クロケット・絆
魅せられて
高校時代の話。駅から学校までの道中に魚屋さんがあったのですが、ある朝、その前を通ったら、同じ学校の男子生徒が立ち止まっているのを発見。魚屋の角のあたりを眺めて、なぜかうっとりしている様子でしたが、私の位置からは何を見ているのかは死角になっていてわからず。近づいていって覗き込むと、そこに置かれていたのは蟹でした。
というわけで、今夜の夕食は予告通りカニクリームコロッケです(どういうわけだよ)。
カニクリ
カニクリームコロッケは食べるのは大好きですが、自分でつくるのは初めて。でも、きっと出来ると信じてトライ。要領はわかってますから。ま、カニクリームコロッケなんて冷凍のを買ってきても充分美味しいですのでそちらをオススメします。それでも面倒なかたは、お惣菜屋さんで揚げたてをお買い求めください。
じゃ、つくりましょう。まず、鍋にバターをとかし、玉ねぎのみじん切りを透き通るまで炒めます。そこへ、カニ缶を投入してさらに炒めること数分。白ワインで風味を付けたら、缶詰のホワイトソースを入れて混ぜ混ぜ。塩コショーやコンソメで味を整え、いい頃合で加熱終了。あまりゆるくならないように気をつけてください。私はカニの風味をUPさせるため、カニソースなる液体も仕上げに注入いたしました。で、粗熱をとって冷蔵庫へ。ここまでがおとといの話。
で、昨日。ほっぽり鍋を食べて満腹になった後で、冷やしてあったタネをコロッケのサイズに小分けしてラップで包んで、今度は冷凍庫へ。凍ってないと、衣が付けにくいですので。はい、ここまでが昨日。
そして、今日は、その凍ったタネに衣をつけて、油でカラッと揚げるだけです。面倒で手間な作業でも、3日間に分けてしまえば苦痛も回避されます。
はい、出来上がりました。
さすがにクリームなので、揚げた際に中身が飛び出しちゃうモノも多少ありましたけど、食べられればよし。いただきます。
準備段階の味見の際からわかってはいましたが、ちょっと塩加減に失敗して塩辛かったです。バターやホワイトソースに塩分が含まれてるのに、あまりかまわずにコンソメとか塩とか入れてしまったので。でも、成功です。美味しい。
中身のクリームをつくった時の味見では「これははてさて美味しくなるのか?」と疑問視していた部分もありましたが、ちゃんとコロッケの形になってしまうと美味しさが違いますわな。衣はカラっと、中はトロ〜リという理想のクリームコロッケに仕上がりました。ご馳走様。
しかし、3日前から始まった一連のこのカニクリームコロッケ作業、これで終わりではないのです。
そもそも、カニクリームコロッケをつくりたくてこのプロジェクトが動き出したわけじゃないんですよ。本編は明後日の日曜のメニューのため。その過程で今夜のコロッケが派生したってだけで。
ということで、日曜は、カレー*1、じゃがいもピューレ*2に続く待望の“サプライズバーグ”シリーズ第3弾・カニクリーム編をお届けいたします。乞うご期待(って、読者が食べられるわけじゃないけど)。
絆
さて、今日はWOWOWで舞台「コンフィダント・絆」の放送がありました。そう、春に2度の東京遠征で観劇した傑作舞台。*3 *4。
で、その放送を前に、今日は祝日ながら午前中だけ数人で出社。11時には帰れるとふんでいたのですが、かのゴマちゃんがミスを連発し、やらなくてもいいはずの仕事が複数勃発。なんだかんだで時間は13時前。ああ、お腹すいた。
急いで帰宅したところで、13時半から始まる放送には間に合いそうもなかったので、リアルタイムで観るのはあきらめました。どうせ録画してあるんだし。
で、帰宅後、昨夜のほっぽり鍋の残りにきしめんをぶち込んで煮て食べながら放送を途中から軽く観て、さあ、追っかけ再生で最初からちゃんと観ようかなぁと思ったのですが、来月末に控えている東京観劇の移動の新幹線の中で観るのが最適かなぁと思い直しました。
一緒に東京まで「恐れを知らぬ川上音二郎一座」を観に行く鍛冶屋さんに、車内で観る?とメールで聞いてみたところ、「見る!」即答されたため、鑑賞は12月30日までお預けとなりました。時間的な尺も往復でちょうどいいですしね。感動は少し先延ばしです。
ちなみに、音二郎を観に私と鍛冶屋さんが東京へ赴く日、偶然にも破産係さんもKinKiのコンサートを観に東京行きだそうです。奇遇(笑)。