カニクリシンフォニーNo.5

一反もめん

プレゼント

 こちら、先日、サンボから新たに貰った鬼太郎のガチャガチャです。ガチャガチャの景品のくせに、カプセルから出てきたのは小さなガチャガチャ。なんですか、このミニチュアは。そして、組み立ててみると、そこからまた小さなカプセルが出てくる仕組み。カプセルに目玉も一個混じってます。
 私、鬼太郎は好きですけどね、幼児じゃないのでこういった類のガチャガチャは要らないかなぁ(笑)。人形じゃなきゃつまらない。せっかくなので貰ってはおきますけど、これ以上はノーサンキューでありんす。

ゲゲゲ

 ということで、「ゲゲゲの鬼太郎」ツッコミレポ参りましょうか。今回は第34話『妖怪横丁の地獄流し』です。
 えっと、地獄流しってのは、悪さをした人間どもを鬼太郎が生きたまま地獄へ流しちゃうって恐ろしいお話のはず。以前の「ゆうれい電車*1のようなパターンでございますわな。では、スタート。


オープンカフェでバイト中のネコ娘ろくろ首。まもなくボーイフレンドの鷲尾さんとデートってことで、ろく子さんは浮かれ中。
 一方、宝石店にて強盗事件発生。3人のギャングが宝石を盗んで逃走しますが、そこに鉢合わせたねずみ男が人質になり、車で暴走。警察に追われているうちに、車の目の前に子供が飛び出し、それを助けるために、デート中だった鷲尾さんがかばって撥ねられてしまいます。ろく子さんの悲痛な叫び、そして火曜サスペンス劇場のような衝撃的なBGMでオープニングタイトルスタートです。
●CM明け、ギャングのボスは謎の取調べを受けてます。「強盗と殺人を犯してここに来た」とか「俺は一度死んだのかもしれない」とか「地獄を見た」とかそんなことを並べ立てています。ラストシーンからさかのぼるパターンなわけですね。いったい彼の身に何が起きたのか。
 でも、気になるのは「強盗と殺人」って言葉。結局、車で撥ねられた鷲尾さんは死んじゃうってことなんでしょうか。子供向けにしては衝撃的な死です。それが事実でないように祈るばかりです。
●はい、時は戻りまして、逃走中の車での会話。手下が「警備員撃って、宝石盗んで、このまま捕まったら間違いなくヤバイですよ」なんてことで怯えているので、先の殺人ってのはこの撃たれた警備員のことなんだと納得。お悔やみ申し上げます。
 ここで人質のねずみ男は取り引きを。絶対捕まらない場所に案内してやるから、宝石を下さいなと提案。しぶしぶ乗ったギャングたちを妖怪横丁へと案内します。
●撥ねられた鷲尾さんは病院のベッドの上で昏睡状態。ろく子さんが祈りを捧げています。鷲尾さん、命が危ないってのに、ご家族の方はどなたもおられないんですか?(笑)
 しかも、病院の名前が『蛙耶椎中央病院』。まったく読めません。かえるやし? 当て字かと思っていろいろ思考しましたが断念です。
●横丁に辿り着いたギャングたちは、ねずみ男との取り引きを破棄して大暴れ。丸毛をボールにしてサッカーしたり、白坊主の顔に落画きしたり、河童の皿に小便ひっかけたり、やりたい放題。そこへ秘かに地獄からお迎えのバスが到着。それを見た鬼太郎たちは「ああ、あいつらかわいそうに」みたいなテンションになります。
●夜になり、手下ギャングの一人が落ちていた巨大なダイヤモンドを拾います。覗いてみるとダイヤを通して見たことのない景色が広がっており、そこはどうやら地獄だと判明。そのタイミングで例のバスがお迎えに。乗せられていってしまった様子。
●残る二人のギャングは「吉田がいなくなった」と多少騒ぐも、そのうちどうでもよくなってきたみたいで、鬼太郎の居場所を求めて彷徨います。横丁一強い鬼太郎をやっつけて、この町の王様になろうって魂胆。
 道中の森の中、やたらとカラスが騒ぐので、ボスが手下に拳銃を手渡します。あ、これで空を撃って威嚇してカラスを散らせるわけですね。ところが、ダンッ!ダンッ!ダンッ!ダンッ!と銃声が4発。そして、バタリと落下してくるカラスたち。威嚇じゃなくて射撃ですか。しかも、銃声は4回のはずが、死んだカラスは7羽。どんなミラクルですか。射撃のプロでも困難な技を、暗闇の中、簡単にやってのけました。あんた、違う道で生きた方がいいよ
●鬼太郎の家に到着した二人。留守中ってことでボスは寝始めます。外にキラリと光るものを見つけた手下が駆けつけると例のダイヤ。同じ現象が起こり、再びお迎えのバスに乗せられてしまいます。ボスが目覚めると一人きり。「おい、豆村!どこ行った!」。あ、豆村さんって言うんだ。かわいそうに、あんたの部下の吉田と豆村は一足先に地獄へ旅立ちましたよ。
●そこへ帰ってきた鬼太郎。超ローテンションで語りかけます。恐ろしい。家のまわりには横丁の妖怪たちが集結。昼間はギャングどもにしてやられっぱなしの妖怪たちでしたが、今度は皆さん一様に恐ろしい顔。「おまえらなんか怖くないぞ!」と言って拳銃をぶっ放すボスでしたが、豆腐小僧が舌で受け止めてニヒヒヒヒ。おい、ドラゴンボールの世界かよ(笑)。そして、妖怪たちに追われてバスに乗り込んでしまいます。
●運転手はもちろん鬼太郎。すでにバスは地獄へと突入しております。地獄の亡者も次々と乱入。おっと、どうするか。とここで、最初の取調べシーンに追いつきます。気がついたらここにいたそうです。おかしな夢を見たとか散々な目に合ったとか嘆くボスでしたが、実はまだこの取調べ現場も地獄で、目の前で尋問している相手も化け物だということを彼はまだ知りません。
●あんな悪人ばかり地獄に行って、閻魔大王も大変だなぁと呟く鬼太郎。鷲尾さんも息を吹き返して、めでたしめでたし。


 さて、次回の鬼太郎は、横丁メンバーが温泉旅行に出かけるもよう。予告では、貴重な入浴シーンが公開されておりましたが、ぬりかべがタオルで前を隠していたのが印象的。おまえ、いつも裸…というか壁だろうが(笑)。

ドラマ

 「SP」が面白いです。はい、とても。23時からという遅めの時間にも関わらず、視聴率もいいようです。
 今クールは「ガリレオ」と「スワンの馬鹿!」を観てきたわけですが、どっちも「ま、観れなかったら観れないでいいか」という扱いになってきてしまい、次週が気になるほど熱くなれるのは「SP」と「デス妻」だけになってしまいました。
 で、そのSPですが、昨夜の放送、テロリストと岡田くんとの緊迫した対決シーンで、何やら聴き覚えのあるBGMのイントロが。そしてダンダンダンダンと鳴り響くティンパニのリズム。
 うぉ〜、ショスタコ、キターーーーー!!
 ショスタコーヴィチ交響曲第5番・終楽章が、舞台となっている病院に響き渡ります。雅子チックに言い換えると『ファイナルシンフォニーNo.5』(笑)。高校時代、嫌というほど奏でたあの名曲を再び耳にし、何とも言えない感動。同じ境遇で、昨夜これを観ていた人がいたら、やはり不思議な気分になっていたでしょうね。しかも、結構な尺で流れてましたから。我々の時とは違って、もちろんトランペットは輝いていました(笑)。

クッキング

 今夜の神田川クッキングは、先日の予告通り、サプライズバーグの第3弾・「カニクリハンバーグ」の登場です。蟹と栗じゃないですよ。さるかに合戦じゃないんですから。カニクリームね。
 そもそもどうしてここに辿り着いたかといいますとですね、カレー*2、じゃがいもピューレ*3とやってきて、今度入れるとしたらホワイトソース系のクリームだろうなと思ったんですね。で、何味のクリームにしようかなと思ったときに、クリームといえばカニクリームだろってことで決定。牛肉とカニの相性がどうなのかとかは置いておいて(笑)。


 先日のカニクリームコロッケ*4の際に残しておいたタネがあるので、中に入れるクリームは準備万端。
 上からかけるソースは、カニといえばトマトだろうってことでトマトソースに落ち着きました。そんなに手もかけていられないので、缶詰のトマトソースを買ってきて、オリーブオイルで炒めたにんにくとみじん切りの玉ねぎと白ワインと合わせて、ちょっと煮込んで出来上がり。味も適当に調節。
 ハンバーグのほうは、毎度の手順でこねこねし、中に凍ったカニクリームととろけるチーズを入れて包んで、後は焼くだけ。片面焼いたら、ひっくり返して白ワインで蒸し焼きにします。


 はい、出来上がりました。
 付け合せは、マカロニとブロッコリーを茹でて、それにオリーブオイルとガーリックと唐辛子の輪切りを絡めてペペロンチーノっぽくしたもの。薄い塩味です。
 いただきましょう。
 あら、随分大きくしてしまったので、長いこと蒸し焼きしたのに中のクリームがまだ冷たいや。いけない、いけない。あわてて電子レンジでチン。これで中まであったかです。
 どれどれ。うん、美味しいですね。思った通りの味。何ていうんですか、ハンバーグとカニクリームコロッケが一緒に乗ったプレートありますよねぇ。あれをまた合体させてひとつにしちゃった感じ。ま、そのままですけど(笑)。ちゃんとカニの味もしますし、ソースとの相性も抜群。
 マカロニのほうも、トマトソースと一緒に食べればトマトソースのパスタみたいですし、中のカニクリームと一緒に食べればクリームパスタみたいですし、この付け合せも正解でした。
 ま、一言で言えば「贅沢」ですな。普通、こんなもの中に入れませんから(笑)。


 サプライズバーグの第4弾がいつになるかわかりませんが、皆さんからも中の具を募集いたしますよ(笑)。何がいいなかぁ。麻婆豆腐とかも美味しそうだなぁ。