壁が!肉が!サプライズな合体

サプライズバーグ

ゲゲゲ

 今週の「ゲゲゲの鬼太郎」は、第13話『奮闘!ぬりかべ用心棒』です。
 今回はストーリー展開もなかなか見ごたえがあり、なにより作画がかなりの高レベルで、久々に納得いく出来栄えでした。まったくのオリジナルストーリーでやりたい放題ってのは否定できませんけど(笑)。それでも、恒例のフィーチャーものの中では一番面白かったかなと思います。主演のぬりかべさん、すごくかっこよかったですもん。実写なら高倉健かなぁ(笑)。
 そして、今回、以前から注目されてきたぬりかべの奥さんと子供が初登場! はちゃめちゃな第13話です。どうぞ。


●これまで、砂かけが大家をつとめる妖怪アパートの長屋に住んでいたぬりかべでしたが、一軒家に住むと奮起。自分で建てて(笑)。柱を立てたり、セメントを塗ったり、黙々と働いています。
●長屋に住んでいたといっても、子泣きじじいの部屋の壁にピタっと埋め込まれて過ごしていた模様。そんな部屋割りのくせに家賃はちゃんと取り立てる砂かけは鬼ですな。子泣きもずっとぬりかべに見られてて落ち着かなかったでしょうに。ま、あんたは家賃ぜんぜん払ってないから仕方ないか。
●夜行さんから貰ったノートパソコンをいじっていた目玉おやじ。さすがにあの体でキーボードの操作は無理だったようで、体がつってキーボードの上で瀕死寸前。泣いてます。そんなことで泣くな。
●おや、今日の猫娘はいつもの格好と違いますね。オーバーオールっぽいスカート。砂かけのおばばも、たまには着物替えてみたら?
●自宅の建設費用を稼ぐため、ねずみ男に頼んで人間界で妖怪退治の仕事をはじめたぬりかべ。しかし、油断した隙に謎の妖怪にぶっ刺され、うぉぉぉぉと苦しむことに。
●砂かけの秘薬のおかげで命は助かったぬりかべ。でも、重症。頭に小さな氷嚢を乗せて寝ています。猫が看病しているもよう。おい、もっと乗せてやらないと効かないぞ。
●ぬりかべが受けた毒素を分析した夜行さんから、謎の妖怪が「大百足(おおむかで)」の一部だろうとの発表。節ごとに分かれて行動してたんですね。
●そして、夜。ついに大百足が合体して正体を現し、街を破壊しはじめます。橋をドカンと突き抜けて登場するシーンなんて、ハリウッド映画を観ているようでした。実写化したら、今回の戦闘シーンはかっこいいだろうなぁ。
●苦戦する鬼太郎のもとに、重症のぬりかべが参上。「俺が倒す」とはりきっています。そして、ものすごいパワーで戦闘開始。おや、強い強い。凄いなぁ。しかし、前回受けた毒が時折傷むようで、パワーダウン。
 鬼太郎も百足の足に捕まったままだし、子泣きと砂かけは人命救助にあたってるし、一反もめんはズタボロにされて海に漂ってるし、かわうそそんな一反を抱えながら役立たずで漂ってるし猫娘も百足に噛み付いてみたものの歯が立たないし、もう絶体絶命。
●そこへ救世主登場。誰!?と思って振り返ったら、そこにもぬりかべが。まさか奥さん!? 「いつもぬりかべがお世話になってます。わたし、ぬりかべの女房です」って、おまえもぬりかべだろう(笑)。帽子かぶってるだけじゃねぇか。
●そして、ぬりかべ女房の背中がポコポコポコっとうごめき、そこから小さなぬりかべたちが出現。「子供たちです」って。背中で飼ってるのかよ(笑)。しかも、これ何体? ものすごい数。
●家族の登場でぬりかべのモチベーションも上昇。反撃に出ます。女房も「おしりアタック!」の技を繰り出して交戦。あのおしりは痛そうだ。
●さらに驚異の合体攻撃を披露。ぬりかべの頭の上に女房、その女房の頭の上にピラミッド型に集まった子供たち。そして、それが一体化し、大きな壁となってぶっ倒れて大百足を押しつぶします。ズドン。まさか合体までするとは。ロボかよ。恐るべし、21世紀の鬼太郎。
●結局、別れて暮らしていた妻と子供を横丁に呼び寄せるために、一軒家を建てようとしてたぬりかべ。心優しい妖怪です。ねずみ男も、バイト代の自分の取り分をすべてぬりかべに捧げた様子。たまにはいいこともするみたいです。そして無事に家が完成。ぬりかべ御殿のような立派な一軒家です。壁のくせにもったいない。


 というわけで面白かったです。かっこいいぬりかべさんの戦闘シーンはもう一回観たいくらい。合体も凄かったし(笑)。
 さて、次回は鬼太郎おなじみのストーリー「牛鬼」です。いったいどんなアレンジが加えられているのでしょうか。たまには王道も観たいなぁ。


 そういえば、オリジナル妖怪イラスト第2弾の締め切りも迫ってきまして、私の復活2作目も掲載されました。
 コチラ→Google
 「鬼巻髪」という妖怪です。くだらない元ネタですが、結構うまくまとまった気がします。でも、どの投稿作を見ても、鬼太郎の世界観に合うタッチで描いてるのは神田川さんだけのような気がしますねぇ。皆さん、もっと練ってほしいなぁ。

返却

 昨日、シモちゃんに貸していた「プリズン・ブレイク」シーズン2のDVD-BOXが無事に返ってきました。お帰りなさい。
 私が観終わった分をその都度貸していたのですが、ものすごい早さで観る観る。オアシスに辿り着いた砂漠の旅人が水を飲むように、次から次へと消化していきました。「あれ? この間から今日まで休みってなかったですよね?」って心配するくらい(笑)。夜な夜な脱走劇を鑑賞していたそうです。しかも、「2回観た回もあります」とも。それは観すぎじゃねぇか(笑)。寝ろよ。その割には、肝心なとこ憶えてなかったりしますし。
 ま、私がプリズン・ブレイクにハマったのも、元はといえば彼のおかげですし*1、還元してあげなきゃね。


 そういえば、ウーパー*2に「新選組!」のDVDを貸してあげたときも、ものすごい勢いで観てたなぁ。
 私が会社で「観ろ観ろ」と言い回っても誰も興味を示さず、放送が終わった頃に「時代劇は嫌いじゃないんですけどねぇ」とウーパーが言い出すので、「じゃあ、観ろ」と貸したところ、これがハマってハマって。
 普通に仕事も忙しいくせに、帰ってから2、3話分一気に観るんですもん。急ぎすぎ。間も楽しまなきゃ。
 で、私が「このくらいのペースだろうなぁ」と予測して、会社に続きのDVDを先回りで持って行くでしょう。返してもらってから「じゃ、明日次持ってくるよ」では、その夜に彼が観る分がないので。
 そして、とある金曜日に、週末分も含めて多めに渡したのですが、その夜のうちに全部観てしまったというウーパー。えっ!? そんなに観るとは思ってなかった神田川さんは、当然、翌日の土曜日には続きを持ってきておらず。だって、おかしいくらいのスピードですもん。
神「明日休みなのに、観る分なくて大丈夫なの?(笑)
ウ「…はい、我慢します」
 今夜と明日一日は大人しく現代に戻って生活してくださいね。また月曜日に持ってきてあげますから。はい、お疲れ様でした。


 しかし、帰宅後、ウーパーから電話が。何でしょう。まさか…。
神「もしもし」
ウ「神田川さん…」
神「なに?」
ウ「もう我慢できません!
 何を欲望に突き動かされた野獣のようなことを言っているんですか(笑)。はいはい、組!でしょ?
ウ「今から家まで借りに行っていいですか?」
 彼をここまでさせるなんて、三谷さんも凄いなぁ。しかも、私のケータイの番号がわからず、他の社員にかけて私の番号を聞いたうえで電話してきたそうで。突き動かされてるなぁ。


 結局、私がたっぷり一年かけて観た全49話を、彼は一ヶ月足らずで完走。濃いなぁ。あまりに早足なので、細かいところまで頭に入ってない感は否めませんでしたが、ピークの山南さん切腹の時には「やばい、あれはやばい」と言ってましたから、ちゃんと観てはいたようです。
 ホント、あの一年は、私も忙しかったですけど、幸せだったなぁ。あ、私っていうか、その、別人格の人?(笑) ご苦労様でしたよ。

クッキング

 さて、今夜のディナーは夢の企画。何が夢なのかっていうのは後回しにしておいて、とりあえずつくった料理は「ハンバーグ」であります。
 しかし、ハンバーグにあって、ただのハンバーグにあらず。
 なんと「びっくりハンバーグ」です(さっぱりわからねぇよ)
 こちらが出来上がり。
「ベーコンとアスパラの炊き込みピラフ」の上にハンバーグを乗せてみました。
 美味しそうでしょう。
 でも、ちょっとおかしなことに気がつきませんか? 何か足りない。
 そう、ソース
 デミグラスソースとかトマトソースとか、いつもいろいろ手の込んだソースをつくってぶっかけている神田川さんですが、今日のハンバーグには何もかかってない。そこに、「びっくり」の仕掛けが隠されているわけですが。
 さて、な〜んでか?(お前は堺すすむか)


 実は、ハンバーグの中にソースが隠されているのです。しかも、そのソースというのが、幻の神田川カレー。そう、カレーを中に閉じ込めたハンバーグだったんです。
 ほら、ハンバーグを割ると、中からカレーが流れ出ます。
 神田川ハンバーグと、神田川カレー。神田川さんの料理の双璧を成すゴールデンコンビが、ついに合体です。ぬりかべ一家に負けてられません。しかも、カレーにハンバーグを乗せるんじゃなくて、ハンバーグにカレーを閉じ込めるってのがミラクルですからね。まさに「びっくりハンバーグ」。あ、でも、それだとびっくりドンキーに間違われるといけないから、「サプライズバーグ」にしましょうか(ご勝手に)


 先日つくったカレー*3を冷凍にしておいたので、それを半解凍し、サクサクの状態で適当にスプーンで区切り、ハンバーグのタネで包んで焼きました。
 でも、カレーなので一応は液体。焼いてるうちに肉の割れ目から流れ出てきてしまいます。少量ですけどね。難しいなぁ。チーズでカレーを包んでそれを肉で包むってのも考えたのですが、大きくなりすぎるかなぁと思ってやめました。何かで包んでから、ってのはなんとも邪道な気もして。難関。精進、精進。


 味はね、想像通りの味でしたよ。まさに奇跡。ウーパーじゃありませんけど「やばい、これはやばい」って思いましたもん(笑)。
 ハンバーグの中にチーズが!とか、ゆで卵が入ったいわゆるスコッチエッグとかはありますけど、カレーが中に入ってるなんて、私はビストロ・スマップくらいでしか出会ったことありませんし、食べたことありません。やるなぁ、神田川さん。
 さ、一度これを思いついてしまったからには、もう普通のハンバーグがつくれなくなってしまうような気がします。今度は何を入れようか、そればかり考えてしまって、脳内はミスター味っ子状態
 Bravo!!と叫んでくれるブラボーおじさんが私の身近にはいないことが悔やまれます。
 Viva!!と叫んでくれるビバ校長のアツシが私の身近にいないことは全く悔いなしです。