どーせ蒲郡2〜無人の港町〜

ラグナシア

前置き

 蒲郡旅のつづき…の前に、今朝の話
 昨日の今日のはずなのに、出木杉くんがアノことについて何も触れないなぁと不審に思い、まさかとは思いましたが聞いてみました。
まさか読んでないってことはないよね?
 すると、何のこと?といった疑問顔でニコニコしながら近づいてきて、「ジャンプっすか?」と聞く出木杉くん。
 私が彼の目を見つめて数秒黙っていると、「…うわっ!! しまったぁ!!」とようやく自力で気がついた模様。遅い。ファン失格ですよ。あんなに二人で発売日チェックしていたっていうのに。
 ということで、BLEACH30巻の話でした。

ラグナシア到着

 では、昨日のつづきです。ラグーナ蒲郡の遊園地「ラグナシア」にテクテク歩いて到着いたしました。この中でゲゲゲの鬼太郎イベントが開催されているわけですね。よし、行きましょ。
 まずはチケットカウンターで入場券を引き換えなきゃ。コンビニで買ったチケットを差し出します。ここで特典の目玉おやじLEDライトも貰えるんでしたね。下さいよ。はい、いただきました。
 手の中に納まるくらいのミニサイズ。小さいくせに、ちゃんと「ゲゲゲの鬼太郎 in ラグナシア」のプリントが施されております。
 スイッチを押すと、目玉模様の光が発射される仕組みです。暗がりに照らすとこのように映るわけですね。
 でもこれ、夜中の道に突然照らされたら恐ろしいよなぁ…。


 さっそく入場です。ようこそラグナシアへ。入場して早々、ゲゲゲの大きな看板がありました。いよいよやってきたのですね。気分上々です。
 しかし、思ってた以上に人がいませんね。いないいないって大げさに聞こえますけど、本当にいないんですよ。10時のオープンから30分ほど経っているのでしょうか。あたりを見渡しても誰もいない。いたと思ったら従業員。すごい過疎化(笑)。入場者より従業員の数のほうが多いのは、火を見るより明らかでございます
 ま、平日の午前中ですからこんなもんなんでしょうけどね、歩いていてもものすごく淋しいです。しかも、港っぽいつくりでしょう。どこか異国の港町のよう。それでいてガランとしているんですから、ちょっと気味が悪い。まるで、ドラクエの世界を自分で旅してるみたいです。「あれ? 町の人たち、どこに消えちゃったの?」みたいな。
 活気が全くないのでシーンと静まり返る中、園内のBGMだけは異国情緒あふれる情熱的なナンバーが続きます。ミスマッチングです。
 しかし、その情熱をかき分けて、次第に聴き慣れた音楽が耳に…。ゲゲゲだ! 朝は寝床でグーグーグーでおなじみのあの曲が聞こえてきます。まもなく会場に辿り着けるもようです。

ゲゲゲ

 建物が視界に入ってきました。あれがゲゲゲ会場なんですね。
 って、ちょっと待った。建物の外に、なにやら撮影スタッフみたいな人たちがいませんか?
 ビデオカメラに音声のマイクに。何? 何かの撮影? 取材? うわぁ、えらいところに来てしまいましたねぇ。
 とりあえず気にせずに近づいてみるか。どうせ東海テレビでしょう。はいはい、ご苦労様。とその時、建物の中から出てきたのは、あれっ、宮本っちゃんじゃない!?
 東海地区ではおなじみ、宮本っちゃんこと宮本忠博でしょ、今の。絶対そう。
 うわぁ、じゃあ、この時間だから、もしかして「ぴーかんテレビ」の生中継かなぁ。テレビの生中継に遭遇するなんて初の体験です。
 もし本当に生中継だったら、テレビに映るって可能性もないことないわけだから、是が非でも録画したいなぁ。友人に頼みのメール。ケータイのワンセグなら録れるとのことなので、一応頼んでおきました。
 万が一ってこともあるので、他の人にも連絡しておこうかなぁ。平日で家にいて録画もできそうな人…。あ、ゴマちゃんに電話してみよ。トゥルルルル…トゥルルルル…出ないや。肝心な時に役立たず。肝心じゃない時も役立たずですけどね(笑)。
 結局、近所の知人につながったので、こちらにも録画を頼んでおきました。


 そうこうしているうちに時間は過ぎ、ふと後ろを見ると、あ、宮本っちゃんが鬼太郎化してる…。おかしなカツラに、ちゃんちゃんこに、ゲタ。そして、カメラに向かって何かパフォーマンスをしています。あ、中継始まったのかな? それともリハーサルかな?
 とりあえず、遠目で見守っていても仕方ないので、建物入ってすぐの土産物コーナーに身を潜ませることに。

スーパー球

 お土産がたっぷり並んでいますね。あれもこれも欲しくなってきますけど、とりあえず今はまだ買いません。帰りにね、買いましょう。
 あっ、土産コーナーの中央に、スーパーボール入りの大きなガチャガチャがあるじゃありませんか。夏にお台場冒険王のゲゲゲ会場で出会ったガチャガチャと同じです*1。こんなものが2台も3台もあるように思えないので、もしかすると全く同じものなのかもしれませんね。
 前回は一発で運よく目玉おやじが当たってしまったので、今回は遠慮しておきますか。それにしてもこのガチャガチャ、カエルの卵みたいに見えるなぁ(笑)。

宮本突入

 撮影隊が騒がしくなってきました。中継がスタートしたのか、リハーサルなのかわかりませんが、館内に突入してくるもようです。もし本番だったらまずいので、テレビに映りたくない神田川さんは即座に退出。入り口付近の物陰に潜み、メールでもしながら様子を伺っていると、なんやかんや紹介しながら宮本っちゃんと撮影部隊が入っていきました。中でも大騒ぎしているもようです。
 そういえば、宮本っちゃん、衣装はちゃんと鬼太郎に扮してましたけど、私がお台場で買った「パッチン目玉おやじ*2をカツラにつけてる様子はありませんでしたね。ここのお土産売り場にも置いてないですし、もう生産中止!?(笑)
 そういえば、「宮本っちゃん」って書いてますけど、これだと「みやもとっちゃん」ですよね。とっちゃんぼーやみたい。ちゃんとした発音は「みやもっちゃん」ですからね。って、どうでもいい解説(笑)。いや、東海地区じゃない人はさっぱりわからないでしょうから、一応。


 さて、宮本っちゃんが随分奥のほうに進んでいったようなので、後を追って秘かに私も潜入。
 おや、鬼太郎たちがトリオでお迎えですね。こんにちは。子供たちって、こういう等身大(?)の人形とかあると嬉しいだろうなぁ。私でもテンション上がりますもん。
 あっ、今気がつきましたけど、背後にぬりかべもいる(笑)。さりげなさすぎ。トリオじゃなくてカルテットだったわけですね。そりゃすみませんでした。
 いや、鬼太ちゃんの頭に親父も乗ってるんだからクインテットか。もうどうでもいいや。


 お次はアニメの資料コーナー。モノクロ時代の第1期から、現在放送中の第5期までの設定資料が展示されています。
 こちらが貴重な第1期の鬼太郎ファミリー。ほのぼのとした感じがしますね。紙自体は白いんですけど、照明がこんな色だったので、奇抜な色合いになっております。
 昔はぬりかべに眉毛があったんですね。しかも、「口は必要時つける」そうです。適当(笑)。
 子泣きじじいも、どう見たってやる気ゼロです(笑)。
 一方、こっちは第5期。お台場で展示されていたものをもうちょっと詳しくした感じの資料でした*3。第5期のアニメ資料ブックとか出ないかなぁ。欲しいなぁ。
 あ、外から「お疲れ様でした〜」とか聞こえてきますね。じゃあ、今のが本番だったわけだ。宮本っちゃん、ご苦労様でした。


 さて、次なるアトラクションは、ブルブルふるえるちゃんちゃんこを着用して冒険するという「決戦!ゲゲゲの森」。でも、今日はテレビの中継と撮影があるため、お昼近くにならないと一般の人は入れないとのこと。あ、さようですか。まあ、大の大人が一人でちゃんちゃんこ着せてもらって参加する気ははなっからないので、ちょっと惜しい気もしますがここはスルーで。後から、ぴーかんテレビで宮本っちゃんがレポートしてるのを観て楽しむとしましょう。


 おっと、こんなところに砂かけと子泣きのコンビがいます。これまたリアルにつくられていますね。顔がでかい。子供、怖いよ、きっと。
 そういえば、まだ私がものすごく小さい頃、ちょうどテレビで第3期がスタートしたくらいでしょうか、南知多ビーチランドで鬼太郎の催しがあって、海水浴のついでに家族で行ったんですよ。
 鬼太郎のおばけ屋敷みたいなアトラクションがあったのですが、暗いし、怖い音がするし、全く先に進めず、親を困らせた記憶があります。今ならものすごくウキウキして突入できると思うのですが、あの時はどうにも怖かったですね。いつもは大好きなはずの妖怪たちでしたが、暗がりにドンと人形が置かれているだけで恐ろしくて。結局、ギャー!と叫びながら、とりあえず暗闇を出口まで駆け抜けた幼児でありました。


 はい、話を現実に戻しまして、今度はねずみ男が登場。入り口にもいたはずなのに、パラレルワールドですね。子供はこういうところ気にしますから、ちゃんと統一してくれなきゃ。
 しかも、ライティングが強すぎて、写真に撮ってもいったい誰なんだかわからない状態(笑)。腕の形が奇妙なので、きっと仕掛けで動く仕組みなのでしょうね。私には動いてくれませんでした。

イチバン

 という感じで見物終了。あとはお土産を適当に買って立ち去るとしますか。
 あ、今度は「やっぱイチバン!」の撮影があるみたいです。ちっとも可愛くない東海テレビのキャラクター・ヤッパくんが出てるやつですね。へぇ。
 おや、お土産コーナーに白衣を着た大きなおじさんが入ってきましたよ。丸々と太っています。でも、一瞬見た感じでは、見たことない人でしたよ。知らない人。あんな格好をしてるんですから番組の関係者だとは思うのですが…。
 ま、誰でもいいや。とにかく買い物しましょ。お土産の内容はまた明日。


 つづく。