追憶のブンボーグ
ブロンコビリー
さて、先日、トットリくんに「ブロンコビリーって知ってる?」と聞いてみました。もちろん、先日、私とゴマちゃんが堪能したステーキハウスなわけですが*1、東海地区限定のチェーン店のため、鳥取→東京と住まいを変え、名古屋に赴任したばかりのトットリくんはおそらく知らないはず。
すると、彼からこんな言葉が飛び出しました。
「ブロッコリーですか?」
いやいや、違いますよ。ブロッコリーは確認しなくたって誰もが知ってる有名な野菜でしょう。いくら私だって、ブロッコリーを知らないかも…だなんて鳥取出身をバカになんてしておりません。
神「違う違う(笑)。ブロンコビリー」
ト「あ、ブロック・ビー?」
はい? Bブロック?(笑)
という具合で、これ以降も何度言ってもわけのわからない造語が返ってくるばかりでございました。
回想
このように、何度言ってもぜんぜん相手に伝わらず、おかしな言語ばかり聞き返されることってたまにありますよね。随分昔の話ですが、こんなこともありました。
私が自転車にまたがって家を出たところで、近所のおばさんとバッタリ出くわしました。買い物に行くところだと告げると、「何を買いに?」と聞かれてしまった神田川さん。
ラベルプリンターの替えテープがなくなってしまったのでそれを買いに行こうとしていたのですが、そんなややこしいことを言ったところでわからないに決まってます。説明も面倒でしたし、とりあえず「文房具」と適当なくくりで答えてあげました。
しかし、そんなに耳は遠くないはずなのに、彼女は「文房具」がなかなか聞き取れません。いくら私がはっきり言ったって、彼女の口から繰り出されるのは、聞いたことのない摩訶不思議な言葉ばかり。
「文房具」
「ウンドーズ?」
「文房具!」
「え? スオーク?」
わけわかんねぇよ(笑)。わざわざ“文房具”までレベルを下げて提示してあげてるんですから、そのくらい聞き取ってくださいよ。
そして、私が「文房具だって」とやや呆れ気味で言うと、彼女は「ああ、今度こそわかった」というような表情で一言。
「グリーンボール?」
はい、もう、それでいいです。
妖怪掲載
一ヶ月に渡ってお送りしてきましたオリジナル妖怪イラスト掲載ですが、今回ついに堂々の最終回をむかえることとなりました。今日で、全90作、すべてが出尽くします。
その前に、募集第2弾イラストの採用妖怪5体が決定したようなので、ちょっくら紹介。
またしても、よくわからないラインナップであります。
自分が選ばれなかったからひがんで言うわけじゃ決してありませんが、第1弾・第2弾合わせて応募総数1079通の中から選びぬかれた10体だというのに、まったく説得力がないというか…。
それぞれに差はありますけど、ネーミングにしろ、造形にしろ、いったいどこにポイントを置いて選考したんだかさっぱり伝わってまいりません。「あれが選ばれたんなら仕方ないか」って思うくらいの妖怪が採用されるならまだ多少はすっきりするんですけどねぇ。ま、描いた人たちには何の問題もないわけで。
とにかく、どんな形でアニメに登場するのかわかりませんが、同じ仲間として期待して待ちたいと思います。
オリジナル妖怪No.88 枯れ御前
もともとは植物から養分を吸い取って枯らしてしまう妖怪だが、それだけでは満足しきれずに人間からも養分を奪うようになった。枯れ御前に襲われた人間は、愛情や才能が涸れてしまう。
美人だけど恐ろしい妖怪というスタンスで制作。愛情や才能を枯らしてしまう発展能力はなかなかいいアイディアだなぁと我ながら感心しています。
オリジナル妖怪No.89 霜降り獣
雪国に棲む獣の妖怪。言葉は話せないが、心は優しい。空気中の水分を凍らせて結晶にする能力を持つ。火に弱い。
せっかく肉屋なんだから、それっぽい妖怪もひとつくらいは創らないとなぁと思って挑んだ作品。一応頑張ってはみたのですが、あんまり霜降りっぽく見えなくて残念(笑)。霜ということで、氷の仮面をかぶっています。こういう妖怪は人間の女の子と仲良くなり、それが原因で悲劇が起こるのが常。
オリジナル妖怪No.90 瞬刻帝
鬼太郎を目のかたきにする極悪非道な妖怪。妖怪界で使用が禁じられている時間移動の技を駆使し、鬼太郎たちを追いつめる。
これぞ正真正銘のラスト妖怪。90作品目です。時間移動の達人で、ぬらりひょんとはまた違った角度の鬼太郎の敵として登場。極悪非道ですが、なにかしらのきっかけで改心し、悪ぶりながらもラストは鬼太郎をかばって息絶えるという最期が待ち受けています。そんな設定です。
というわけで、長々とお付き合いくださった皆さん、ありがとうございました。自己満足以外のなにものでもありませんでしたが、そのあたりは大目にみてやって下さい。
って、別にブログが終わるわけじゃないですからね。明日からも引き続きよろしくお願いいたします。