。やさしいなぁ、神田川さん。
ま、美味しいからみんなに食べて欲しいですし、なにより食べて「美味しかった」と言って欲しい。というか、言わせたい(笑)。
昼食を終え、「ありがとう。美味しかった」と現場に戻ってきたチーフ。どういたしまして。
って、あれ？ カレーまだ残ってるじゃないですか。タッパーにまだ半分も。
「神田川、お願いがあるんだけど」
何ですか？ あ、残りの半分持って帰りたいってことですか？
「これ、持って帰っていい？」
やっぱり。別に構いませんよ。タッパーはいつでもいいですし。身重の奥さんに食べさせてあげるんでしょ？ そうだと思いました。どうぞどうぞ。
「ありがと。また夜食べる」
お前がかよ！(笑)
しばらくした後、聞いてみました。
神「カレー、持って帰って、奥さんにあげるんじゃないんですか？」
チ「違うよ。自分で食べる」
神「ひどい」
チ「だって、これは美味しいからダメ」
どんな理由だよ(笑)。独り占めしすぎ。秋茄子を嫁に食わせない姑みたいになってますね。
カレーついでに、先の社長の「うまかった！！」発言についてもトーク。チーフも爆笑しておりました。そりゃそうだ。
チ「そのうち、商品として売り出すとか言い出すぞ(笑)」
神「もう言ってました」
チ「ハハハハハ」
さすが、息子。展開がよくわかってるなぁ。
