不衛生な試験会場

川野太郎

臭い

 焼肉の後で、洋服に焼肉のにおいが染み付いてしまって困るってことはよくありますよね。常識。
 でも、洋服にカレーのにおいが染み付いてしまって困るって体験は初めてです(笑)。ココイチでカレー食べただけで、あの威力はすごいなぁ。4900円の罰。

ゲゲゲ

 早速行きましょう、「ゲゲゲの鬼太郎」鑑賞ツッコミレポート。今回は第33話『大逆襲!日本妖怪』。西洋妖怪とのバトルはいよいよ後半戦に突入です。


ねずみ男による先週のあらすじを終え、本編の続きに突入したわけですが、皆さん前回と顔が違いすぎるんですが。気になっちゃいます。せっかくの前後編なんですから、作画スタッフ統一してほしいなぁ。
●前回のラストでミイラ男・バルモンドにドカンとやられちゃった鬼太郎。バルモンドは「地獄の鍵をよこせ」とミウに迫りますが、そこで鬼太郎が白目で奮起。ズドン!と凄い音がします。ザコどもと戦っていた仲間の妖怪たちも「何だ、何だ」と気になってます。
 あれ?前回、吸血コウモリに吸われて気を失いかけてたぬりかべが、知らぬ間に元気になって二つ目オオカミをひねり潰してるじゃありませんか。一週間経つと、いろいろなことが変わってるわけですね。砂かけの燃える赤い砂も普通の砂に戻ってますし。品切れ
●音の正体は、特訓したての鬼太郎の新必殺技・指鉄砲でした。バルモンドさんのどてっ腹に大穴が空いています。バタリと倒れるミイラさん。不死身ですからどうせ生きてはいるんでしょうけど、前回は心臓刺されてもビクともしなかったくせに、腹に穴を空けられたら一応は倒れるんですね。ま、そうじゃなきゃ話が展開しませんので。
●ブチ切れた鬼太郎は、さらに両手の指を突き出します。え、まさか、その10本の指から指鉄砲撃つんじゃないでしょうね。うわ、撃ったぁ〜!!! しかも、マシンガン。こんなの、フランクリンの“ダブルマシンガン”じゃないですか(笑)。志々雄真実だけじゃ飽き足らず、HUNTER×HUNTERからもいただいてしまいましたか。私もテンション上がりまくり。
 暴走した鬼太郎は指マシンガンを乱発射。島中に降り注いでザコどもはバタバタと倒れていきます。もう「千本桜」状態。白哉さんも鬼界ヶ島に来てらっしゃるみたいです(笑)。仲間も危ない危ないってことで避難。
●散々撃ち終わった鬼太ちゃんは意識を失い崖から海にドボン。それを追って、「鬼太郎さ〜ん!」とミウちゃんもレッツダイブ。って、岩に包帯で縛られてたくせに、そんなに簡単に拘束解けるんなら、もっと早く自分で逃げなさいよ。都合良すぎ。
●鬼太郎を失ってしまった横丁メンバーたちは敵討ちで大暴れ。子泣きじじいは石化した上にグルグル回転し、さらにトゲトゲのいがぐり状態に変化してフランケンにアタックするという新技披露。砂かけばばあも、一反もめんを握って振り回し、巨大な砂嵐を発生させて大暴れ。皆さん暴走です。そして、目玉おやじのもとへ海からちゃんちゃんこが飛んできました。持ち主がいなくなっちゃったって証拠です。無念。
●鬼太郎を助け出したミウちゃん。海岸に引き上げますが、残念ながら鬼太ちゃんの心臓は止まっておりました。何度も体を揺すぶりますが、そんなことで生き返ったら、世の中ゾンビだらけになってしまいますわな。
 ここでミウちゃんの回想シーン挿入。12年前、母親が息を引き取る際に、ミウは何かの力を伝授された模様。あ、これがきっと地獄の鍵なわけですね。アマミ一族は地獄の鍵の在り処を知っているんじゃなくて、地獄の鍵そのものを守っているわけだ。
 で、場面は現在に。困ったミウちゃんが「これ以上好きな人が死ぬのは嫌だ!」と想いを込めると、鬼太郎にパワーが注がれ息を吹き返します。ここで、地獄の鍵は鬼太ちゃんの体の中に移った模様ミウちゃんは鬼太郎が生きてることを目玉たちに知らせに走りますが、バルモンドに捕まってしまいます。ほら、大人しくしてないからそういうことになるんです。
●大暴れした横丁メンバーたちはおおかたのザコどもを撃破したようです。とそこへ、フランケンが。砂かけたちに襲いかかります。と思ったら、子泣きじじいにやられたフランケンが倒れ掛かってきただけでした。よくあるパターン。フランケンは倒しましたが、ドラキュラ・魔女・狼男の若手チームは一時撤退してしまったようです。
●謎の洞窟でお宝を探すねずみ男。ダイヤモンドを見つけてはしゃいでいたところ、ドラキュラたちに見つかり殺されそうになります。そこへ現れたのは目玉おやじ。鬼太郎のちゃんちゃんこを首に巻きつけてマントにして颯爽と登場。ピョンと飛んで、棒切れでドラキュラたちをペシペシを叩いて回るという攻撃に出ます。あれ、いつからギャグ漫画になったのですか? ドラキュラたちも「痛ッ、痛ッ」って言ってないで、そんな目玉さっさと叩き落とせよ(笑)。
●そこへ包帯がシュルシュル〜と伸びてきて、全員縛られて洞窟の奥に連れて行かれます。そこにいたのは案の定バルモンドさん。「ちょっと派手にやられたので、おまえらの妖力を分けてくれ」だそうです。包帯を通じて、ドラキュラたちや目玉のパワーを吸い取ります。魔女っ子ザンビアが「私はベアード様のお気に入りなのにこんなことしてタダじゃすまないわよ!」と訴えますが、「あんな歴史の浅いベアードごときに従ってられっかよ、馬鹿野郎!」ってなことで却下。調子に乗っております。やっぱりベアード様が絡んでいるわけですね。西洋妖怪のボスなので当然。
●同じく妖気を吸い取られ中だったねずみ男ですが、パワーが汚れているのでミイラくんに放り出されました。そりゃそうだ。あんな輩のパワーを吸収したら、臭くてたまりません。ヨロヨロと逃げ出したねずみ男は、島人たちを牢屋から救出中の横丁チームと遭遇。あっちで目玉おやじが大変なことになってるぜぃと報告。
●ベアードを裏切って暴走中のバルモンドさん。「こいつさえいれば、ベアードなんてどうでもいい」と人質のミウちゃん登場。バルモンドはみんなに島の秘密・地獄の鍵について説明。そこへ「そこまでだ」と単身現れたのは五官王。何やら企んでいそうな彼ですが、果たして…。
 五官王ミウちゃんは顔見知りのようで、ここからお二人のテレパシーDEトークがスタート。地獄の鍵が西洋妖怪の手に渡りそうになったら、その前にミウを消せと閻魔大王から命を受けて五官王はやってきたようです。ミウちゃんも五官王の姿を見たときからそうだと確信し、覚悟は決めていた様子。「鬼太郎さんの命を救えた今、私の命などどうだっていい。私には力がないけど、せめて心だけでも、みんなのために命をかける鬼太郎さんのようにありたい! 五官王様、私を殺すのは今です!さあ早く!」。そして剣を手に飛び出す五官王。グサリ。
●しかし、五官王の剣が貫いたのはミウちゃんではなく隣のミイラくんでした。何っ!? よくある展開ではあるけれど、神田川さん興奮。さらに「閻魔大王様は仰った。鬼太郎の生きている限り、鬼太郎のために戦えと!」と五官王カッコイイ!! 五官王さん、いい奴じゃないですか。疑ってすみません。ま、前科があるあなたも悪いんですよ。
●バルモンドは「鬼太郎の弔い合戦のつもりか」と吐き捨てますが、そこへ暗闇から声が。「それは何のことだい?」。復活の鬼太ちゃん登場!! いいなぁ、今回はキメ台詞が多くてヤバイ。
●復活したはいいけれどまだボロボロの鬼太郎。一方、不死身のバルモンドはなんと巨大化。他局の戦隊モノのモンスターと同じ手です。日曜の朝にはうってつけですね。包帯をドリルにしたりロープにしたりで鬼太郎を襲います。ミウを奪おうとするバルモンドに「許せない!」とブチ切れた鬼太郎でしたが、その時、胸に炎のマークが浮かび上がります。地獄の鍵が覚醒しかかっているようで、鬼太ちゃんはまたも意識不明に。「その鍵をよこせ!」とバルモンドが手を伸ばし、鬼太郎ピンチ!
 とその時、巨大バルモンドの頭にズガン!と何者かの蹴りが入ります。あ、この足は…。
●蒼坊主兄さんだっ! 僕らの蒼兄さんが来てくれた! 彼が来るかもって展開をすっかり忘れていた神田川さんには効果絶大。最高潮に盛り上がってます(笑)。蒼の登場でさらにパワーアップした日本妖怪たち。バルモンドの繰り出したミイラ男たちをバッタバッタとやっつけます。でも、もっと技を見せてくれると思ってた蒼坊主でしたが、「遅れた分は働くぜ」と言っていた割には杖で殴るだけ(笑)。幻覚攻撃見たかったなぁ。蒼兄さんを連れてきた呼子ももちろん到着してますが、戦闘の詳細なし(笑)。
●さて、五官王の助言により地獄の鍵を解放する鬼太郎。“地獄の業火”を召喚です。って、この召喚シーン、えらく気合入ってますね。胸に光る鍵が変形したりする感じなんて、セーラー戦士の変身シーンさながらの仕上がりムーンプリズムパワーメイクアップ!!子供たちが歓喜するつくりになっております。もちろん神田川さんも歓喜(笑)。
●地獄の業火を召喚した鬼太郎は、髪の毛が燃え盛るというとんでもないビジュアルに。そして、頭からのびた炎を歌舞伎の連獅子のようにやたらめったら振り回す「獄炎乱舞」という荒技に突入。五官王曰く、“地獄の究極奥義”だそうで。鬼太ちゃん、今日2度目の暴走。そして、バルモンドさんは高いテンションのまま燃えてしまいました。燃えて死ぬところまで、志々雄さんを倣うんですね。ご苦労様でした。そして洞窟崩壊。
●意識を失っていたドラキュラご一行様。目を覚ますと、目の前にはベアード様が。びびりまくる彼らでしたが、今回の失態はバルモンドのせいだから特におまえたちは気にすることもないさと恩恵を受け、セーフ。でも、まだまだ不甲斐ないから次回はもっと奮起してもらわねば困るよ、本物の妖怪大戦争はこんなもんじゃないからな、と軽い脅し。ベアード様曰く、彼らは「ヤングジェネレーションズ」だそうです。今後もこのトリオが登場するか気になるところ。ま、オネェ狼男と魔女っ子ザンビアはともかく、リーダー格のはずのドラキュラ三世は2週にわたって手下のコウモリを操ってハハハと笑っているだけの登場だったわけですから、次回頑張っていただかないとどうしようもない。
 で、気がついてしまったのですが、このベアード、口調がジャニーさんに似てます(笑)。ヤングジェネレーションズの3人を「YOUたち」って呼ばないのがおかしいくらい(笑)。次回からもっと気をつけて聞いてみましょ。
●いかだに乗って島を離れる鬼太郎たち。獄炎乱舞を使って意識を失った鬼太郎は5日間目覚めなかったそうです。みんなで長居したわけだ。「今回はみんなを守れたのだろうか…」と自問自答する鬼太郎でしたが、仲間の妖怪も誰一人欠けず、島の人たちも全員無事だったので「これを成功といわずして何という、胸をはれ」と親父が宥めます。一足先に地獄へ帰還した五官王も、ネコ娘にもらった霊界符を地獄でながめながら物思いに耽っております。素直じゃないんだから。そういえば、このお守りも特にストーリーの本筋に絡まなかったですね。
●地獄の鍵はしばらく鬼太郎が預かることになったそうです。体の中で。そうすれば今後ミウちゃんたちが狙われることもないでしょうし、閻魔様も鬼太郎が持っててくれれば安心ですし。閻魔大王の許可なしに鍵を開くことは禁止らしいので、この炎の連獅子舞を拝めるのはしばらく先になりそうです。でも、「地獄の業火」って言われてもそんなにインパクトがないのは、雪女の回*1ですでに使っちゃってるからなんですよねぇ、地獄の火。火の妖怪もたくさん出てきちゃってますし、ちょっと使いまわし感。惜しい。


 はい、長い長いレポート終了。今回、かなり面白かったです。先週の前編で結構盛り上がったので期待はしてましたが、それ以上の出来です。熱くなりました。現に、指マシンガン乱射のところと、蒼兄さん参上のシーンでは、テンション上がりすぎて、テレビ観ながら声出してましたから(笑)。いい年して何やってんだか。
 往年の鬼太郎ファンにはどう映るのかわかりませんけど、少年ジャンプ大好きの若者たちにはウケがいい展開だったと思います。ああ、もう一回観よ(笑)。
 あれ? そういえば、ミウちゃんの弟のカイくんてどうなったのさ(笑)。後編出てこず。
 というか、横丁から出発したいかだに乗ってないと設定上おかしくないですか? 誰も触れないし。可哀想に。
 単なる捨て駒ですか。

訂正

 ちょっと前に書いた鬼太郎の実写騒ぎですが*2、PVじゃなくて静止画像でした。
 でも、サンボは確か「ねずみ男もちゃんといました」とも言ってたんだよなぁ。おかしいなぁ。ま、記憶ってのは曖昧ですから。

試験

 鬼太郎を観終えてから地下鉄に乗ってエスに向かった神田川さん。地下鉄の駅を出ると、看板をもった女性が寒そうに道に立っていました。この近くに何かの試験の会場があるらしく、その案内人。看板に赤い大きな矢印が貼られています。
 それを見て、高校時代に受けた模試の日の出来事を思い出してしまいました。


 その日は校外の模擬試験。会場となる大学の最寄り駅まで到着したのはいいものの、一人で行くのは何だか心細くなり、「誰か知ってる人来ないかなぁ…」と淡い期待を抱いて改札口付近で待ち伏せをしておりました。
 そこへやってきたのが、同じ部活の暴れ太鼓さん。彼女も一人だというので、一緒に会場へ向かうことに。しかし、地下鉄の階段を昇って外へ出た途端、二人ともそこからどう行けば会場へ辿り着けるのかさっぱりわかりません。時間が早かったのか、あたりを見回しても模試会場へ向かっているような人は誰も見当たらず。お互い「一人じゃなくてよかった」と思い、相談した上で、とりあえずそれっぽい方向に歩き始めました。
 進み始めた二人。そこに会場があると信じて。しかし、随分歩いたにも関わらす、いっこうに大学らしき建物は見えてこない。これは道を間違えたんじゃなかろうか…。二人ともそのことに薄々感ずいてはいました。そして、「こっちはやめたほうがいい」と意見が一致し、駅まで速効逆戻り。
 すると、一定方向に進む人の流れを発見。あ、これだ。ついていくと、無事に会場に辿り着きました。二人は再び「一人じゃなくてよかった」と再認識。危ないところでした。


 ちなみにその模試、会場内に振り分けられた指定の教室に入ると、まわりは知り合いだらけ。隣同士でくだらない会話に夢中になっていると、試験管が近づいてきて「もう国語、はじまってますよ」と言うではありませんか。え?いつの間に!? 驚いて辺りを見回してみましたが、やはりやたらとざわついています。試験中のようなあの静けさは微塵も感じられません。
 試験管が「さっき始めの合図言いましたよ」とさらに詰め寄ってきたので、「聞こえなかった。もっと大きな声で言ってくれないとわからない」と言い返してやりました。とんだ学生だなぁ(笑)。
 そういえば、その模試会場で、川野太郎にそっくりな学生を発見したのを憶えています。しかも3人も(笑)。かなり似ていた記憶があります。貴重な体験。どうでもいいですけど。


 と、思い出話を繰り出したところで、気持ちよく耳エステ終了。ありがとうございました。
 地下鉄の駅の前まで来ると、先ほどの女性がまだ看板を持って立っていました。おや、ご苦労様。しかし、その看板の矢印が大変なことになっていました。
 どんな方角にも対応できるよう、矢印の中心がピンで留められていて、グルグルと方向を変えられる看板なのでしょうね。何かの拍子に触ってしまったのか、右を指していたはずの矢印の方向がズレて、ナナメ右下を指しちゃっているではありませんか
 しかも、偶然にも、それが指す先の地面にはマンホールが。ただ今、こちらの下水道にて試験が行われている模様です(笑)。