伊太利亜の風に吹かれて

kandagawabbc2008-01-21

イタリアン

 先日、お弁当に、玉ねぎとピーマンをケチャップで和えただけみたいなおかずが入っていて、小学校時代の嫌な思い出が蘇ってしまいました。
 給食で「イタリア風サンド」ってメニューがあったんですけどね、それが玉ねぎとピーマンとマッシュルームとベーコンか何かをケチャップで和えたものを、スライスチーズと一緒に食パンに挟んで食べるものだったんです。それが嫌いで嫌いで。
 今は大丈夫ですけど、当時はピーマンが大の苦手でしたから、ちょっとでも入っていようものなら嫌悪感が発動。しかも、たとえピーマンが抜かれていても絶対美味しくなさそうですもん。どこがイタリアなのかご鞭撻願いたい。だから“”が付いているわけですが。ま、トマトとチーズですから、イタリアっていえばイタリアか。大きく括れば。


 でも、“〜風”ってのは絶大な力を持っているもので、何にでもとりあえず“風”をつけておけば、そこらへんが曖昧になるという非常に便利な用語です。
 同じく給食に「ほたて風味フライ」ってのがありましたけど、私は当時はそれが本当にほたてだと信じて疑いませんでしたもの。中身、かまぼこなのに(笑)。でも、真のほたてを知った今、あのほたて風味フライのほうが私は好きだったかもとも思います。


 で、ピーマンに話を戻しますが、普通、給食の人気メニューといえば、「カレー」とか「スパゲティ」とか「焼きそば」ですよね。ちびまる子ちゃんでもみんな大喜び。
 でも、私はそれらを特に美味しいと思ったことなかったんですよね。不思議。どうしてだろうと後々考えてみると、ピーマンが入ってたからだと思い当たりました。どれもピーマン入りだったんです。
 ピーマン嫌いの子供たちのためにやってたことだとは思いますけど、そんなことでピーマン食べられるようになるなら親も苦労しませんから、やめていただきたいですね。好きになる時は勝手に好きになるもんです。


 そういえば、小学校の泊まりの野外学習の際、夕食にピーマンを半分に切ってそのまま焼いただけという恐ろしい付け合わせが登場し、おののいた当時の私は隣にいた子に差し上げました。ピーマン好き!と満面の笑みで答えてくれたので。
 憎きピーマンを食べてもらったんだから感謝はしたものの、心では「ピーマン好きだなんて、何だ、こいつ」とちょっと引いてました(笑)。