マタニティ・マナティ
ドラマ
以前もちょっと触れましたが、今クールのドラマは「ガリレオ」と「スワンの馬鹿!」をとりあえず観ています。どっちも「次回が待ちきれない!」って感じじゃありませんし、そんなにのめり込むパターンでもないのですが、なんとなく。
「ガリレオ」は、古畑みたいにもっと犯人と湯川教授の対決みたいな展開を想像していたのですが、そんな感じじゃなく、犯人が出てこない回もあったりして、ふ〜んといった具合。普段は大根役者非演技派だと私はふんでいる主演のかたですが、人間味のあまりない変わった役を演じる場合はそれほど気にならないなぁというのが収穫です。
次回は犯人役で香取さんちの慎吾くんが登場するので、とりあえずそれは大いに楽しみであります。予告を見ただけでも、凄く新鮮でしたもの。だって、「THE有頂天ホテル」は別にして、ここのところ、侍とか猿とかばかりずっと見続けてきたので、普通の役で、連ドラで、それもゲストで登場ってのは非常に贅沢ですわな。
そういえば、正式な発表はまだないようですが、来年1月のフジ月9は、慎吾くん主演のラブストーリーだそうですね。野島さん脚本の「バラのない花屋(仮)」。あくまでも仮なので、単なる噂かもしれませんけど。慎吾くんのちゃんとしたラブストーリー、見たいですよ。楽しみ。
一方、「スワンの馬鹿」は軽く観られるテイストで、気負わなくて済むので楽。マドンナ役で出演してる女優さんは、私がハマっていた「仮面ライダー響鬼」で敵役を演じてた人なので、大きくなれてよかったなぁと感慨深いです。
運転
今日の帰り際、チーフがゴマちゃんに「車で家まで送ってくれないか」と聞いていたので、あれ?と不審がる神田川さん。
神「え? チーフ、今日、車じゃないんですか?」
チ「今日、妻が産婦人科に乗って行っててさ」
もうすぐ生まれるんですよね。遅れてるみたいですけど、当初の出産予定日は今週末。
神「自分で運転して?」
チ「そう」
神「まだ運転して大丈夫なんですか?」
チ「大丈夫みたい。お腹はつっかえるけどな(笑)」
神「お腹がつっかえるのは、普段もですか?」
いくら上司の奥さんが普段から肥満体だからといって、よくもまあこんな恐れ知らずな発言が出来たものですね。私は何様だ(笑)。嫌な部下。
トークショー PART2
「今日は、××代表の○○先生をお迎えしまして、『私の整体・カイロ独立開業成功作戦』というテーマでお話を伺っています。○○先生、カイロプラクティックの専門学校への入学を決めたところまでお話いただきましたけれども、実際に入学となると準備も必要ですよね」
「そうですね。実際問題として、一番壁になってくるのがお金の問題ですね」
「学校ですから当然お金が必要になってきますからね」
「入学金に、2年間の授業料、ほかにも実習費や研修費などで、およそ200万円ほど必要になってきます」
「そうですか。そう簡単に支払える額ではありませんものね」
「ええ。当時、僕は地元の建材メーカーに勤めていたのですが…」
「それはわかりました」
「あ、会社名は…」
「言わなくて結構です」
「すみません。ちなみに地元っていうのは岐阜なんですけど…」
「はいはい、岐阜ですね。わかりましたから先を」
「大垣って、わかります?」
「ええ、わかりますけど」
「本当に? 知名度低いのに」
「細川茂樹さんのご出身ですよね」
「それは知りませんでしたけど。そうなんですか?」
「はい、ファンなので」
「いやぁ、ありがとうございます」
「いえ、別に先生のファンということではありませんよ」
「あ、そうなんですか」
「勘違いもほどほどにしてくださいね」
「すみません。僕が大垣の話題を出したばっかりに」
「気をつけてください。で、大垣にある会社にお勤めだったんですね」
「いえ、大垣は高校時代で、働いていたのは岐阜市内です」
「全然関係ない話じゃないですか」
「そうですね、すみません。あ、じゃあ、関市ってご存知ですか?」
「知ってますけど、どうせろくでもない話になりそうなので、知らないことにしておきます」
「そんなこと言わずに。関市が僕の出身地なんですけどね」
「知りませんって」
「関って刃物が有名で…」
「ちょっと誰か刃物持ってきて」
「刃物なんて、どうするんですか(笑)」
「これ以上あなたが余計なことをしゃべらないように脅すんですよ」
「またまた」
「冗談ではありませんよ」
「…わかりました」
「関市は知りません。わかりました?」
「…わかりました」
「わかっていただけたのならよかったです。で、お金のことですが」
「…あ、はい。当時の僕の給料では到底払いきれる額ではなかったもので」
「それはそうでしょうね。安月給ですものね」
「そうですけど、そんなにつっかかる言い方しなくても…」
「じゃあ、なんですか。もっとオブラートか何かにお包みしたほうがよろしかったですか?」
「包まなくてもいいですけど、もっと何か…」
「何か?」
「いえ、もういいです、すみません」
「続きを」
「額が額なので、会社を辞めてアルバイトをすることに決めたんです」
「それは大変な決断でしたね」
「夢に向かってまっしぐらでしたから」
「若者特有の輝きですね」
「そんな感じです」
「すぐに砕け散るというのに」
「え? 何ですか?」
「いえ、何でもありません。で、どういったアルバイトをなさったんですか?」
「朝、4時からお豆腐を配達する仕事をやりまして」
「豆腐ですか? あの『と〜ふ〜、と〜ふ〜』ってラッパ吹いて売り歩くやつですか?」
「いえいえ、ああいったものではなくて、業務用の卸ですね」
「あ、そうですか。そうですよね。朝4時に豆腐買いに来る主婦なんていませんものね」
「ですね(笑)。で、午後からはその豆腐店で豆腐の製造をしてました」
「お豆腐屋さんでアルバイトっていうのも珍しいですよね。何かその時のエピソードなどあったらお聞かせ願えますか?」
「そうですね…。あ、豆腐の配達の時に、ちょっとした事件があって」
「何でしょう」
「路上で台車に商品を積む作業をしていたんですけどね、台車が勝手に坂道を下っていってしまって、商品が道に転がって散乱したってことがありました」
「それは大変ですね。お豆腐がですよね?」
「いえ、その時は運よく厚揚げだったので、まだ助かりましたけど。運よくってこともないか(笑)」
「そのままの厚揚げですか? 包装とかは」
「いえ、裸です。裸のままで道に転がってしまいました」
「あの、ここから観た視聴者に勘違いされるような発言はやめていただけますか?」
「ああ、すみません(笑)」
「きちんと『厚揚げが』とおっしゃってください」
「はい、厚揚げが裸で道に転がりました」
「結構です。で、その後、どうなさったんですか? 大変叱られたんじゃないです?」
「いえ、とりあえず地面に触れていないきれいな厚揚げを集めて納品したので、バレずにすみました」
「隠蔽ですね」
「すみません」
「実は今日、そのときの豆腐店のご主人においでいただいているんです」
「ええっ!?」
「ご主人、どうぞ」
「マジっすか!?」
「嘘です。では、ここでCMです」
…つづく