神の居ぬ間に連ドラ化

妖怪

妖怪

 先日、「さざえ鬼」を引き当てた妖怪フィギュア『大百怪』ですが、新たに2個買ってみたところ、出てきたのは「大座頭」と「山鬼」でした。まあ、渋いというかなんというか。パッとしない2匹。
 ということで、そこらにあったものを集めて撮影。前回のさざえ鬼に加えて、ぬりかべがんぎ小僧も記念撮影に参加です。ホントはもっとあるんですけど、並べたらきりがないので、大人しく箱にそのまま仕舞われてます。

謎の実写

 おととい、帰りの地下鉄でサンボ(旧・出木杉くん)と一緒になったのでトーク。彼と私の会話は、BLEACHと鬼太郎と安室ちゃんでほぼ形成されております(笑)。
サ「鬼太郎の実写やってるの知ってます?」
神「実写?」
サ「名古屋じゃやってないんですかねぇ?」
神「どういうこと? 映画じゃなくて?」
サ「違います。テレビで」
神「え? ウエンツのじゃなくて」
サ「ウエンツじゃないです。毎週やってるみたいですよ、ドラマ」
神「絶対ない」
サ「やってますって」
神「そんな話聞いたことないもん。あ、昔のやつでしょ」
サ「違います。今、やってるんですよ」
神「嘘だ」
サ「観ましたもん、CM」
神「CM? ありえない」
 いったい何の話をしているんだかさっぱりわかりません。実写? ドラマ? 深夜枠でしょうか。いや、深夜枠のドラマが関東でやってて、名古屋じゃ放送してないってパターンはありえなくないですけど、鬼太郎に関してはそれはありえない。だって、放送地区じゃないとはいえ、私がそれを知らないはずがないですもん。私が掴んでいない情報をサンボごときが知っているなんておかしすぎる。鬼太郎の実写版のドラマが放送中だなんて、雑誌やネットやどの媒体でも一切目にしたことがありません。おかしい。CM? そんなはずない。
サ「この間のアニメの時に、CMやってましたよ」
神「ドラマのCM? やってないよ」
サ「見ましたもん(笑)
神「CMも飛ばさずにちゃんと見てるもん。そんなのはやってなかった」
サ「あっ、神田川さん、録画してあるんですよねぇ?」
神「してあるけど、CMはカットして編集しちゃうからもう確認できない」
サ「おかしいなぁ、絶対見たのに。『絶賛放送中』って」
 おかしな話です。でも、彼があまりに言うので、もしかしたら…と私もちょっと気になりだしました。嘘はついてないと思いますし、彼がこんなにも見たというからには、そこに何かがあるはず…。
神「おかしいなぁ」
サ「あ、鬼太郎たちが歌ってるキャラクターCDのCMあるじゃないですか」
神「うん」
サ「あれの前か後に流れましたよ」
神「やってないよ。見てたもん。あれの見間違いじゃない? 桃屋の」
サ「違いますよ。実写じゃないじゃないですか!(笑)
神「でも、他に考えられないもん」
サ「めちゃめちゃしょぼい鬼太郎ですよ」
神「ウエンツじゃないんだよねぇ」
サ「違います、違います。『何だよ、コレ』って感じの」
 あれ? 何かが引っかかる。しょぼい鬼太郎…。キャラクターソングCDのCM前後…。実写…。


 あっ!
 私の頭の中で何かが閃き、そしてサンボが口にした謎の言葉たちが一斉に一本の線につながったのを感じました。
 それ、実写版じゃないよ。アニメのエンディング曲の『妖怪横丁ゲゲゲ節』のCDのCMだ。確か、歌ってるスワベジュンイチさんとやらが鬼太郎のコスプレをして街中で歌っている映像だったはず。あれがCMのために撮影したのか、あの曲のPVなのかはわかりかねますけど。それを中途半端に見たサンボが勘違いしてしまったとしたら、すべての情報が合致します。
 私がそのことを彼に告げると、なかなかすぐには納得できない様子。でも、実写だし、ウエンツじゃないし、こんなこと言っちゃアレですけどしょぼかったですし(笑)、CMが流れたタイミングもバッチリですし。
サ「でも、毎週絶賛放送中って言ってましたよ」
神「それは、『アニメが』ってことじゃない?」
 そう。アニメのエンディングテーマなんですから、CMでそこを推すのは当たり前。
 ああ、よかった。謎が解けて。私の知らぬ間に実写ドラマが放送されてたまるもんですか。