G線上に消えた雪

kandagawabbc2008-04-20

ゲゲゲ

 本日のゲゲゲの鬼太郎は、第54話『吸血鬼エリート』。ギターをかき鳴らして襲いくる吸血鬼の登場です。


●大臣に犯行予告が届き、屋敷を警備する護衛たち。「蟻の子一匹、いや、コウモリ一匹入れやしません」みたいなことを護衛が言ってますが、普通、こういう時の「いや」ってのは、その後にもっと小さな対象を掲げるもんでしょ。例えば「人っ子一人、いや、蟻の子だって入れません」みたいに。相手が吸血鬼なんだからコウモリってのはわかりますけど、そのへんはどうなの。
●今回の相手は「吸血鬼エリート」。なんですけど、名前はジョニーなんですって。ややこしい。というか、普通はエリートって名前なんですよね。いつもの鬼太郎なら。でも、鬼太郎の前身である「墓場鬼太郎」で、このエリートのもととなったキャラクター「霧の中のジョニー」って吸血鬼が出てきまして、それと合わせた結果、こんな面倒なことになってるようです。どうして合わせたんだろう。エリートでいいのに。墓場〜を見た視聴者が混乱しないようにでしょうか。普通に混乱しちゃいますけど。だって、エリートなんだけどジョニーなんですよって。「エリート吸血鬼のジョニー」なら通じますけどねぇ。
●で、今回のジョニー、デザインがあまり評判よろしくないようです。私も思いました。いつもと何だか違うんですよね。いいときはいいんですけど、角度とか表情とかによって全然別人に見えます。鼻がおかしいのか、髪型がおかしいのか。ま、とにかくおかしい。
●でも、声優は豪華。石田太郎さんです。コロンボの。ゲスト声優が豪華な時は結構もったいない使い方をされることが多いですけど、今回はものすごくちゃんとしゃべってました。素晴らしい。
●人間界では鬼太郎の存在は都市伝説となっているそうです。へぇ、そうなんですか。普通に商店街に買い物来たりしてるのに。
●ギターの音色に操られてジョニーの屋敷に拉致された鬼太郎。血を吸っても死なないことから、ジョニーは「ロリポ」という毒薬で鬼太郎を液体に変えてしまう作戦に。コロリポンって。しかも、毒薬の小瓶に「KP」って略語まで書いてあるし。そして、そんなふざけた名前の薬をたらされて、鬼太ちゃんは液状化してしまいました。
●このあたりまでの流れは、先日の墓場鬼太郎と内容が同じですね。なんだか墓場とのコラボみたいで楽しめました。同じストーリーでも作品が違えばいろいろ違うぞと。
●液体になった鬼太郎を集めて壺に入れて、恐山にある妖怪大病院へと運びます。運び屋はかわうそくん。壺に入れて布みたいなフタかぶせてしばってあるだけなのに、水中を運んだりして大丈夫なのか?とつっこんだのは私だけじゃないはず。
●妖怪大病院にいたのは、妖怪医者オソレという妖怪。大病院と言う割には、このオソレ先生しかいない感じ(笑)。治療費は一億円だというオソレ先生でしたが、かわうそがとれたての鮎を渡したらオッケーですって。何だ、その価値観。一億の鮎かよ。その鮎、私にもオクレ。
●治療にとりかかるオソレ先生。ボールに液体鬼太郎を入れて、泡立て器でホイップ。塩コショーも入れたそうです。ふざけすぎです。こんなんで1億円払えるか。
●なんだかんだで復活した鬼太ちゃん(塩コショー味)がジョニーと再バトル。ギターをかき鳴らすジョニーに、耳をふさいで対抗する鬼太ちゃんでしたが、脳に直接メロディーを送り込んでいるため、そんなことは無駄だよとジョニー。そこで鬼太郎が編み出した秘策登場。屋敷の外に横丁メンバーの鼓笛隊が現れ、太鼓やらラッパやらをめちゃくちゃに演奏し、ジョニーの演奏をかき消すんだそうです。脳に直接って言ってたくせに、そんなむちゃくちゃな作戦で成功しちゃうんですよね。よくわかりません。
●ジョニーのギターの暴走で屋敷が燃え上がり、炎の中での対決に。要のギターも鬼太郎に壊されたジョニーは、大コウモリに姿を変え、鬼太郎に襲い掛かります。それでもなかなかジョニーは強いので、ここからどうやって逆転するのかなぁと思ったのですが、鬼太郎がジョニーが胸にしまっていたコロリポンの小瓶を毛針で破壊し、コロリポンがあふれ出て、ジョニーは液体になってさよなら。なかなか見事な展開です。ま、コウモリになったくせに、コロリポンを胸元にしまってたって無理やりな設定はふれないでいきましょう。


 ジョニー役の石田さんがよかったですし、ストーリーも面白くて、なかなかいい出来だったんじゃないでしょうか。チョイ役で再登場したピーとモンローもご苦労様でした。

昼食

 またもナシゴレンをつくって食べました。今回はエビを入れて。
 グリルしたチキンと目玉焼きを乗せたので、もうナシゴレンなんて隠れちゃって見えやしませんが(笑)。美味しかったですけど、前回のほうが美味しかったかなぁ。定義がよくわかんないし。
 アジアな料理にハマっている神田川さんですが、来週は「ガイパットガパオ」をつくる予定です。ガイパットガパオで通じる人は果たしてどのくらいいるのでしょうか。

夕食

 先日の旅行で祖父が立派な桜エビを買ってきてくれたので、今夜はかき揚にして食べることにしました。
 具は、桜エビの味が活きるようにシンプル。玉ねぎとにんじんと三つ葉。玉ねぎのかき揚げだなんてそんな庶民的すぎるかき揚げつくったことなかったですけど(厭味)、たまにはいいですよね。あれはあれで美味しい。
 
  さ、いただきましょ。前回かき揚げをつくった時には、というかつくろうとした時にはとんでもなく失敗して結局おかしな料理にシフトチェンジしましたが*1、今回は油と材料の温度差がちゃんとついていたのか、ものすごく美味しく揚がりました。食べていて、こんなに「サクサク」聞こえるかき揚げははじめてちゃんとつくれたかも。桜エビも大きめなので、すごくエビの味がしますし。
 これは、天ぷらうどんにしても食べたいし、天丼にしても食べたいし、天茶にしても食べたいくらい上手にできました。余は満足です。ごちそうさまでした。

デザート

 今日はそれだけじゃ飽き足らず、デザートまでつくってしまいました。
 先日のかぼちゃプリン*2でプリンつくりに目覚めてしまったようで、その第2弾。目覚めた割には、次に取り掛かるのがやけに遅い気もしますけど(笑)。
 あのかぼちゃプリン、ものすごく美味しかったですし、食べた人の評判もすこぶる良かったんですよね。みんなから「すごく美味しかった」と絶賛されて。とろとろ加減も甘さもちょうどよかったみたい。パステルに置いてもらおうかな。いや、かぼちゃに売り上げが集中しちゃうからダメですね(天狗になりすぎ)


 で、今回は何のプリンかといいますと、ティラミスプリンであります。
 おけらさんの祝賀パーティーの時につくろうと思ってて、やっぱりやめちゃったティラミスを絡めてあります。リベンジ。だって、つくりかた見たらちょっと面倒だったんで。今回はプリンなので、適当にやれば出来るでしょう。
 えっと、卵黄をグラニュー糖を湯せんにかけながら混ぜ、そこへマスカルポーネチーズを入れてさらに混ぜ、グラニュー糖と板ゼラチンを溶かして冷ました牛乳を入れて混ぜ、生クリームを入れて混ぜ、とりあえずこれは完成。クリームチーズじゃなくてちゃんとマスカルポーネを買ってくるところが気合い入ってます(笑)。
 で、砕いたクッキーに、赤ワインと水と砂糖とインスタントコーヒーを染み込ませたものを容器に敷き、そこにさっきのチーズクリームを流し入れ冷蔵庫へ。ある程度かたまったところへ、ゆるめにホイップした生クリームを乗せ、ココアをふりかけます。容器の外にもココアがふりかかってしまうのでちょっと大変です(笑)。で、仕上げとして、粉砂糖で飾ってみました。


 はい、できあがり。3層のティラミスプリンです。
 ちょっとわかりづらいですけど、粉砂糖の模様はなんだかわかりますか?
 ト音記号です。ほら、オシャレ(笑)。
 ★印にしようかなぁ、何にしようかなぁと考えていたのですが、寸前で思いつきました。あ、ト音記号
 ト音記号を厚めの紙にプリントして、それを上手にカッターで切りぬいて、それの上からステンシルっぽくしてふりかけてみました。こんなことまでよくやりますわ(笑)。もうちょっと大きめにすればよかったんですけどね、まあ、いいや。


 さ、そろそろちゃんとかたまったころかな。そう思って冷蔵庫を開けた瞬間、驚愕の現象が姿を現しました。
 ト音記号が消えてる…!!!
 あんなにがんばってつくった粉砂糖のト音記号が、跡形もなくなっています。どうやら、粉砂糖が水分を吸収して透明になってしまったみたい。えー。そんなことあるんですか。お菓子なんてつくらないから知りませんでしたよ。うわぁ、残念。フタしちゃってたからこもっちゃったのかなぁ。くそぅ。これじゃ、ただ甘さをプラスしただけになっちゃう(笑)。
 でも、よかったです。祝賀パーティーでティラミスつくって、粉砂糖で「Happy Wedding」なんて書いてたら、出す時には消えてた可能性もありますからね。縁起悪いったらない(笑)。消えたのがト音記号ごときでよかったです。
 というわけで、ト音記号で飾られたプリンを目にしたのは私一人となってしまいました。よかった、早く写真だけ撮っておいて。貴重です。
 味はまだわかりません。あまりのショックで食べてないもので(笑)。