どーせ蒲郡5〜湯に咲く花のように〜

シャトルボート

海を越えて

 蒲郡旅の続き。最終章です。


 せっかくここまで来たんだからってことで、温泉施設「ラグーナの湯」まで足をのばすことに。ボートで海を渡って反対側の岸まで行かねばなりません。
 ボートは怖いので、本当はバスで向かいたかったのですが、次の発車時間まで40分以上あったので、大人しく観念して、間もなく出航のシャトルボートにしました。もちろん乗客はオンリーミー(笑)。またまた貸切です。
 潮風を頬に受けながら海の上をボートは緩やかに進みます。大人になってから潮の香りってのを初めて感じたような気がします。海の上で船に乗るなんて、小学生の時にデザイン博で会場移動のシャトルボートに乗せられた以来じゃないでしょうか。気持ちのいいものですね。
 でも、もし途中で沈んだらどうしようというありえない危機感は常に持っていましたよ(笑)。

温泉

 沈没することなく無事にラグーナヒルに到着。温泉は目の前です。帰りのバスの時間をチェックして、それまで満喫するとしましょうか。
 事前の調査で、ここの温泉は何もないという情報はつかんでいましたが、本当に何もありませんでした。大きな浴槽と、軽い露天風呂と、小さなサウナと洗い場があるだけ。サウナがあるのに水風呂はなし。そんでもって入浴料は1000円とお高め。
 ま、バスタオルとミニタオルは付いてきますし、脱衣所の設備はいろいろと整っているのでいいんですけど。


 毎月1〜5日は季節の湯を開催しているそうで、今日(3日)はバッチリそれに当てはまってしまいました。ここのところは「お花の湯」ってことで、今月のお花はデンファレだそうです。
 へぇ、お風呂にお花が浮いてるなんて豪勢ですね。異国の気分じゃないですか。はりきって行きましょう。ガラガラガラ。


 扉を開けた先にあった浴槽には、確かにデンファレが浮かんでいました。ただ、私が想像していた華やかな感じとは違い、2、3本束ねられたデンファレが広い浴槽に5束ほど浮いているだけの質素な仕上がり。なんだよ、これ。何がお花の湯だ。これじゃ菖蒲湯と変わらないじゃねぇか(笑)。
 とりあえず、露天風呂に浮いていた花束は、浴槽の床にところどころあった排水溝のカバーに真っ直ぐ立てて差し込み、水中に花が咲いているように仕掛けて(笑)、上がりました。


 湯上りに脱衣所でフルーツ牛乳を飲み、大きくて立派なバスタオルだったので持って帰ってしまおうかどうしようか迷っているうちにバスの時間が来てしまったので断念。1000円も払ったのに惜しかったなぁ。

帰宅

 バスでそのまま蒲郡駅へ直行し、JRと地下鉄を乗り継いで3時くらいには帰宅いたしました。お早いお帰りで。
 帰宅途中に寄った新瑞サークルKにて、キューピーと鬼太郎のコラボストラップを見つけて購入しました。
 鬼太郎のために遥々蒲郡まで行ったというのに、灯台下暗しですね。蒲郡も明るくはなかったですけどね
 以上、長々と旅の報告おしまい。

ゲゲゲ

 というわけで、水曜に行った旅のくせに、どうでもいいレポートが長すぎてもう日曜になってしまったので、このまま恒例のゲゲゲの鬼太郎レポートのほうもいきますね。
 今回は『地獄の掟!走れ ねずみ男』です。何でしょうか、走れメロスの妖怪版ってことでしょうかね。太宰もびっくりの第27話、さっそく行きましょう。


ねずみ男が黄泉の国の入り口を封じてある霊石を盗んでしまい、地獄の亡者どもがブワァ〜っと現世に飛び出してしまいました。そんなもん盗ったらどうなるかくらいわかるってのに、いつまで経っても馬鹿さ加減が治らない男です。
●妖怪横丁は火祭りの最中。すると、炎の中から妖怪出現。地獄の閻魔大王に仕える二大副官の一人・五官王だそうです。なかなか悪そうな顔。罪を犯したねずみ男を捜しているようで、捕まえて無間地獄に落とそうってことみたい。へぇ。第3期では、罪ばかり犯すねずみ男を死刑にしろ!っていう話があって、閻魔大王に命じられた鬼太郎がねずみを懲らしめるんですが、今の世の中、やっぱり死刑はまずいんでしょうかね。
●制限時間内にねずみ男を見つけて霊石を取り戻し、亡者をすべて地獄に戻したらねずみ男の命は助けてやるってことで、鬼太郎は魂をかけて挑むことに。みんなが「あんなやつのためにそこまでしなくても」と言う中、鬼太郎はシリアスにこう言います。
ねずみ男は、意地汚くて最低の奴だよ。でも、地獄へ落ちるほどじゃないさ
 ここでOPテーマに突入。うぉい、かっこよすぎるぞ、鬼太郎! しびれた。
●森の中に放たれた亡者たち。食べ物や酒や猫ちゃんとろく子さんの入浴シーンで亡者たちをおびき寄せて捕まえるも、数が多すぎて埒があきません。油すましが「霊石を元に戻せば亡者も自然と地獄に還る」なんて今さら言うので、横丁の住人や視聴者も「もっと早く言えよ!」とツッコミを入れたところで作戦変更。
●黄泉の国の入り口付近を単独で探索していた一反もめん。何かが近づいてきます。一反は最近眼が悪くなったようで、メガネをかけて再び目をやると、おっとバケモノ登場。妖怪「邪魅(じゃみ)」であります。視力くらい妖力でどうにかしろよ。
●この邪魅、地獄に監禁されていた妖怪なのですが、先程の五官王が鎖を壊して解き放った様子。閻魔大王の忠実な家臣だと思ったら、とんでもない曲者のようです。
●で、どうなったかというと、鬼太郎がねずみ男を助けるために邪魅と必死に戦って、それを見たねずみ男が心を打たれて霊石を持って一人封印に向かい、無事事件は解決。でも、制限時間をちょっと過ぎちゃったので「魂はもらう!」と五官王が張り切るのですが、そこへ閻魔大王があらわれ、「貴様が邪味の封印をわざと解いたのはわかってるんだぞ。そこらへんにしておかないと俺様が痛い目に合わすぞ、この野郎!」的なことを言って部下を戒め、あ〜あ、よかったね、で終了。


 後半、かなりすっとばして書きましたが、今回はなかなかの傑作でした。テーマはくさい友情話ではありますけど、王道ですからね。バトルシーンも迫力ありましたし、横丁のみんなが協力してどうにかするって展開も好きです。さらに、今後、五官王がどんな展開を見せるのかこちらも気になるところですね。
 さて、本日からエンディングが「妖怪横丁ゲゲゲ節」に変わりました。毎週、歌詞の内容が妖怪に合わせて変わるってことで、初回の今週はねずみ男と小豆あらい。毎週見逃せませんね。
 次回の鬼太郎は古代妖怪「毛羽毛現(けうけげん)」が登場するようですが、仲間なのか敵なのかさっぱりわかりません。目玉おやじの古い友人のようなのですが…。乞うご期待。