21世紀の白虎

猫

　猫を飼っているソフィー婦長。息子さんが結婚して家を出てしまったので、今は老猫とふたりきりの生活です。
　で、今日、婦長から、抜けた猫のヒゲを集めるのが楽しみだという話を聞いて驚いてしまいました。飼い猫のってことですよ。そこらの野良猫のヒゲを集めてまわるわけじゃないですよ(笑)。
　そんなヒゲなんて集めたってなんにもならないのに、どういうご趣味なんでしょう。部屋に落ちているヒゲを発見すると、「わ〜」と喜び勇んで拾うそうです。ものすごく貯まっているみたいですよ。100本以上とか言ってましたから。あ、1000本だったかな？ どっちにしろものすごい束(笑)。
　そんなある日、プリンセス天功も、飼っている虎のヒゲが抜けると集めているという情報を入手し、「私と一緒だ♪」と嬉しくなった婦長。一緒じゃないですよ。向こうは虎ですからね。あなたのところは、心臓病で死にかけた猫でしょ？(笑)
　ま、向こうは虎じゃなくて飼い主が死にかけましたけどね(笑)。

鳥取

　トットリくんのいる会社に電話したところ、「はいもしもし」とトットリくん。あ、ちょうどよかった。
神「お土産買って来た？(笑)」
ト「はい、一応」
　何を買ってきてくれたんでしょう。鬼太郎のお土産とか言ってましたけど、砂じゃなきゃなんでもいいや。
神「何買ってきてくれたの？」
ト「とりあえず梨を…」
　梨って！ 青果かよっ！！(笑)
　そりゃ、梨は鳥取の名産かもしれませんけど、そんなもの買ってくるか？ バカか、おまえは(笑)。
神「梨、いくつ？」
ト「ええと、4つです」
　あ、そう。じゃ、待ってます。

　そういえば、二十世紀梨が鳥取の名産らしいんですけど、もう時代は21世紀じゃないですか。いつまでも20世紀ってのもねぇ…って話を以前トットリくんとしていたら、「21世紀になってから、実は梨の名前も『二十一世紀梨』に変わったんですよ！」と彼は興奮して話すじゃありませんか。
　へ？ そうだったの？ 21世紀になってもうずいぶん経ちますけど、初めて知りました。そりゃそうですよね。世紀が変われば名前も変えなきゃね。
　と思っていたものの、それ以来、スーパーで見かける梨はどれも「二十世紀」ばかり。21世紀なんてありゃしない。ガセかよ。トットリくんがそんな大胆な嘘を仕掛けるとも思えないので、彼も誤った情報を信じているんですね。
　気になって調べてみたところ、鳥取から「二十一世紀梨」が生まれたというのは本当らしいのですが、二十世紀梨とはまた別モノのようです。そういうことでしたか。何にせよ、あてになりませんわ、トットリくん。