万能チキラー

担々風チキンラーメン

ゲゲゲ

 さて、今週も参りましょう、ゲゲゲの鬼太郎リポート。
 今回は第29話『ネコ娘の妖怪バスツアー』。愉快な妖怪たちを見てまわる楽しいバスツアーだと勘違いしそうなタイトルですが、きっと恐ろしい妖怪が襲い来るんでしょ。怖い思いはしたくないので、私は不参加でお願いします。


●人間界で数多くのアルバイトをしているネコ娘。面接時には「猫ひろみ・21才」と名乗っていることが判明。でも“ひろみ”ってどこから持ってきたんだろうなぁと思ったら、猫ひろしからってことですね。ああ、単純。
ネコ娘念願のバスガイドに挑戦。修学旅行生から「彼氏はいるんですか?」と聞かれ、そのまま鬼太郎との妄想に突入。鬼太郎がネコ娘を抱きしめ、気味の悪いロマンチックなセリフを吐きます。ねずみ男がユメコちゃんで妄想するのと同類ですね。
●さて、話は変わって、妖怪横丁は人間界と行き来する際、灯篭に灯る「つるべ火」の炎によって全国あちこちに飛んでいけるとのこと。ただ、行き先を変えられるのは一日一回。つるべ火はパワーを使うと一日充電しなきゃいけないそうです。で、鬼太郎の家の囲炉裏で鍋をあたためているキミは充電中ですか?(笑)
●今回、修学旅行が舞台なわけですが、生徒がたくさん出てきて、やたらと名前で呼び合います。羽原さんに、二宮くんに、井森さんに、廬山くん。脇役のくせに名前までつけてもらって、何かあるんですか? こっちは頭に入れるのに必死です。しかも「はばら」さんなんて聞いたことないし、「ろうやま」くんもこじつけ感が否めません。全国のろうやまさんに失礼ですが(笑)。
●旅先の京都のホテルでお風呂に入ろうとしたネコ娘。下着を取り出そうとかばんを開けたら、一反もめんがこんにちは。「古都が好き」という嘘か本当かわからない理由で、ネコ娘のかばんに忍んでいたようです。おまえ、飛んで来いよ。何のための飛行能力ですか、まったく。
●「一反もめんがついてきちゃったから、帰りは自力で飛んで帰らせる」と横丁の目玉おやじに怒りの電話連絡をするネコ娘。ネコのケータイにはかわいい鬼太郎のストラップがついているではありませんか。ありゃ、手づくりだな。
●古井戸から現れたピンクの妖怪「狂骨(きょうこつ)」が、子供たちを狙ってうろつきます。「いろはにほへと…いろはにほへと…」とつぶやきながら、まずは井森さんを襲撃。白い灰にされてしまいます。うわ、凶暴。
●翌日、今度は廬山くんが襲われます。またも「いろはにほへと…」。なんなら「ごはんわおかま…」も使っていただいていいんですよ(笑)*1。そして、狂骨は二宮くんに「おまえは“”だからまだだ」みたいなことを言って去ります。あ、いろは順に襲ってるわけね。モリ→ウヤマ→バラ→ノミヤってことか。だから、冒頭から名前がやけに出てきたんですね。神田川さん、早い段階で鋭い。
●で、次は羽原さんが危ないってことで、羽原さんにホの字の二宮くんは走ります。途中、狂骨と猫+一反のバトルがありますが、あっさり負け。そこへ、つるべ火の能力でワープしてきた鬼太郎が現れ、狂骨を撃破します。
●さ、修学旅行の続きをはじめましょ、お姉さんが妖怪だってことはみんなには内緒よ、ってなことでめでたしめでたし。


 結局、狂骨がなぜ「いろは順」に子供を襲っていたのかは明かされないまま終幕してしまったので、歯切れが悪い感じになってしまいました。でも、存在は知っていた狂骨をアニメのストーリーで観れたのでよかったことはよかったですけどね。
 さて次回は、またもぬっくんが登場し、鬼太郎の抹殺計画を企てるそうです。いつも企ててるくせに失敗するじゃんかというツッコミはさておきまして、次回のメイン妖怪は「片車輪」。かたしゃりん? 聞いたことないなぁ。見た目は「輪入道」をさらに激しく燃やした感じですけど。
 あ、本来は「片輪車(かたわぐるま)」という妖怪だったものが、「片輪」が身体障害者への差別表現と取られることからか「片車輪(かたしゃりん)」と改称されたようです。妖怪の名前なんですから、差別用語気にしてアナグラムにしなくてもいいのにねぇ。よかった、私もオリジナル妖怪で「つんぼ天狗」とか出さなくて(笑)。
 それに、以前もぬっくんは「火取魔*2で失敗してるのに、また火かよ!と思ってしまいました。懲りないなぁ。ま、火はストーリー的にも扱いやすいのはわかりますけどねぇ。
 片車輪が片輪車になったくらいですから、なんなら帰刃させて「車輪鉄燕」にしちゃえばいいのに。掻っ斬れ!車輪鉄燕(ゴロンドリーナ!…とBLEACHが融合したところでまた来週。

BLEACH

 ここまできたついでにブリーチの話をしておきますと、ネリエル様の解放は「謳え…羚騎士(ガミューサ)」だったもよう。あんなに羊っぽい角かぶっておいて、結局カモシカかよ! 覚えにくいよ、ガミューサ。バミューダみたいで。
 能力も睡眠系かと思いきや、ケンタウロスになって巨大な槍吹っ飛ばすだけって。そりゃないよ、旦那。誰もかれも役立たず。


 そうそう、ブリーチといえば、以前から、実写版のルキアちゃんには堀北さんを推してきた神田川さんですが、浦原さんにはCHEMISTRY堂珍くんがいいなぁと思い立ちました。いや、声質とか演技力とかは除外して、単純に見た目だけで。髪型も似てるし。決定。

日清

 さて、今夜の夕食は炊き込みご飯。しかし、ただの炊き込みご飯ではありません。
 

 数日前、担々風チキンラーメンってのを食べました。チキンラーメンの担々麺風味。そんなに期待してなかったのですが意外に美味しかったです。チキンラーメンが好きで、かつ担々麺が好きなら、飛びついて良しの好商品。
 で、どうしてそんな話をここでするのかっていいますと、その時に思いついてしまったんです。これを炊き込んでしまえって。せっかく味がついてる麺なんですから、これを味付けに使わない手はありません。ほら、そばめしだってあるんだし、今は麺まで入ったラーメンおにぎりなんてのもコンビニで売ってる時代。何だってありです。
 本当なら今日は鶏の照り焼きをつくるはずだったのですが、担々チキンラーメンライスを思いついてしまったために、来週つくる予定だったチンジャオロースーを繰り上げて中華でまとめることに。だって、思いついてから今日までの数日、仕事中もずっとチキンラーメンのことしか頭になかったんですもん(笑)。


 というわけで、とりあえず調査。
 チキンラーメンの公式ホームページを覗いてみたところ、チキンラーメンを使ったいろいろなオリジナルレシピが公開されていました。やはりいろいろな応用が利くみたいですね。でも、パエリアっぽいのはありましたけど、中華風にして炊き込むってのは載ってませんでした。よし、私の勝ち。
 チキンラーメンライスをブログ検索でも調べてみたところ、ご飯と一緒に炊き込むってのは多少は出回っているらしく、いろいろとヒット。でも、やはり担々風はなし。よし、私の勝ち(笑)。
 さあ、早速つくりましょう。

チキンラーメン

 では、まいります。
 まず、具の準備。担々麺っぽくしてみましょう。ごま油でにんにくと生姜を炒め、そこへ豚の挽肉を投入。色が変わったら刻んだねぎを加えて炒めます。あとは、塩コショー・酒・醤油で味付け。冷ましておきます。辛いのがお好きな方は最初に刻んだ鷹の爪を入れてみてもいいですね。
 あとは普通に炊き込みご飯を炊く要領でお米を準備し、砕いたチキンラーメンを入れ、添付の担々風タレを入れ、先程の具を入れ、それだけじゃ味付けがちょっと弱いので、酒・醤油・ごま油・ラー油・塩コショーを足し、担々なので白ゴマをふりかけ、あとはスイッチをポン。
 炊き上がったら、冷凍のミックスベジタブルを入れて混ぜて蒸らせば「チキンラーメン担々めし」の出来上がりです。麺が多少は水を吸うので、普段よりは水をやや多めにしたほうがいいかもしれませんね。
 ほら、全然難しくありません。担々風じゃなくて普通のチキンラーメンでも、辛目の味付けをすればそれっぽくなりますし問題ないと思います。

チンジャオロースー

 続きまして繰り上がり当選のチンジャオロースーの登場です。
 まず、肉。細切りにした豚肉を酒と醤油に漬けておきます。牛でもかまいません。ある程度経ったら、余分な水分を切り、片栗粉をまぶしておきましょう。
 次に、野菜。ピーマンとにんじんを豚肉と同じ大きさの細切りにします。タケノコはすでに細切りになってるものを買って来たほうが早いですね。今は、タケノコだけじゃなくて、キクラゲやベビーコーンなんてのが一緒に入ったセットも売られてますから便利。
 最後に合わせ調味料。中華は調味料を合わせておいて一気につくるのがポイントです。オイスターソースをベースに、醤油・酒・鶏がらスープのもとなどを入れて混ぜておきます。あ、あと、片栗粉も少量混ぜて溶かしておいてください。
 オイスターソースなんてないわってかたは買ってきてくださいね。オイスターソースなんて買ってきても他に使い道がないから困っちゃうわってかたは、おとなしくチンジャオロースーのもとを買ってきてください(笑)。


 さ、加熱しましょう。鍋にごま油を熱し、にんにく・生姜・豆板醤を弱火で炒めます。香りを引き出したところで、強火にして細切りの肉を投入。くっつかないようにほぐしながら炒め、ある程度火が通ったら野菜も追加。
 軽く塩コショーをし、あまり炒めすぎてもシャキシャキ感がなくなってしまうので、適当なところで合わせ調味料をザバッと注ぎます。からまったところで完成。片栗粉が合わさってますので、適度なとろみがついて余分な水分も感じません。


 さ、食べましょうか。まずは「チキラー担々めし」から。これは美味しい。非常によいバランス。今回は中華風でしたが、もっといろんなバリエーションが楽しめそうです。いい出会いになりました。
 そしてチンジャオロースー。こちらも、まるでCookDoを使ったかのような完璧な仕上がり。久々に食べましたけど、美味しいなぁ。これをご飯に乗せた「チキラー担々チンジャオロースー丼」ってのが一番美味しいかも(笑)。
 一緒につくった「豚肉と白菜のスープ」も美味しかったですし、今夜はもう言うことないくらいの素敵なディナーになりました。ああ、至福。

スー?

 ところで、「チンジャオロース」ってよく言いますけど、正しくはチンジャオロースーが正解ですからね。スは伸ばさなきゃダメ。中国語で“細切り”を意味する「(スー)」のことですから、スではおかしいんです。


 それから、会社でお客さんから時々電話でこんな質問をされます。
「チンジャオロースーってでつくるの? それとも?」
 肉屋の私に聞かれてもなぁってことですけど(笑)。
青椒肉絲」ってのは本来豚肉を使う料理です。牛肉を使う場合は「青椒牛肉絲」という別の名前になってしまいます。チンジャオニューロースー。ただ、今はどっちの肉を使おうが「チンジャオロースー」で通るので、一概に豚だ牛だと決められやしません。
 しかし、そんな長ったらしい説明をお客さんにするのも面倒なので、こう済ませます。
どちらでもお好きにどうぞ
 要は、そんなこと自分の好きにしろってことで(笑)。