バックハンドの代償

猫ズ

スポーツマン

「これは、いわゆる“テニスひじ”ですね」
 今夜、マッサージに行ったらシモちゃんにそう言われてしまいました。
 ここのところずっと握力が弱まってきていて、今週は特にその症状がひどく、右腕はまだそうでもないですが、左手をぐっと握ったり何かを持ったりすると、肘の関節の付近に痛みが走るという離れ業が勃発。で、シモちゃんに診てもらったら、そういうことだそうです。
 正確には「上腕骨上顆炎」といって、テニスプレイヤーによくある症状なので“テニス肘”とも呼ばれるんだそうです。
 テニスが原因かぁ…。最近、暇さえあればテニスばかりやってましたからねぇ。バックハンドの連発が肘にひびいたのかもしれませんね…って、テニスなんてやってねぇよ!(笑) 10年前に体育の授業でちょこっとやったきりですぞ!(笑)
 くそぅ。私は真面目に仕事してるだけだってのに。来週からは、会社を軽井沢のテニスコートだと思って働くことにします
 でも、右腕ならまだわかるんですけどねぇ。包丁持つのも何するのも、基本的に右利きの私は右ですから。左はそんなに使ってる意識ないのに。おかしいなぁ。
神「今はまだそんなにひどくないですけど、一昨日くらいはものすごく痛くて」
シ「きっと、その頃は剥離しかけてたと思いますよ
 はくり!? ねぇ、何が剥離!?(笑) あ、筋肉が? 恐ろしい。自分の身体で「剥離」が起きるなんて思いもしませんでしたよ。剥離なんて、網膜はく離くらいしか思いつかないですし。
 というわけで、私の剥離しかけた腕に2時間近くつき合わされたシモちゃん。ご苦労様でした。

アナザーストーリー

 一方その頃、我が家ではちょっとした事件が。まだ私がテニス肘の痛みを緩和してもらっている頃の話。
 近所の友人宅を訪れていた母。談笑していると、そこのお宅の電話が鳴りました。はいはい、ちょっと待っててね。すると、電話は家に居るはずのうちの祖父からだったそうで。
 わざわざ他人の家に電話までしてくるなんて、何か事件でも起きたのでしょうか。心配になった母は慌てて受話器を受け取りました。そして、祖父からの驚くべき報告を耳にしたのでした。
 どんな用件だったのかというと、猫が部屋を抜け出して台所に侵入し、テーブルの上に置いてあった私の分のうなぎの蒲焼を2切れ食べてしまったので、買いに行ったほうがいいか?…というもの。
 どうでもいいよ(笑)。わざわざ電話までしてくるんじゃない。

調査

 帰宅して、テニス肘を調べてみた神田川さん。
 30〜50歳代女性に好発し、右側の発生頻度が高いのが特徴ですって。
 うわ、どの要素もてんで当てはまりゃしねえ(笑)。