灰の中の伝説
島の伝説
今日は、イワシから聞いた島時代の話。正確には、イワシも母親から聞いた話らしいので確かかどうかわかりませんけど。
とある日、島の住人が亡くなりました。当然、お通夜やお葬式を行うわけですが、火葬の際にちょっとした事件が勃発。
焼き終わり、骨だけになっているはずの遺体から謎の物体が発見されたそうです。ちょうどこぶし大くらいの黒い塊。果たしてこの謎の塊はいったい何なのか。
よく、体の悪いところが焼けなくて残るとか言いますよね。そういう現象が起きたのでしょうか。それとも、燃えないから棺に入れちゃいけない類のものを誰かがこっそり入れちゃったとか。
いろいろと候補は挙がりながらも、正体ははっきりと判明しないまま、一同はそのかたの家に移動したそうです。
しかし、意外な形でその正体が浮き彫りになることに。そこの家で振る舞われた料理に原因がありました。出されたご飯がものすごく硬かったそうです。カチンカチン。硬くなっちゃったとかいうレベルを超えた強度。
ほら、棺って、茶碗一杯分のご飯を入れますよね。カチコチのご飯を目の前にして、一同はみなあの謎の物体の正体がこれだと思い浮かべたそうです。
…って話なのですが、そんなバカな(笑)。
いくら硬いご飯でも、焼けば灰になるでしょう。いくらありえない硬さだったとしても、炊いた米ですよ。残るはずがない。
ま、そうであったにせよ、そうでなかったにせよ、隠岐諸島がミステリアスだってことには変わりありませんね。
ハルオの伝説
葬式といえば、先日、お焼香する機会があったゴマちゃん一家。父・ハルオは平気で焼けた灰のほうをつまんでいたそうです。後ろから見てたら、腕がビクってなってたって(笑)。そりゃ熱いさ。コントさながらの実生活です。